森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

営業力

2006-07-13 21:14:17 | 政策・行政関係

今の林業、林産業に何が足りないかと言って、究極のところは「営業力」ではないか、と思う。

どんな商品を生産しても、買手がつかなければ売れないし、売れなければ維持できない。よいものを作れば黙っていても売れる、ということは通用しない時代だ。

 

営業力のないところに、「このようにすれば活性化する」「こういう商品をつくれば売れる」と言っても、実現しない。逆に、「このようなものを作れば必ず買う」と言えば、作ってくれる能力はあるはずだ(やる気・気力があるかどうかは別として)。

たとえば製材業者に「集成材なら売れる」といくら言っても動かなかったが、集成材メーカーが集成材用の国産材を買う、と言えば山の木が動きだした。

 

さて、そこで考えたのが営業代行会社を作って林業家や木材業者と組ませること。ちょうど団塊の世代がリタイヤすると言って騒いでいるが、その中の辣腕営業マンを集めて、木材を売りに歩かせる。商品開発も提案させる。もちろん連動して林業家なども動かせないとダメだ。山の木とともに夢も売れないか。

 

どうかな~。