Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

映画「じんじん」試写会

2014-08-25 | ボランティア

 音訳ボランティア「グループあかね」の代表のTUさんは、絵本の読み聞かせボランティアの「らっこの会」の会長さんでもある。今度、北海道上川郡にある小さな町、剣淵町の「絵本の里」を舞台にした映画「じんじん」を高岡でも上映しましょう、と言う活動を発ちあげ実行委員をしておられる。私たち「グループあかね」のメンバーもほんの少しだが応援することになった。

 8/23(土)、高岡ふれあい福祉センターで映画の試写会があったので紹介します。(トップ写真は多目的ホールのようす。スタッフの皆さんは「じんじん」とネーム入りのTシャツを着ておられる。まず、剣淵町の副町長さんのご挨拶。
 剣淵町は、旭川市の北方にある人口4000にも満たない小さな町。農業、酪農、畜産の盛んな町。20数年前から「絵本の里」として絵本による町づくりを目指しているそうだ。2007年、俳優の大地康雄さんが自作の映画「恋するトマト」の紹介に北海道を訪ねた時、ぜひにと請われ、「絵本の里」を訪れたそうだ。そこでは町民が子ども達に絵本を読み聞かせ、豊かな心を育んでいた。絵本に目を輝かせる子ども達の姿を見て、大地さんは親子の絆や明るい未来につながる「絵本の力」に感動し、映画作りを目指す。そして完成したのが、この映画「じんじん」です、と結ばれた。             

 はるばる北海道、剣淵町から来られたのだ。↓は、剣淵町の「絵本の里」の様子。(ネットから)             
  さすが北海道、建物も大きければ、館内の図書館のスペースも広々としている。映画ではこの館の中に、本棚で囲ったような小さなスペースがいくつもあり、そこへ三々四五に子どもたちが集まり、好きな絵本の読み聞かせを聞いていた。    

                    

                    

  映画は、「スローシネマ」という方式で、映画館のない小さな町や村でも公民館などで上映できるシステムを採っている。高岡での実行委員長の神保さん(左)。自宅を開放して、私設図書館「やえもん文庫」を作っておられる。右は、「高岡らっこの会」会長の津幡さん。「高岡らっこの会」は、保健センターでの3か月児健診終了後の親子に、絵本を読み聞かせをし、絵本2冊などの入ったパッグをプレゼントする。ブックスタートと呼ぶそうだ。高岡市でうまれたすべての赤ちゃんが対象です。

                                 

 物語は、夜、いろりの傍で子ども達に昔話(怪談)を語るおばばの話から始まる。(これが迫力があり、ぞくぞくする)
 その昔話を聞いていた子どもが大人になり、その二人を演じるのが、剣淵町で農場を経営している佐藤B作と松島で大道芸人をやっている銀三郎(大地康雄)だ。銀三郎は、田植え時期には幼なじみの農場へ手伝いに来る。ある年、都会から農業研修に来た女子高生のグループと一緒になる。いがみ合いながらも距離を縮める銀三郎と女子高生たちだったが、ただ一人の少女だけ心を開かない…。 実はその少女は…。彼女は子どもの頃に父親からお話を聞くのが大好きだった。そのお話は父親の創作童話。でも、話の続きを父親から最後まで聞くことはなかったのだった。

    

 出演者は、大地康雄、佐藤B作、中井貴恵、村田雄浩、小宮孝泰、中田喜子、小松美咲、井上正大、絵沢萌子、若村麻由美、板尾創路、手塚理美・・・  監督は山田大機。

 本上映は、10/25(土)14:30 と 18:00のニ回。  ウイングウイング高岡 4Fホール。
 チケットは、一般、シニアが1000円(当日券 1500円) 小中高生は当日券のみ800円。

 誰もが、子どもの頃、何らかの形で絵本との係わりを持っています。我が子や孫に絵本を読み聞かせた経験もおありでしょう。懐かしく思い出されます。そして北海道の広大な畑地や牧場の風景に心が癒されます。