5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

殺蟻剤コーナー

2017-07-23 21:14:41 | 環境

下宿猫たちの食料を買ってきて欲しいと家人に頼まれて帰り電車を途中下車。駅前の大型ホームセンターに立ち寄った。猫餌は販促期間中ということでいつもより少し安い倍量を買った。重いがしょうがない。

センターを出ようとして気づいたのが殺虫剤の売り場スペースが大きく取ってあること。庭の雑草取りに不可欠な「ヤブ蚊専用」スプレーは以前は一種類しか出ておらずあちこち探し回ることもあったのだが、この数年「ヒトスジシマカ」のリスクが高いと報道されたせいか、今年は各殺虫剤メーカーがこぞって「ヤブ蚊専用」を売り出している。

もう一つの新製品が「蟻用」殺虫剤だ。もちろん、最近のマスコミを賑わす「ヒアリ」の回避策にどうぞというのだろう。殺虫剤メーカーにとっては、蚊に蟻さまさま。今年は生産体制も強化してホットな夏が来たというわけだろう。

NHKのローカルニュースでも東京・品川にあるホームセンターを取材している。

ヒアリが確認された大井埠頭から近いこのセンターでは殺蟻剤の売り場を増やしたこともあって今月の関連売上げが去年の同時期の10倍以上に跳ね上がった。グループ全体でも例年の2倍近くに上っているという。

業務用の購入が多かったのが最近では一般人の購入も増えているという。夏休みが始まり家庭毎に予防をという消費者が多いせいだろう。

メーカーは家庭用殺蟻剤の増産とPRに忙しいようだが、「殺虫剤は在来種の蟻を減らし、ヒアリが侵入しやすくなる状況をつくるかも」という環境省の指摘もある。ヒアリかと思っても触ったり勝手に駆除したりせず自治体などに通報して欲しいと言うのだが、そりゃ無理な相談だ。目の前でヒアリらしき蟻がうごめいているのなら殺すしかなかろう。役人の都合に合わせてヒアリは待っていてはくれまいに。

 


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