9/9(日)わんぱく自然塾(3回目)が開催された。
今回の出し物は「木こりの親方」「竹の器、はしづくり」「君は流れるソーメンを捕まえられるか!」の3本立てである。幸田塾長は娘さんの運動会で本日お休み。宮本副塾長の進行で始まった。
まず、ネイチャーゲーム「木こりの親方」をスタッフの間々田さんの指導で行った。
4班に分け、班長が親方となり、指導者があらかじめ4本の木に色違いのバンダナを結び、その木を親方が見つけ出すというゲームである。
親方は木に背を向け、どんな木にバンダナが結ばれたかは知らない。弟子たちに1問づつその木の特徴(太さ、高さ、木肌、葉の特徴、)そしてどの方向にどれくらいの距離にあるか、調べさせ、メモする。
バンダナは弟子たちの報告がすべて終了すると外され、親方はその報告をもとにいよいよその木を探しに行く。
報告された距離が調査した弟子との歩幅の違いから、行き過ぎてしまうこともある。周りに似たような木があり、大いに悩む。そしてこの木と確信したら、バンダナを結ぶ。正解なら弟子たちから盛大な拍手が起こる。外れたときはさらにヒントを出し、当ててもらう。
すべての班が見つけられたら、各班ごとに調べてくれたメモを改めて見直し、どのメモが決め手になったのか、悩んだ個所などを話し合う。指導者も加わり、正式な木の名前、特徴などを話し合う。
いかにその木の特徴を相手にわかりやすく伝えるか、むずかしいこともこのゲームの面白さで、子供たちの人気も高い。
遊びながら、さりげなく木の名前、その木にまつわる話をすると、意外に子供たちの心に残るものである。
その後は流しソーメンに使う竹の器づくり、はしづくりに挑戦。 ノコギリ、ナタ、小刀の安全な使い方を指導し、マイ器、マイ箸を作って行く。
塾生2年目、3年目になると、ノコギリ、小刀、の使い方もかなりうまくなり、ハラハラすることが少なくなった。 削ることに夢中になり、竹ひごのような箸になってしまった子もいた。
各自、出来上がった製品に名前を書き、いよいよ流しソーメンである。
すでに里山キャンプで体験した塾生もいたが、毎度子供たちの旺盛な食欲には脱帽する。
今回は幸田塾長の発案で、ソーメン時々ミカンが流され、思いがけない展開に子供たちから歓声が上がった。 「ミカン、ミカン」と取り合いになり、多いに盛り上がった。
塾長から遊びごごろの大切さを学んだ。次回はまた新しいアイデイアをスタッフが持ち合い、子供たちに楽しいサプライズを提供したい。
次回のわんぱく自然塾は11月11日(日)である。