午後3時の気温は19度、風も無くポカポカと暖かい春の陽気である。
上着を脱いで、シャツにコートを羽織って出かける。住宅の生垣の周りを飛ぶ一匹の蝶を見つけた。今年初めてお目にかかる黄色の小型の蝶。モンキチョウだろうか、それともキチョウだろうか。
庭の花をめがけて飛んでゆく。暖かい晴れた日が、ちょうどいい羽化のタイミングに当たった元気な蝶はやがて垣根を回って見えなくなった。こちらも上着を脱いでなんとなく羽化した気分である。
家々の玄関先に据えられたポットにも色とりどりの花たちが陽光に輝いている。ホームセンターなどで買うのだろうか、どこの家庭も似たような見栄えがよくて安価(失礼!)な洋風の小花ばかり。持ち主の個性は無いが、それでも水遣りがされた元気な花たちならば、通りがかりのこちらの眼を楽しませてくれるのだから、イヤミはやめておこう。
夕方の大須花市場では、明日の朝市用の材料がちょうど届いたところ、納入の最中だった。円高で花のマーケットは好調なのだろうか。チューリップのところでも書いたが、観賞用の花や植物も輸入品が増えているのだろう。花市場に収められるものは国内育成だろうが、種苗や球根などが外国から入っている可能性はとても高いのではないだろうか。ひょっとすると、ここでも安値攻勢の中国が輸入相手ということなのかもしれない。
再び、蝶の話に戻ると、朝日新聞の2月18日の記事に「マニアが放蝶? 中国原産種、首都圏で繁殖 在来種駆逐」とある。
中国産のチョウ「アカボシゴマダラ」が首都圏で分布を広げているというのだ。コレクターの中では美しくて珍しいチョウが人気のようで、この「アカボシゴマダラ」はインターネットで競売されるほどの人気らしい。問題なのは、この蝶が生態系を乱す「要注意の外来生物」に指定されていること。一部の違法ビジネスや奇矯なコレクションが知らず知らずに人間の生活環境を壊し始めているというホラーである。
こうした人為的なグローバル化を至極迷惑に感じているのは、春に帰ってきた奇麗な蝶であり美しい花たちに違いない。
上着を脱いで、シャツにコートを羽織って出かける。住宅の生垣の周りを飛ぶ一匹の蝶を見つけた。今年初めてお目にかかる黄色の小型の蝶。モンキチョウだろうか、それともキチョウだろうか。
庭の花をめがけて飛んでゆく。暖かい晴れた日が、ちょうどいい羽化のタイミングに当たった元気な蝶はやがて垣根を回って見えなくなった。こちらも上着を脱いでなんとなく羽化した気分である。
家々の玄関先に据えられたポットにも色とりどりの花たちが陽光に輝いている。ホームセンターなどで買うのだろうか、どこの家庭も似たような見栄えがよくて安価(失礼!)な洋風の小花ばかり。持ち主の個性は無いが、それでも水遣りがされた元気な花たちならば、通りがかりのこちらの眼を楽しませてくれるのだから、イヤミはやめておこう。
夕方の大須花市場では、明日の朝市用の材料がちょうど届いたところ、納入の最中だった。円高で花のマーケットは好調なのだろうか。チューリップのところでも書いたが、観賞用の花や植物も輸入品が増えているのだろう。花市場に収められるものは国内育成だろうが、種苗や球根などが外国から入っている可能性はとても高いのではないだろうか。ひょっとすると、ここでも安値攻勢の中国が輸入相手ということなのかもしれない。
再び、蝶の話に戻ると、朝日新聞の2月18日の記事に「マニアが放蝶? 中国原産種、首都圏で繁殖 在来種駆逐」とある。
中国産のチョウ「アカボシゴマダラ」が首都圏で分布を広げているというのだ。コレクターの中では美しくて珍しいチョウが人気のようで、この「アカボシゴマダラ」はインターネットで競売されるほどの人気らしい。問題なのは、この蝶が生態系を乱す「要注意の外来生物」に指定されていること。一部の違法ビジネスや奇矯なコレクションが知らず知らずに人間の生活環境を壊し始めているというホラーである。
こうした人為的なグローバル化を至極迷惑に感じているのは、春に帰ってきた奇麗な蝶であり美しい花たちに違いない。
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