森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

源流と豪雨

2006-07-20 23:30:28 | 森林モノローグ

またもや吉野に出かけていた。土倉翁の墓参り?と割り箸とチェンソーアートと吉野3部作?になりそうな内容だったが、問題は天候。

 

ここ3日雨が続いている。それもかなりの豪雨。さぞかし吉野川の源流部は荒れているだろう…と思ったのたが、なんの、川はほとんど増水していなかった。むしろたおやかな流れ。

ははあ、これこそ源流の強みか、と思った。森林はしっかり洪水調節機能を果たしているようである。荒れるのは、支流が集まる中下流であった。源流が増水し始めたら、本当に後がない大水害になる。

 

昔は、「一雨で何千万円」と言ったそうだ。雨が降れば木が育ち太り、山主は儲かったのである。

 

ところで、雨の中、また湧き水を汲んだ。いつもより湧く量が多い。これって、表層水が混ざっている証拠?


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4 コメント

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豪雨被害 (hideshi)
2006-07-21 19:14:51
ニュースをご覧になったかと思いますが、島根県でも残念なことながら、被害者が出るほどの惨事となっています。下記ブログは、被害該当地区の林業普及員が災害対応の模様を掲載したものです。

私も週明けには山林被害の確認に行く予定です。

http://blog.goo.ne.jp/f-izumo/
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hideshiさん (になみ)
2006-07-21 21:22:52
つい一週間ほど前、島根を訪れたばかりです。

天気もよく、暑く、帰る頃に雷雨になりましたが

これほどになるとは思いもしませんでした。

心配です。

これから忙しくなりますね。被害の確認も、気をつけていってらしてください。
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ありがとうございます (hideshi)
2006-07-21 22:06:27
になみ 様



 お気遣いの言葉をいただきありがとうございます。

 全く面識のない方から、言葉を掛けられることは嬉しいものですね。初めての体験でした。

 さて、この土日、クマ対応の緊急連絡がある可能性が高いのです。

 どの様な対応をすることになるのかは、「低コストな再造林施業」の7/20の私のコメントのブログをご覧ください。

 どうなることやら・・・。平穏な休日が欲しいものです。
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豪雨と被害 (田中淳夫)
2006-07-22 00:12:20
島根を始め、各地で甚大な被害が出ています。わが町でも裏山の木が倒れたという情報が入ってきました。で、チェンソーの使い方を教えてくれ、という依頼だったのですが(^^;)。



山林が身近にあると、災害には敏感になります。豪雨を見ていると、山の表土が流れ落ちる様子が目に浮かびます。この感覚、都市住民にわかるかなあ。

で、水害が起こると、一転、下流を守るために上流にダムを造るという話になるのですが…。
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