Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

「龍尚会」‘11

2011-06-20 | 能楽

 6/19(日)は「龍尚会」能楽発表会の日だった。昨年も紹介したが、笛方職分の瀬賀尚義先生の笛の会の年1度の発表会である。昨年までは3月だったが、今年から6月に入れ替わった。

 私にとっては、2月以降毎月1,2回はあった発表会の前半の最後で、この後しばらくこのような会はない。しかも、去年に引き続き、出番は4回もあるが「連調連管」だけ、しかも中の舞はないので、よほど気楽だった。

 久しぶりにお会いする方や、何十年ぶりに会った昔の知人がおられて嬉しい一日となった。何枚か写真で紹介する。
 ↓は、左が居囃子(いばやし:舞のつかないもの)「右近」のようこ姫さん。昨年の舞働きに続き、今年は中の舞。長いので最後まで息が続くか心配しておられたが、見事に
吹き切られた。
 右は、これも居囃子「竹生島」。小鼓が、風子さんの友人のTaさん。一年ぶりにお会いした。
             

 ↓は、舞囃子「船弁慶」の車伸代先生。平知盛の亡霊が、義経や弁慶の一行の前に現れる場面だ。
   

 ↓は、連管「下がり羽一段」。昨年は、連調連管だったが、今年は、太鼓は上田先生だけ。笛は総出演のようだ。後方に子どもの姿がちらっと見えるが、小学生と中学生の少年が二人笛方で頑張っており、K新聞の写真は、その写真だった。
   

 嬉しかったことの一つ。ようこ姫さんの「右近」が終わり、次の連調連管の出番を待っていると一人の男性が傍に座り、「もしかして・・・ではないですか」と尋ねられる。「はい、そうですが」と答えると、「私は・・・」と自己紹介された。40年以上前の知人だった。そう言えば、笑顔に中学生の頃の面影が残っている。若い頃習っていた太鼓を、今年1月から13年ぶりに再開したのだそうだ。「右近」の太鼓方が彼だった。力強い、立派な太鼓だな~と思いながら聞いていたが、さすが若い頃に身につけた技は違うと感心する。

 しばし、当時の話に花が咲き、出番を忘れるほどだった。今年は、家に用事があり直らいの会は失礼して帰ったが、他にも何人かお話したい方がおられたのだが残念だった。