① 石狩川の、ある河畔林内に、こんな木を数10本見つけた。 あれこれ調べた結果、これは、木が自らに起こった「凍裂」を自ら治療した、俗称「蛇下がり(へびさがり)」という現象だとわかった。
確かに、蛇が樹皮を這っているように見える。
「凍裂」とは、厳寒で木の水分が凍結膨張し、その膨張圧に耐え切れずに幹が割れてしまう現象。
② ほら、こちらの木にも、あちらの木にも、「へびさがり」。
③ 腐朽に至った傷か、冬の休眠期でも樹液を流し、それが凍ってもいるようだ。 修復できるのかな。
④ 裂傷を自ら修復するべく、盛んに細胞分裂を起こしているところなのでしょう・・。
⑤ 脇を行く石狩川。 川霧が起こって冷え込みが厳しくなることによる凍裂なのでしょうか・・。
⑥ 向こうが見えている凍裂傷、こんな傷は修復は不可能のように思えます・・。
⑦ 夏期の凍裂木の様子。 傷の周辺が盛り上がって修復した幹。 小枝に緑の葉が出て、生きている。
⑧ 修復した凍裂痕に、また凍裂が・・。 腐朽して樹液を流して、泣いているように思える・・。
⑨ いずれ修復され、「へびさがり」ができるのでしょうか・・・。
⑩ ⑥の向こうが見えるまでの凍裂傷の木も、広く緑の葉を繁らせ元気に生きているようです・・♪
★★ 3年前のこの樹 ★★
「へびさがり」という現象、初めて知りました。
いつもお勉強させていただいております。
⑥あぁ~、ここまできているのですか。
なんとも傷ましい姿です。
この木に春には、たくさんの葉がつきますように。。。
木の生きる逞しさを見せていただきました。
「蛇下がり」とは面白い名がついたものですね。
何回か見たことがありますが、初めて知りました。
自然現象とはすばらしい!
完全に割れたのは復元は無理なようです。
この へびさがり と言うのは初めてみたものです!!
割れて途中が空洞になっても未だちゃんと生きて綺麗な青々とした葉を茂らせている木に「何時までも元気で頑張って」と言いたいです(*^。^*)
こんなのまで持ってるんですか。
すげえ。
残酷な自然の脅威ですね
動物が傷をなめて治す様に
樹液を出して傷口をふさいでいるのでしょうか
そして春には新芽をだして・・・
本当に、頭の下がる映像でしたーー
身が割れるほどの厳しい環境でも、しっかりと立ち直り、自然界の妙ですね。
一度見てみたい。
どの木も春には芽吹いています。
近年はー20℃にもなかなかならないので、凍裂も起こらないようで、木々には幸いなことでしょう・・。
裂けた傷が修復されるということにもオドロキと感動でした・・。
2005年の夏に見つけました。
「へびさがり」という言葉は最近知りました。
2006年2月にはまだ裂けている傷だけだったのですが、その後このように向こうが見えるまでの傷になってしまいました。
修復は不可能なことでしょう。
でも生きてはいます。
木の生きる力は強いものだとあらためてわかります。
⑥の木が凍裂して以来、新しい凍裂は起こってはいないようです。
こんな身近でこんな凍裂が起きることと、こんな「へびさがり」の現象を起こす樹の生命力に、「スゲエ!」です。
忠別川河畔では見られないでしょうかね~。