5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

年寄たちの死

2021-02-20 19:49:50 | くらし

我が家の超高齢者が息を引き取った。

午前3時の病院からの緊急電話に慌てて駆けつけると、当直医から「3時30分にお亡くなりになりました」といともあっさり告げられた。

死亡診断書には「老衰による病死」と簡単に書かれていた。高齢者だから覚悟はあったが、死は唐突に訪れた。おどろいているのは本人の方かもしれない。

病院には霊安室がないからと、即時退院を求められ、あわてて葬儀社を探す。それでも、家族葬を売りにしている葬儀社に依頼が出来て、若い担当の運転で葬儀ホール付設の霊安室に遺骸を安置した時は、ちょっとホッとした。

午前中は葬儀社の営業担当と葬式の段取りについて打ち合わせ。結構な見積額に驚く。ウェブ情報によれば、それでも関東地方の平均値とは3割方安い計算にはなるのだが、利用客はすでに「捕囚」となって、ほぼ相手のいいなりになるシステムのようだ。

そんな愚痴は今は置いておこう。明日の通夜は行わず納棺に自分が立会うことにした。家族たちは葬式に参列すれば死者に対する礼を失することにはなるまい。

我が町内では年寄たちの死亡が続いている。中には自分よりも若い男が逝った。コロナに加えて、冬の寒さが長く続いたから、持病持ちの高齢者には高いハードルを越えられなかったのかもしれない。

 

 

 


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