5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

栗くらべ

2020-09-06 21:20:47 | たべもの

9月6日、新たに27人のコロナ感染が確認された愛知県、名古屋市は11人、他の市町村は16人だという。わが町には発生確認はなかった。これで累計が4700人となった。

大型台風10号は、6日午後7時時点で、鹿児島枕崎の南南西100kmを毎時35kmで北上中。中心気圧は945ヘクトパスカル。最大風速45kmだという気象庁予想だ。満潮時間になった九州全域が暴風圏に入り、高潮の危険が増している。伊勢湾台風も暴風より高潮による被害で死者が増えたのだ。

秋とはいえ日中の猛暑は未だ続く。脱水防止の水を飲めと言われるから、一日中
水腹を抱えてしまい、おかげで食欲が減退するのは辛い。それでも時折口にできる秋の味覚の美味さは、やはり自然の恵み、季節の巡りだと感じる。最近では、秋刀魚が入らないからと魚屋に勧められた鰯の塩焼きが脂がのって旨かったし、ご近所からのおおすそわけのシャインマスカットの歯ざわりと香りも、食欲の無さを忘れさせるものがあった。

名古屋周辺の秋味もいろいろあろうが、栗のきんとんもそのひとつだろう。南木曽谷一円の名物として栗きんとんが売り出されたのはいつ頃からだったのだろう。茹で栗を潰して茶巾型に握っただけの田舎甘味だったもののはずが、なんのはずみか、ブランド化して一時期は国内ブームにもなった。和菓子職人の応用力のなせる技というわけだろうか。

ニュースによれば、恵那駅前の市観光物産館では、市内の和菓子屋9店舗の特徴ある栗きんとんを一個ずつセットにしたオリジナル商品「栗くらべ」の販売が始っているという。

店ごとの味わいや食感の違いを楽しんでもらおうと、物産館が開館した二〇一〇年から販売しているというから、すでに10年になるわけだ。今年の「栗くらべ」は2種類。最近の少人数家庭トレンドを読んで、六個入りと三個入り。組み合わせは日毎に替え、両方買っても同じ店の製品が重ならないのが味噌だという。我が家の口数にも適した種別である。

売り場も限定、販売数量も限定と、希少価値もアピールするつもりらしいが、一方で一個売りの「栗きんとんバイキング」コーナーも新設するというから、販売企画担当の恵那市観光協会としても10年目の栗きんとんマーケティングに力が入るということか。

物産館が恵那駅前というのなら、ひさしぶりの中央線の旅を楽しむというのもわるくはない。


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