5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

国家予算を作るのは

2021-03-26 21:37:47 | 政治

26日のコロナは、全国で2020人(延465746人)の感染と18人(累9002人)の死亡が確認されている。愛知県では64人(延27057人)の感染が報告され、死者はなかった。

国会で令和3年度の国家予算が成立した。一般会計総額が過去最大の106兆6千億円となる驚愕予算である。過去最大のという接頭辞は幾度も繰り返される。

歳出は「社会保障費」が過去最大の35兆8千億円、「防衛費」がこれも過去最大の5兆3千億円、「公共事業費」が6兆7百億円、「文化、教育、科学技術関連予算」が5兆4千億円、「地方交付税」が15兆9千億円、「国債費」が過去最大の23兆7千億円となっている。

ほかには、国会承認を得ず機動的に使途を決められる「予備費」として5兆円が盛り込まれたが、リーマンショックや東日本大震災時の予算措置に比べ遥かに大きい。今年度の11兆5千億円を決めた安倍政権の悪しき前例を下敷きにしていることは明らかだ。

歳入は、税収が前年比△の57兆4千億円。新規国債の発行額は、赤字国債と建設国債あわせて43兆6千億円に上る。新規国債の発行額が前年度を上回るのは11年ぶりで、歳入全体に占める国債の割合は41%、財政状況は一段と深刻化している。

今年度は新規国債の発行額が初めて100兆円を超え、国と地方を合わせた債務残高は新年度の21年度末には1166兆円に上る見通しだ。

歳入不足を補う赤字国債発行は、財政規律を維持する観点から財政法で禁止されており、発行するには特例法が必要になるが、先五年間にわたって「赤字国債」発行を可能にする特例法改正案も可決成立させた。

政府主導の新年度予算、それを作ったのが霞が関の役人たちだ。今日の中日夕刊「夕歩道」には、政府に煽られる彼等の職場環境のブラックぶりにつぃて書いている。

それによると、過労死ラインの80時間を上回り、残業が月100時間を超してしまうケースなどざら。その結果、心身に不調を来して退職していく職員が増え続けて、執務環境がさらに逼迫するという悪循環に陥っているのだという。

役人たちのすざましい上昇ベクトルが省庁内のブラックなワークバランスを作るというわけだ。

国会に提出された法案に誤記などのミスが相次いで見つかっている事実。あってはならない気のゆるみよりもブラックな人的環境の方が心配になる。「大臣に『記憶にない』とか言わされている場合じゃなかろうが」と夕歩道氏は叱っているのだか、、、

 


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