5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

類は友

2021-05-01 22:05:31 | 社会

5月2日のコロナ、全国では5879人が感染(延605576人)
59人(累10398人)が死亡した。愛知県では350人(延34425人)が感染確認されている。

気になるのは、現時点のコロナ重症者が全国で1050人と、1月27日を上回って過去最多を記録したということ。専門家は変異ウイルスの影響を指摘とあるが、いわれなくともそれ位はわかる。

相続をする面倒はいろいろあるものだと、当事者になって初めて認識を新にしている。姉の夫(義兄)と長女(姪)の死亡年月日をしらべる必要があり、施設入居中の姉に聞けばわかるものを、コロナで面会不可ということで、ひょっとする墓石に彫られているかもしれないとヒラめき、万歩を兼ねて旦那寺の墓地に出かけた。久しぶりのことだ。

昨日の雨は止んだが肌寒い。冬ものの上着をひっかけていてちょうどよい。GWだが墓参をする家族の姿は見えず、墓地には自分がひとりきり。墓を探してさっそく裏に廻ったのだが、ザンネン、故人の命日は彫られていなかった。よくある話だ。

隣の墓には我が父母が眠っている。墓石の周辺で伸び始めた雑草を抜いて、無沙汰の詫びにした。墓地を出て万歩を再開する。寺の隣を走る国道一号線、マイカーの交通量は結構ある。皆どこへ行こうというのだろうか。

30分ほど歩いて大型スーパーに立ち寄る。家人の注文で野菜を購入せねばならない。ところが、館内は大賑わいなのだ。マスクはしているものの、混雑で距離が取れない。変異株に襲われるリスクは回避せねばなるまい。ここでの買い物は諦めた。駅に近い小型スーパーで間に合うはずだ。

急いでスーパーの外に出て深呼吸を一発。持参のマウスウオッシュを含んでクチュクチュやりながら、万歩を継続する。

2つの県立高校のグラウンド横を抜けると、どちらも、野球部員たちがフイール度整備や模擬試合で動き回っていた。元気なのはいいが、全員ノーマスクなのが気になった。下校時はもちろんマスク装着をせよという指示なのだろうが。

途中にある地元のうなぎ屋には、車で乗り付けた家族連れたちが次々と入っていく。ここの鰻は辛めのタレをたっぷりつけて皮をカリッと焼いてくる。見かけはわるいが好きな味でコスパも高いと思う。今日は排気扇から流れ出る香ばしい匂いだけで我慢をし、店横の路地を抜けてゆけば、小型スーパーへの近道だ。

大混雑だった大型スーパーの傍系だが、思ったとおりこちらは客がまばら。ソーシャルディスタンスは充分に取れて、ゆったりと家人の買い物が完了した。

〈birds of a feather flock together〉という諺を思い出した。

日本語なら〈類は友を呼ぶ〉とか〈牛は牛連れ馬は馬連れ〉と訳されるのだが、大型遊園地しかり、都心商業地しかり。隣の行動を真似て合わせていないと自分が取り残されそうな漠たる不安にかられる日本人的心理というのはありそうだ。

折角のGWなのに、遠出も出来ない市民たちが単能サービスの小型スーパーではなく、多様なサービスを並べてみせる大型スーパーに集まって安心するのも同じだろう。何を買おうというわけでもないのに、ただなんとなく集まってくる。

ほとんどがマイカー族。動く鉄の箱にいればコロナ感染はしないとでも考えているかのようだ。だがしかし、今はコロナの非常時。GW明けに我が町発の感染者が増えないことを祈るのみだ。

 

 


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