コロナ感染数、25日は全国あわせて1917人(延463627人)の感染と27人(累8984人)の死亡が発表されている。また、愛知県では79人(延26993人)の感染と1人(累573人)の死亡が確認された。
東京都の感染状況を分析評価する「モニタリング会議」では、陽性者の増加が続き、宣言解除後の人の流れは却って増えていると分析したという。花見や歓送迎会のシーズンを迎えて第三波を超える急激な拡大が危惧されるという善からぬ報告だったそうな。
コロナ不安が付きまとう中だが、菅政権御用の公共放送・NHKがちょっと元気になりそうだ。今日から東京五輪の聖火リレーがスタートしたからである。
スタートは、東北大震災の被災地の福島県である。もちろん、東京開催の理念を被災地復興に置いた自民政権としては、こうせざるを得ない事情があるわけだ。しかし出発式に肝心の首相が姿を見せなかったのは何か別の事情も絡むのだろうか。
最初のランナー集団は2011年サッカー女子WCで優勝した「なでしこジャパン」のメンバー16人。なでしこたちと福島は何かの因縁で繋がっているのだろうか、それともその筋からの要望的指示だったのか。どうしてもイジワルな見方をしてしまう。
全行程で約1万人が参加し121日間で47都道府県を巡る。4月3日と4日に岐阜、5日と6日に愛知、7日と8日に三重を走るそうだ。しかしコロナの感染対策として沿道応援は控えよというお上のお達しらしい。さて観客はどれほどが沿道に出て来るだろう。
64年の前回のリレー当時は学生だったから授業中ということで応援はしなかった。あの時は9月で夏の暑さが残っていたのだし、昂奮気味だったのは今とおなじ、当事者とNHKばかりで庶民はみなが醒めた気持ちで成り行きを眺めていた記憶がある。それでも開会式の中継は急いで自宅に帰りTVの前に座ったはずだから、五輪気分というのは少しづく盛り上がっていくものなのかもしれない。
目立った天変地異などなかった半世紀前でさえそんな空気だったのだ。変異ウイルスに因る第四波に怯えながら過ごす先4ケ月を、政府はいったいどうやって盛り上げるつもりなのだろうか。
沿道に出られない代わりにインターネットライブ中継で観ればよろしいというこれもお上のご判断を受けて、NHKはネットのライブ中継を毎日実施するのだそうな。少なくともNHKだけは日々元気度を増していくはずである。
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