3月5日(火) 今日は関城中一年生(125名)が五郎助山にやって来る日だ。
守る会からはわたしのほか、中山、山下、谷貝、山崎の四名が担当する。
8:50分到着、10:10五郎助発というちょっとあわただしい日程である。
実は10日ほど前、1年生の主任の先生から里山を守る会のことや理事長の里山活動に懸ける思いを話してほしいとの御連絡があった。
相談のうえ、五郎助山で行なうことになり、前半、私のお話、後半、落ち葉さらいや枯れ枝拾いのお手伝いをしてもらうということになった。
里山を守る会の活動のこと、やりがいを感じるのはどんな時か。心配なことや大変なことは何か。どのような思いで活動しているのか。
等々、事前にいろいろな質問を頂いた。
春を思わせるとても穏やかな朝日の中を自転車の一団が林の中から現れた。約束どおり、8:50分である。駐車場に自転車を停め、懐か
しい風景を確認するように左右に顔を回しながら、わたし達が待つ集合場所にやってきた。「でかくなった!」
「おはようございますー。」大きな声で挨拶。見覚えのある顔がいくつもある。
「大きくなったなあー。」「僕を覚えてますか?」「8センチ伸びました。」 変声期特有の声が返ってきた。五郎助山は1年ぶりだという。
持参したシーツに腰を下ろし、約束どおり約30分、私の話を聞いていただいた。
果たして、生徒達に私の思いがどう伝わったのだろうか。 思いがけず海老原校長もお顔を見せていただき、恐縮した。
講話が終わると男女それぞれ二班づつ別れ、男子は枯れ枝、倒木を運び出す力仕事、女子は落ち葉さらい、という内容で一斉に担当者
の後に従い、作業に取り掛かった。熊手、もっこ、背負いかごを使い、上手に落ち葉を集めた。西小時代を思い出したのかもしれない。
あっという間の30分は瞬く間に過ぎた。もう少し作業がしたいという顔がありありと分かったが、学校へ戻らねばならない。
再び元の場所に集合し、お礼の挨拶をして、颯爽と帰っていった。
4月に2年生として再度里山に来る予定だという。その時はしっかり作業をしてもらうつもりである。
先生方も、自然の中で行なった授業が想像を超えて、とても良かったと言ってくれた。
また来てね。
小学生時代,里山を体験したお子さんたちも,
理事長さんの想いをじっくり聞くのは初めてだったかもしれませんね。
今度,各部会のリーダーたちの想いも
映像にとっておいて,
このような機会に紹介したり,
里山紹介のパワーポイントに組み込んでおいたりするといいかなあ,
などと思いました。
中学生には,
例えば部活で,「野外活動部」なるものを作ってもらったりして,
毎日のように来てほしいくらいです。
運動が苦手で,文化部も吹奏楽部もしっくりこない,
という子がきっといると思うんだ。
(実は私がそうでした。)
部活の件は半分冗談ですが,
中学生の来訪がますます増えるとうれしいですね。
どんな風に感じたのでしょう。
「君たちが大人になり、子供をここに連れてきたとき、同じ風景がそのまま残っているようにしたい。
それには君たちの協力が必要だ。」と言いました。
わたしたちの後継者として、この日の中学生が何人かいたら素晴らしいですね。