2月25日(火)西小5,6年生が落ち葉さらい、枯れ枝拾い をし、里山の環境保全のお手伝いに来る日だ。もちろん焼き芋体験もある。
6年生にとっては最後の五郎助山の実習となる。9:10分、元気に約130名がやって来た。ブルーのジャージに身を包み、通いなれた
ホームグランドに来たという感じである。
里山到着
早速、今日の実習内容を6年担当の樋山先生と確認し、サポート会員を紹介し、山崎事務局長より各クラスごとの担当者、実習内容を発表す
る。一クラスに会員が一人付き、作業実習のサポートをする。担任の先生も子供たちと一緒に実習だ。
子供たちとはあうんの呼吸で繋がっている。5,6年生ともなると、かなり広い五郎助山ではあるが「ガッテン、まかせて!」という
感じで詳しい説明もいらないくらいだ。
各エリアに分散し、いよいよ実習開始!
まずは枯れ枝拾い
落ち葉掻き
もっこの使い方もうまくなりました
いっぱいになった集積場
手慣れたように熊手、もっこ、を扱い、落ち葉が集められて行く。3m角の集積場も瞬く間にいっぱいになって行く。
子供たちの力は侮れない。 新たに開発した区域の整備も西小の子供たちのパワーにどれほど助けられたか計り知れない。
作業を始めて30分が経過した。子供たちは一心不乱に落ち葉掻きに集中している。ちょっと疲れが出たようだ。
「小~休~止、」号令をかける。
休憩の合間に子供たちを集め、落ち葉が取り払われた表土を掘らせた。ふかふかの感触である。これまで何十年と放置され、積み重なった落
ち葉が土になって行く過程であること、落ち葉が深すぎると植物の芽も出ないことを話した。
このエリアにある1本の山桜の前に子供たちを誘導する。「さてここに山桜の木が1本あるが、さてどれだろう? これだと思う木に触れて
ほしい」と言った。一人が名乗り出た。おもむろに進み、目指す木をそっと撫でた。
「違う」と思う人はいないか? 又、一人手を挙げた。木に向かって行く。悩みながらも一本の木に抱き付いた。
「ふ~む どちらかが正解です。」二人の行動をじぃ~と見ていた子供たちに聞いた。
「最初の木だと思う人?」三分の一ぐらいの手が上がる。「な~るほど」「2番目だと思う人?」「正解は・・・さんが抱きついた二番目の
木です」。溜息と歓声が同時に上がった。
このあと、山桜の特徴や、この山桜が特に珍しく、他の山桜よりかなり早く咲き、花も大きく、今、専門家に品種を調べてもらっていること
を話した。
再び、実習に戻り、見違えるほどにきれいになった雑木林に満足し、意気揚々と集合場所に戻った。
焼き芋はもう少しかかるようである。ここで30分の自由時間。一斉に歓声があがった。蜘蛛の子を散らすように遊具に飛びついた。「ハン
モック」「ロープのぶら下がり」大した遊具はないが、この時間が一番楽しい。
ハンモック ロープ ブランコ
ひとしきり遊んだ頃、焼き芋が出来上がった。いよいよ「試食タイム」と思っていたら、先生より「感謝の会を行います。」とのこと。
5,6年生整列!・・・・・ 見事に整列。 6年生の代表者数人が前に出て「感謝の会」を進行。
代表者2名から6年間の里山での自然体験の感謝の気持ちを伝えていただきました。
そして、記念の写真・思い出をつづった文集 を頂きました。 最後に6年生全員で「感謝の歌」を披露してくれました。
会員一同、大感激です。
会を代表し、
「こちらこそ、6年間一緒に作業をし、五郎助山をきれいにしてくれた皆さんに心から感謝したいと思います。6年間とても楽しい時間を一
緒に過ごすことが出来、大変うれしく思っています。中学生になっても五郎助山に遊びに来てくださいね。」とお答えしました。
感動冷めやらぬ中でホカホカの焼き芋が配られ、身も心も暖かくなりました。今日の焼き芋は格別の味です。
(最後の晩餐)ならぬ小学生最後の焼き芋
6年間の思い出を胸に、子供たちは林の中を母校に帰って行きました。
また きてね-
昨年開拓したエリアの奥のほうにあるものでしょうか?
(黒岩先生と一緒に青い杭を立てておきました。)
それだとしたら,
「エドヒガン」ではないかなあ,と内心思っているのですが,
専門家に聞いてみたいです。
昨年,その樹が
他の山桜に先駆けて花開き,
3月24日ごろ,満開の状態でした。
3月に入ると,コブシも咲き始めますね。
何だかそわそわします。
体験学習を終えた児童の皆さんが,
これからも里山の四季を楽しみに来てくれるといいなあ,
と願っています。
身近にあるもので 自然を知る ことが出来ると改めて思
いました。
次年度より、6年生最後の里山体験には、出来るだけ多く
の会員が参加し、卒業を祝いたいと思いました。
「エドヒガン」だとしたら,長寿の桜だそうです。
大事にしたいですね。
そして,小学生の皆さんのご卒業を
心からお祝いいたします。
行事には参加できませんでしたが,
陰ながら応援させていただきます。
いつもそこにある里山を
これからも身近に感じ続けてもらえるといいな,と思います。
それにしても,ハンモックは思った以上に丈夫ですね。
6年生があれだけ乗っても大丈夫だ!
スタッフがいつも目を配り,
補修しているからでしょうか?