5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

あれから30年

2008-05-20 21:35:10 | くらし
台風4号の海上通過と呼応するように発達した低気圧が太平洋岸を北上し、昨夜から今朝にかけては強い雨が降り続いた。影響が今日になった北・東日本では記録的な大雨になったらしい。

この悪天候で成田に着陸できなかったSQの新型エアバスA380は、セントレアにいったん降りたというローカルニュース。8階建てのビルと同じだという総2階建て座席数471の機体を最初に見られた空港客には低気圧のおもわぬプレゼントだ。このエアバスは、成田国際空港の「30歳」を記念した形でSQが今日から就航させた定期便だという。

1978年に開港して以来30年、今では日本の国際便の6割を占めて、年間3500万人が利用する日本の玄関であるが、羽田の再国際化や、周辺各国のバブ空港の充実で地位低下が危ぶまれ、今も続く反対運動で買収困難な空港用地が点在するなど、空港を取り巻く環境はなお厳しいと新聞コメントは厳しい。

空港会社としては、2010年までに2本目の2500メートル滑走路や、都心と結ぶ成田新高速鉄道の完成で、劣勢を挽回したいところのようだ。このところ、航空会社離れが進むというセントレアも、空港マネジメントを考え直すタイミングかもしれない。

成田開港で思い出すのは、広島の友人の結婚式がちょうど30年前の今日だったこと。こちらはMCの役割を頼まれて広島を訪れたが、新幹線の中からすっかり緊張しっぱなしだったのを覚えている。丘を切り崩した滑走路から飛び出すジャンボ機を追って、テレビは一日中空港からの開港実況を繰り返していたのを、結婚式場のあったホテルの部屋で気もそぞろに眺めたように思う。

友人も今では親父の後を継いだ二代目社長で、結構に忙しいようだ。アメリカから帰って30年が経過し、お互いの状況も変わったということだ。そういえば、しばらくして生まれた一人娘はもうとっくに1人前だ。もう結婚はしたのだろうか。





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