Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

映画「マレフィセント」

2014-08-14 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 ”夏休み・観能、観劇、ライブ、映画の日々”の最後は、映画「マレフィセント」だ。8/9(土)は、我が町内の納涼祭。例年、隣の保育園の園庭(市の遊園地も兼ねている)で行われる。台風の前日だったが、朝からテント張りの音が聞こえた。ここ1年間、何度もブログに書いたが(しつこいほどに)、娘も息子も世話になった保育園、朝は、園児の「おはようございます」が聞こえ、園庭で遊ぶ声、お散歩のお出かけ、鼓笛隊の練習、屋上プールの水遊び、夕涼みなどなど、キッチンの「見晴らし窓」から鯨ならぬ、子どもたちを眺める老後を想像していたものだ。が、2階建の厨房が建ち状況が変わった。初めての今年の暑い夏はたまらなかった。朝8時、目の前の換気扇がうなり出す。窓からの風はない。日中からエアコンの世話になる。もう、園庭に出ることはないだろう。納涼祭の食券も今年から卒業することに。義理買いすることもないだろう。夜は映画観賞をしよう、と早くから決めていた。見る映画も決めていた。18:35スタートの「マレフィセント」、字幕版である。

 ↓は、映画館前のポスター。主演のアンジェリーナ・ジョリーは頭に角があり、頬骨が高く、真っ赤な暑い唇のメークで、肩に大きな翼をつけている。            

 ディズニーのアニメ、「眠れる森の美女」で、オーロラ姫に魔法をかけた悪い魔女のマレフィセントを主役にした実写映画です。

 妖精の国と人間の国が隣り合わせの位置にあり、間に巨大な森があります。人間の国の青年ステファンと妖精の国の女王マレフィセントは恋に落ちますが、人間の国の国王が死ぬ間際に妖精の国を攻め落とした者に王位を譲ると言ったのを聞き、マレフィセントを騙して彼女の立派な翼を盗んでしまします。ステファンは王になり、マレフィセントは空も飛べず、力を失います。が、人間の青年に魔法をかけ、自分の翼の代わりに自由に飛びまわる鳥にして片腕とします。
 ステファン王に王女が生まれ、小妖精たちがお祝いに駆けつけ贈り物をします。そこへ現れたマレフィセント、「オーロラ姫が16歳になる日の日没前に、指を糸車の針に刺されて永遠の眠りにつく」と言う呪いをかけます。許しを乞うステファンに対し、マレフィセントは「真実の愛」のキスによって呪いが解かれる以外に、呪いは解けないと続けます。マレフィセントは真実の愛などないと考えており、つまり絶対に解けない呪いだったのです。

 王は国中の糸車を集め地下室に閉じ込め、姫に3人の小妖精をつけ誰も知らない隠れ小屋で養育します。オーロラ姫がだんだん成長して行くのをマレフィセントはこっそりと眺めています。そのうち可憐な姫はマレフィセントと友達になって行くのです。…この辺でお話しはストップしましょう。ぜひ、ご覧になってお楽しみください。
 素適な王子も登場しますが、王子のキスではオーロラ姫の眠りは覚めません…。さて、どんなハッピーエンドが?

 私好みのとても楽しい映画だった。マレフィセントのカッコよさと貫禄もさることながら、オーロラ姫が可愛らしい。りんごのほっぺたの健康な生き生きとした可愛らしさ(当然だがアニメと違う)。特に幼少の頃をアンジーとブラッドピットの実の娘さんが演じており、あどけない笑顔が何とも言えない。

 次に、VFXが「ハリポタ」ととてもよく似ているのだ。動く木や不思議な動く生物が出て来るわ、屋敷しもべのドビーみたいな妖精がたくさん登場するわ、とても楽しい。オーロラ姫を育てる3人の小妖精の一人は、なんとホグワーツ魔法学校のアンブリッジ先生、あのピンクのスーツを着ていた意地悪な女性校長、この映画ではチョッととぼけた妖精役。

 ディズニーは、チャイコフスキーが大好きだったそうで、バレー組曲「眠れる森の美女」の音楽をアニメ版でアレンジして使っている。”Once Upon a Dream”(いつか夢で)である。この曲が美しい。吹き替え版では大竹しのぶさんが歌っているとか。

 と言うわけでいろいろな楽しみ方を味わえる映画でした。お子様、お孫さんとご一緒にどうぞ。