蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

『マリア様がみてる 子羊達の休暇』 感想

2004-08-31 22:06:43 | マリみて
夏休み前の我が家の会話

嫁 「今年の夏休みどこ行く?」
私 「軽井沢(即答)」
嫁 「え、去年も行ったじゃん」
私 「今年の軽井沢はちょっと違うの」
嫁 「ふーん、まいっか」
私 (ニヤリ)

ええ、違うのですよ、全く違うのですよ!今年の軽井沢は!
マリみてを読む前の軽井沢と読んだ後の軽井沢では!!
そんな訳で(半ば強引に)軽井沢に行ってきました。

旧軽で遊び、万平ホテルでお茶して、アウトレットでお買い物ときっちり「庶民」軽井沢を満喫しました。
もちろんミカドコーヒーのモカソフトは外しませんよ。
もちろん祥子さまのように1週間別荘に滞在とかじゃなく、2泊3日ペンションですよ。「庶民」ですから(泣)。

そんな「庶民」としては蔦子さんや真美さんでなくとも祥子お嬢様の夏休みを見てみたいというのは世の必定。
そして本編、そんな期待を十分満足させてくれる内容でした。
#前置き長っ!

■ポイントとしては3つほど
1.庶民代表の祐巳視点で見るお嬢様の休日
2.祥子さまの内面描写
3.成長する祐巳の姿
だと思うんですね。

1つめのポイントは完全にエンターテイメント重視で素直に楽しめましたが、今回特筆すべきは祥子さまの内面に踏み込んできていることですね。
これまで祐巳の視点でしか祥子さま像は見えてこなかったのですが、前巻のラストあたりからこういう描写が入ってきてますね。
家族に対する想いとか、自分の弱点とか、こういう表現が入るので恐れ多くも祥子さま美しい・・・から祥子さま実はかわいい・・・なんて思うようになったりするんですね。

■最後の祐巳は
圧巻で、レイニーブルーを乗り越えた二人に怖いものは無いみたいな。
こういうイベントを積み重ねて磐石の態勢が築かれるんだろうな。
そして祐巳は次のステップへという感じになるんでしょうね。

■意外なところでは
瞳子ちゃんのイメージが少し変わりましたね。
後続巻を読んでいるので分かりますが、この頃から祐巳に対する気持ちが変化してきているんですねぇ。

■何はともあれ
読者としても夏の休暇を楽しめた気分です。
軽井沢に行かれる方はまず本書を読んでから行くことを強くお勧めしますん(どっちやねん)。

今週のジャンプ 40号 感想

2004-08-31 13:03:19 | ジャンプ感想
昨夜は予想どおり、プロジェクトの引継ぎで帰宅が深夜1時を回りました(ふぅ)。
休み明け初日の先制パンチはKO並の威力を発揮した模様です。
だからジャンプ感想は短めです(このための言い訳かよ)。

■waqwaq(ワークワーク)
藤崎先生、お帰りなさいませ。さすが、という初回でした。
何か期待感を持たせつつ、安心して読めますね。
世界観はナウシカを彷彿とさせたのですが、何となく1つの世界では終わらない気もしますね。
「神」とされる女の子はセーラー服ですからね。明らかに別世界の住人でしょう。

防人(さきもり)が7人しかいないという設定は(防人に対して)なかなか厳しいですね。
シオの場合、「神」を匿ったことで更に厳しい。
普通の人間とも機械とも異なる立場なんで、その辺の苦悩とか孤独とかをシオの成長と共に描いて欲しいなぁ。
特に父親からの自立があっさりしていた感じもあったので。
いずれにせよ、藤崎先生お待ちしておりました。

えー、ちなみに私の指はワークワークのカラーページをめくった後にマリみてのプレミアムブックカラー広告でとまり、暫く動くことが出来ませんでした。

■武装錬金
「さよならは言ったはずだ、別れたはずだ」
このブラボーの言葉の後、私の脳内では「地獄を見れば、心が渇く~♪」と続きました。
そうです、装甲騎兵ボトムズの主題歌ですよ!!!
和月先生、もうこれだけで僕は満足です。
「戦いは飽きたのさ、定めとあれば 心を決める そっとして置いてくれ 明日に ああ 繋がる今日くらい」(しつこい)

ブラボーの名前が防人(さきもり)なのはワークワークとも期せずして重なって皮肉ですね(悲)。

■デスノート
私の個人予想は完全に外れました。
しかしこの展開を完全に予想していてる人もいました。
私が尊敬するサイトの方なのですが、完全に読みきってましたね。
ほんと、すごいな。
そのうち、許可を貰ってリンクを貼らせてもらおう。

■ブリーチ
東仙のいう「平和」って何だ?というのが今回作者が読者に振ったテーマなのかもしれません。
ソウル・ソサイエティって本当に「平和」なの?みたいな。
東仙には見えない目でそこを看破して欲しいんだけどな。
そして剣八。
彼はやはり破壊者なのかもしれない。
けれど、それは見せかけの平和を破壊する破壊者なのかもしれません。
解放者としての一護、破壊者としての剣八、こんな対比もいいですね。