5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

諸君、脱帽だ!

2020-08-20 21:34:43 | スポーツ

愛知県のコロナ感染確認者は、8月20日、名古屋市で46人、岡崎市で1人、豊田市で1人、他の市町村で34人の、計82人と発表された。延べ感染確認数は3987人と4000人に近づいている。

今我々がかかえるもうひとつのリスクは高温による熱中症だが、今日の東海地方は、郡上八幡や多治見で38度を超えるなど猛暑日が続いた。名古屋は37.6度の記録だが、この1~2度が体感にはずいぶん違ってくる。炎天を2kmほど歩くと、手のひらが軽いむくみを感じる。水分代謝がうまくいっていないせいだろう。猛暑は明日もつづくという予想だ。覚悟をせねば。

「藤井棋聖最年少で二冠・八段」今日のニュースは、やっぱりこれだろう。

ウィキに「藤井聡太(2002年7月19日 - )は、将棋棋士。 杉本昌隆八段門下。愛知県瀬戸市出身。名古屋大学教育学部附属高等学校在学中(2018年4月 - )」とある。

知り合いの息子が「藤井君と同級生で仲がいいらしい」と聞いたことがある、ただそれだけのことなのだが、それ以来、なんとなくこの高校生棋士の応援がしたくなっているというわけだ。

「王位戦」も迎えて4回目の対戦。これをストレートで勝ったら「やはり天才だ」とこちらの評価をもうひとつ上げようと思っていたところに、この朗報である。「諸君、脱帽したまえ。天才が現れた!」という作曲家シューマンのショパン評論の一言を、そのまま、藤井新王位、新八段に捧げよう。

第4局は、昨日から福岡市の大濠公園能楽堂で行われ、終盤には、互いに大駒を相手陣に攻め入らせる激しい展開になったが、先手の木村王位の攻めを的確に受けきった藤井棋聖が80手で木村王位を投了に追い込んだ。

藤井棋聖は、八大タイトルの1つ「王位」を4連勝で制し、18歳1か月で棋聖と王位の「二冠」を獲得、同時に八段に昇段した。いずれも史上最年少だが、二冠は羽生善治九段の記録を28年ぶりに、八段昇段は加藤一二三九段の記録を62年ぶりに、それぞれ更新したもの。

「AIが如何に隆盛しようと藤井二冠には人間ゆえに見出すことのできる芸術的な一手の探求を通して盤上で感動を紡いでいただければと願う。平安の世から指し継がれた将棋文化の奥深く豊な魅力を令和の世を生きる数多の方々へ末永く伝えていただけることは一棋士として非常に悦ばしい」

これは加藤一二三九段の祝詞ツイートである。2万件近いイイネ反応の内に自分もひとつ入れさせてもらった。

ツイートの話題をもうひとつ。今朝のタイムラインに「同飛車大学」というハッシュタグが現れてこりゃなんだろうと思っていたら、前日の藤井棋聖の「封じ手」が、飛車を切って銀と刺し違える「同飛車成」という皆が思いもしなかった強い攻めだったから、それを見て思わず出たダジャレだそうだ。そう云ったのは今日の副立合いを務めた豊川孝弘七段で、彼は将棋界を代表するオヤジギャグの名手なのだそうな。

きわめて大胆かつ個性的な指し手からすれば、豊川七段も今後のギャグ出しに力が入ろうというもの。これも楽しみにして、藤井新王位の冴えた勝負を見てゆきたい。

 


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