まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ユミの細胞たち』完観

2023-12-16 15:47:27 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

一番くす玉に玉を投げたのは、感性細胞でした。

でも、いざ、くす玉が割れて、ユミから“考え直す時間が必要”と言われた時のウンの顔を見て一番泣いたのは感性細胞でした。

 

そうか・・・とウンが言いました。分かった・・・と。

 

ユミは、自分から言ったにも関わらず、それが良かったのかどうか、判断出来ないでいました。

ただ、毎日時間は同じように過ぎて行き、仕事にも行かなくてはなりません。

ユミが職場に行ってまずしたことは、デスク前に貼ってあったウンの写真を剥がすことでした。

仕事中は、何も考えないで済みました。

でも、仕事が終わった後が問題でした。

これまでウンと会うか、ウンと電話で話すかしかしてなかったユミは、時間を持てあましました。

 

ボビーが声をかけました。

「いつも恋人と一緒にいた人が急に1人で遊ぶのは難しい。1人で遊ぶには研究が必要です。」

何故分かったんですか?と、ユミ。

「1人になるって、そういうことです。」

そう言うボビーの指には、まだ指輪の痕が残っていました。

ボビーは、ユミがウンの写真を剥がしたのにも、すぐに気づいていたのです。同じ立場だから・・・かな。

 

昔の日記を読み返してみました。

ウンと付き合う前の自分はどうだったのかと。

分かったのは、やっぱり暇だったということ。

4年前、ウギに振られた直後は、荒れに荒れた毎日を過ごしていました。もう2度と恋愛なんてしないと。

その後は、ランニングしたり本を読んだりしていました。

充実していたように見えますが、夜中を過ぎるとやっぱり1人は寂しいと呟いていました。

これじゃいけないと思いました。日記を閉じました。

そして、久しくしていなかったジョギングをしました。

 

ボビーと会いました。

ボビーは言いました。すぐには以前のペースには戻りません・・・と。

「僕も少し休んだ事があります。少しずつペースを上げればいいんです。」

電話したい時は、どうやって我慢を?とユミが聞きました。

「走りました。」

それでも電話したいときは?と、ユミ。

「夜通し走りました。」

強いですね・・・とユミが言うと、そうでもないとボビーが言いました。

実は、ボビー、カップルリングを会社のゴミ箱に捨てたのですが、後で取りに戻っていたのです。

でも、既にゴミ箱は空。

後悔先に立たず・・・ですかね。

 

少しずつ平気になるんです・・・と、ボビーが言いました。

 

ユミは久しぶりに実家に帰省しました。

両親は、大喜びでユミの大好きなおかずや果物、お菓子を準備して待っていました。

ユミも、もう食べられないと言いながらも、別腹のようにデザートを食べたりしました。

ユミの胃細胞がちゃんと“別の胃”を準備していたのです。

実家に帰る時には、胃を分けるのは基本中の基本だと、胃細胞は主張していました。

確かに、そうかもしれません

 

実家はユミの出発点であり、疲れた心をリセットしてくれる、本当のユミの家だから。

でも、アパートに戻ってまた一人になった時、よりいっそう寂しさがユミを襲いました。

ウンに電話したくなりました。

会いたいと思いました。

でも、躊躇しました。

自分が、ウンを失いたくないから迷っているのか、或いは、単に一人になりたくないだけなのか・・・。

ユミは自分の心がまだ分かりません。

 

その頃、ウンも電話したいと、携帯を見つめていました。

ウンもまた迷っていました。

そんな時、ルイから連絡が。

大きな仕事が入ったのです。思いもよらないチャンスが巡って来ました。

 

ウンからメールが届きました。

久しぶりに会う約束をしました。

初めて会った、あの噴水のある広場で。

ユミは、きちんとウンに別れを告げようと決めました。

でも、実はユミは“別れのカード”とは別に“ランダムカード”も持っていました。

その時の雰囲気に任せるカードです。

ウンに会う時は、この二つのカードを持って行こうと、ユミは思いました。

 

ウンは、良い機会が巡って来たとユミに言いました。

ユミは、マーケティング部で頑張っていると言いました。

そして、ウンは、とうとう言いにくそうに言葉を発しました。

この前の話だけど・・・と。

 

ウンは言いました。

ユミが“結婚”の話を口にしたとき、初めて二人の考えが違うと気付いた・・・と。

「俺たちはここまでにしよう。」

ウンが出したのは“別れのカード”でした。

一瞬、ユミは縋ろうと思いました。私は別れたくない・・・と。

でも、ユミのプライド細胞が細胞村の皆を叱咤し、“別れのカード”を投げたのです。

「私も同じ考えよ。」

ユミは、そう言いました。

 

2人は、少しの心残りと、たくさんの愛情を持ちながら、別れを選択しました。

 

『シーズン2をお楽しみに』と言うラストコメントがありましたね。

早くシーズン2が見たいです

ボビーが好きな人が誰か、まだ明らかにされていません。でも、ユミなんだろうな・・・

それが、シーズン2への伏線となってるようです。

 

とにかく、アニメの細胞たちが可愛くて可愛くて

ユミたち実写シーンとアニメシーンが交互に挟まれるのですが、それが全然違和感無いんです。

私にも、こんな無数の細胞たちが住む細胞村があるのかもしれないと、想像させてくれました。

それと、細胞たちが、あーでもないこーでもないと議論したり考えたりするのが、全てユミの心の中の迷いや躊躇、決心を表現しているわけですから、理解しやすいんですね。

どうしてこんな行動をとったのか、どーしてこんなことを言ったのか、とても分かりやすいです。

 

ホント、全力でお勧めです

人気ブログランキング
人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする