森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

チェンソーアート講習会

2006-07-22 23:56:06 | 時事ネタ

今日は、吉野チェンソーアート倶楽部の第1回講習会。
吉野の山の中に参加者、見学者が終結した。今日までの豪雨とはうって変わっての晴天。暑いほどだ。

会場にはテントのほか、コンテナまで運び込まれ、チェンソー機材やグッズのレンタルと販売、作品展示が行われ、お茶まで用意されている。開会式には地元の農林事務所所長が挨拶するほか、吉野の有力者も多数見学に来た。そして奈良テレビとNHKも取材に来ていた。
なかなか派手であるが、地域振興を掲げているだけに地元の協力はありがたい。

 

講習の参加者は、定員を越える応募があったが、先着順の10人。東京や岐阜など県外からもいる。3人の講師とともにフクロウを作った。

 

ついにこの日を迎えた、と言える。もともと吉野にチェンソーアート事業を、と提案したのは私だが、あれよあれよと実現してしまった。

私は、森林や林業、山村をテーマに取材しているが、各地の動きを追いかけていると、それなりにアイデアが浮かぶ。この手法を広げれば、山村地域の活性化につながるのではないか、という思いを持ち出す。だから、それらを雑誌や書籍に発表したり、講演で提案する。
が、どこにも新たな動きは起こらない。提案は実施されない。むなしい気持ちになってしまう。

 

それなら、自ら何か実行できないか、書くだけ、口先だけではなく、実際に地域を動かせないかという思いを持ち出した。
そこで有志で「吉野まるごとプロジェクト」を立ち上げ、その第1弾としてチェンソーアート事業を提案したのである。これを拠点に新しい風を吹かせる…。

 

だから感慨ひとしお…と言いたいところだが、今日の私はというと、本部席に座り込み、暑い暑いとばてていただけであった(^o^)。
だって、私がやることは何もないんだもの。準備は吉野のメンバーがやってくれたし、運営は口出しすることがないほど見事だし、講師は素人でもうまくフクロウに仕上げさせる。

せいぜい私のやったことは、プレスリリースを書いて、各紙に送り、取材に対応するだけ。

 

やっばり、私は書くだけ、口先だけ、なのであった