5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

彼岸太郎は晴れ

2021-03-18 21:42:18 | くらし

コロナ感染数、18日は全国あわせて1499人(延453483人)の感染と32人(累8777人)の死亡が発表されている。また、愛知県では38人(延26610人)の感染と2人(累565人)の死亡が確認された。

昨日17日は、春の彼岸の入り、名古屋はソメイヨシノの開花日だった。「春分の日」は土曜日20日である。「暑さ寒さも彼岸まで」というように本格的な春が来ると「ことばの歳時記」の金田一先生が「彼岸」について説明をしてくれている。

彼岸は梵語・波羅密多〈paramita〉の訳で「むこうぎし」の意味だとされる。この世を「此岸」、煩悩を川の流れに見立てて、その彼方にある浄土を「彼岸」と名付けた。寺々では〈彼岸会〉を行って信仰する人を極楽浄土に導くというわけである。

だがこの語源には異説もあって「日拝み」の意味の「ヒガミ」から出た言葉ではないかと考えるのが民俗学者・和歌森太郎氏の説であるという。

彼岸の入りを「彼岸太郎」というが、これは「八専二郎、土用三郎、寒四郎」と続くことばで、この日が晴れれば豊作だといい、その年の豊凶を占ったものだとも書かれている。今年の彼岸の1日目(17日)は良く晴れたのだから、令和3年は豊作の年ということになりそうだ。

さて、先月20日に亡くなった我が家の超高齢者、どれだけ彼岸に近づいただろうか。

 


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