5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

事故多発地点

2008-08-14 22:32:37 | 社会
ガソリンが高い高いと喚く割りにお盆の街中を走る車は少なくない。

リッター180円というのは、スーパーで買うミネラルウオーターとほぼ同じかそれよりも安い金額なのだから、ものは考えようと納得し、賢い消費者は慌てぬもの。アメリカのガソリンも近頃では値下がり傾向のようだから、秋口には日本のガソリン値下げが聞こえてくるかも。

今日は、歩行者や自転車乗りの数は普段よりすくないようだと思ったが、中心街に近づくと舗道はいつもどおりのスクランブル状態。油断をしていると自転車に引っ掛けられることになる。

近頃は、歩行者と自転車のレーン分をしている舗道も少しずつ増えているが、むかしながらの癖というのか、歩行者も自転車も右へふらふら左へふらふらと気儘な動き。中には自転車レーンを威張って歩く頑固歩行者や、歩行者レーンの最内を狙って突っ込む自転車野郎もいるから、区分通行ルールなぞあったものではない。

伏見のR19沿いに最近完成した自転車専用道路を横に見ながらしばらく歩いたが、この専用道を走る自転車乗りたちを見かけることはなく、行き交う自転車の皆が皆、舗道上をスイスイとゆく。歩行者マインドでケッタ乗りは相変わらずである。不断の臨場指導を行わなければ、歩行者リスクはなくなりそうもない。

名駅南3丁目の交差点信号で立ち止まって一息、見上げると交通信号の腕木に「事故多発地点」のスチール短冊が取り付けてある。

ここは、交通量の多い南北幹線の江川線と、堀川から下り勾配の若宮大通がやや斜めに交差する、ドライバーには見通しのききにくい問題の交差点だ。自転車の無理な横断が事故になることも多い箇所だから、事故多発地点であることは間違いはない。比較的大きな交差点になると、所々で見受けるこの短冊、過去に交通事故が発生した箇所につけられるサインなのだろうか。

それにしても、短冊のサイズが気になった。地名表示や方向指示板にくらべてその小さいこと。

この表示が掲げられる意味はドライバーの注意喚起が目的なのだろうが、通過するドライバーは、目的信号の変化に視線をあわせるだけで、その左側にある短冊を読む余裕より、他の車の動きに注意を払わねば、それこそ事故の元だ。

停止中の車両にしても、都市高速の橋脚の下、交差点の向こう側にある小板を読んで、その意味を自分のこととして考える運転手がどれだけいるのだろうか。それとも、これはドライバーではなくて事故を取り締まる警察側が再認識するためのものなのだろうか。

歩行者・自転車・自動車、それぞれ勝手な思惑で勝手な方向へ落ち着きも無くせかせかと動き回るお盆の光景である。


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