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指輪の眩しいほどの光に包まれたチョンギとラム。
その中で、ラムは視力が戻りましたが、チョンギは魔王に視力を奪われそうになりました。
しかし、指輪の力で魔王は退散。
正気に戻った時、ラムは意識を失って倒れてしまいました。
チョンギは半狂乱になって、ラムを助けてくれと叫びました。
隣の牢から老囚人がラムに向かって気を放ちました。
ラムがチョンギに渡した指輪は、その昔、魔王が食べた中庸の神の骨で作ったモノだとか。
封印式までは、その指輪があれば魔王に対抗できるだろうと、老囚人は言いました。
ラムはすぐに意識を取り戻しました。
なんだかね・・・ ここまでなると、ちょいと引いてしまう私です。こういうタイプの作品は、少々辻褄が合わなくても、架空の設定でなんとかつなぎ合わせてしまうところがありますから。
チョンギの狼狽ぶりがあまりにも度を過ぎてるようにも感じますし。
チョンギはヤンミョン大君に跪いて頼みました。ラムを助けてくれと。
ラムの中の魔王を見たと言いました。あんなに恐ろしい魔王を体の中に持っているラムは、どれほどの恐怖を1人で耐えて来たかと思うと・・・と。
ヤンミョン大君は、チョンギとラムの想いの強さ、深さを改めて知り、自分の想いが届かないことを思い知ったようです。
それと同時に、魔王の封印と言う目的のために二人を苦しめてしまうことを、済まないと思いました。
チョンギは、ラムを解放するためにも、一刻も早く御容を仕上げなくてはと思いました。
仕上げた時に、自分がどうなるか、怖くないわけではありません。
それでも、復元することにいっそう励みました。
ヤンミョン大君は、王に尋ねました。
封印式の後、ラムとチョンギはどうなるのかと。
ラムは自由になると言いました。しかし、チョンギは・・・と言葉に詰まる王。
チョンギ父は呪いを避けることが出来ませんでしたからね。
天が決めるだろうとしか言いませんでした。
王は、この機会に・・・と、ヤンミョン大君を世子とすると言いました。
現在の世子の病は治癒が望めず、命も危うい状態でした。
自分の未練があったが、もうここに至っては決断しなくてはいけなくなったと王は思ったのです。
せんだってチュヒャン大君が御医を動かし、儒生をも動かしたことが、裏目に出ました。
この話を、丁度訪れていたチュヒャン大君が聞いちゃった
ラムを牢から出すよう、王に直訴するつもりだったのです。でも、こんな話を聞いてしまうなんて・・・ですよね。
流石にヤンミョン大君は驚き、チュヒャン大君が居るではないかと、異議を唱えました。
しかし、王の決心は固いモノでした。
王は、チュヒャン大君が魔王を追い求めてきたことを知っていました。
そのチュヒャン大君が王位についたら、この国と王室がどうなるか・・・と言いました。
「これは父としてではなく、この国の君主としてそなたに下す王命である。」
チュヒャン大君は怒りに震えて踵を返しました。
もう手段は選ばず魔王をわが物とすると決心しました。
チェ・ウォノは今でもまだチョンギが御容を描く事を反対していました。
ハン・ゴンの元に乗り込んで猛抗議しました。
御容がチョンギの最後の作品になっても良いのかと責めました。神ファチャとの契約をすることで人生で一度しか描けない絵を描くことが出来るけれど、その代償に精神を病む・・・と。
しかし、ハン・ゴンは、チョンギには我々には無い才能があると言いました。ファチャとの契約など、自分たちには思いもよらぬものだと。魂を売ってでも我々には手に入らない才能だと。
この時、チェ・ウォノはハン・ゴンがチョンギ父に嫉妬していたから、その娘の画工としての将来を潰すつもりなのかと言いました。
何か、秘密の因縁でもあるのかと思わされるようなセリフですが、結局、それに関してはここだけの話で終わります。ネタだけ撒いてて、回収しない感じです。
チュヒャン大君がラムの牢にやって来ました。
丁度ヤンミョン大君も来ていたのですが、咄嗟に隠れました。
「魔王を私に渡せ。」
と、チュヒャン大君。
チュヒャン大君はその場で有無を言わさずラムを連れ出そうとしました。
それを止めたのは、ヤンミョン大君。
兄弟二人が睨み合いとなったところに、王が現れました。
王は、チュヒャン大君がヤンミョン大君を次の世子にと言う自分の言葉を聞いたと内官から聞かされました。
チュヒャン大君がすぐにも動くと見た王は、ラムの元にやって来たと言うわけです。
チュヒャンと二人で話す事がある・・・と、王。
王は厳しくチュヒャン大君を注意しました。
チュヒャン大君は怒りに震えながら父に意見しました。何故、ヤンミョン大君を世子に?と。
「王族は密かに権力を欲してはならぬと分かっておるか?何であろうと余の命令は王命だ。そなたは反旗を翻すつもりか?」
それでもチュヒャン大君が抗議すると、王は激高。
済州島に流罪にすると言いました。
出ていけと。
しかし、その瞬間、王は吐血して倒れてしまったのです。
この時の、チュヒャン大君の狼狽する姿、それは嘘偽りじゃ無かった気がします。
息子として父を心配する気持ちは、真実のようです。
ただ、権力への執着心が父への愛情より勝っているのでしょうね。
神が自分に与えたチャンスだと、チュヒャン大君は思いました。
重臣たちは王と世子が病床にある今、中心となって政務を司る者を決めなくてはいけなくなりました。
チュヒャン大君派、ヤンミョン大君派と別れましたが、やはり、王のきちんとした言葉が残されていないので、歳の順になりますわな。
チュヒャン大君が代行となりました。
実は、昔、先王の御容が焼けた時、飛び出した魔王がチュヒャン大君の体に傷を負わせていたのです。
その傷は癒えるどころか、ますます大きくなっていて、ミスによると、魔王を体に宿らせなければ危険な状態になるとか。
チュヒャン大君が魔王にこだわるのには、この理由もあったようです。
チュヒャン大君は、ラムを牢から連れ出しました。
そして、ヤンミョン大君に言いました。自分が封印式を主管すると。
ラムが牢から出され、チュヒャン大君の屋敷に住むことになったと知ったチョンギは、ラムの乗った輿に密かに乗り込みました。
これもねぇ・・・1人増えたら、相当重くなると思うんですよね、輿。
それに、いくらひそひそ話でも、あんなうっすい壁ごしじゃ、中の会話は担ぐ人たちに聞こえてもよさそうなものですし。
ふと違和感を覚えたチュヒャン大君がいきなり剣を突き立てました
幸い、ラムもチョンギも無事。
しかし、チュヒャン大君が輿の戸を開けるよう命じましたよ