森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

源流と豪雨

2006-07-20 23:30:28 | 森林モノローグ

またもや吉野に出かけていた。土倉翁の墓参り?と割り箸とチェンソーアートと吉野3部作?になりそうな内容だったが、問題は天候。

 

ここ3日雨が続いている。それもかなりの豪雨。さぞかし吉野川の源流部は荒れているだろう…と思ったのたが、なんの、川はほとんど増水していなかった。むしろたおやかな流れ。

ははあ、これこそ源流の強みか、と思った。森林はしっかり洪水調節機能を果たしているようである。荒れるのは、支流が集まる中下流であった。源流が増水し始めたら、本当に後がない大水害になる。

 

昔は、「一雨で何千万円」と言ったそうだ。雨が降れば木が育ち太り、山主は儲かったのである。

 

ところで、雨の中、また湧き水を汲んだ。いつもより湧く量が多い。これって、表層水が混ざっている証拠?