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ラムを待っていたのは、王とヤンミョン大君。
王は、先王の魔王封印式の事から始まって、ラムが視力を失った事、そして家族を失ったことで王族に対して復讐心を抱いていることを知っていました。
それなのに、ラムをずっとそばに置いて来ました。
その理由を、王は初めて話して聞かせました。
確かに、先王は封印式の後、ラムの父を殺してしまうよう命じていました。
しかし、ラム父を殺そうとした瞬間、ラムの体から魔王が飛び出して来たのです。
そして、その魔王によって、父は殺されてしまったのでした。
父は死ぬ間際まで、息子の体から魔王を追い出そうと祈りました。が、それが叶う事は無かったのです。
王は、その報告を受け、ラムを傍に仕えさせることにしました。
ラムと周囲の者を守りながら、魔王を封じ込める方法を探ろうとしたわけです。
ラムは大きなショックを受けました。
父を殺したのが自分だったと言うのですから。
すぐには、王の話を信じることが出来ませんでした。信じたくありませんでした。
ラム父の死は、ラムのせいではない。
命ある限り、魔王と闘い続ける事を約束する。このような悲劇が二度と起こらないために。
・・・と、王とヤンミョン大君は言いました。
チョンギは走りました。
チェ・ウォノたちが処刑されるのを何としても止めなくてはと。
処刑される寸前に、チョンギは駆け込んでいきました。
皆を解放してくれと、チョンギはチュヒャン大君に言いました。
「私の父を殺し、あとどれだけ殺すつもりですか」
全てお前のせいだ・・・とチュヒャン大君。
情け容赦なく、処刑を実行しようとしたその時、中止しろとの王命が
王とヤンミョン大君、そしてラムが登場しました。
チュヒャン大君の企みは全て失敗と終りました。
王と一緒に現れたラムを、メヒャンは呆然と見つめていました。
チョンギを助けるために、敵である王と手を結んだのかと思い、裏切られた気持ちになったようです。
自分を助けるために父は死んだ・・・と、チョンギは思いました。
そう落ち込むチョンギに、ラムは王から聞いた父の死の真相を話して聞かせました。
あなたのせいじゃない・・・と、チョンギはラムに言いました。
ラムも言いました。自分を責めるな・・・と。
「二人で父たちを弔いましょう。」
ラムが言いました。
王は、厳しくチュヒャン大君を叱責しました。
王としても、父としても許すことは出来ないと。
チュヒャン大君は涙をこぼしながら、胸をはだけて王に見せました。
魔王が触れた痕がどんどん大きい傷に広がっていました。
「魔王を取り込まなければ、私は体を腐らせながら死ぬでしょう。」
衝撃を受けた王が、何故話さなかったんだと問いました。
言ってもどうしようもなかったでしょう・・・と、チュヒャン大君。
「魔王を宿らせなければ、私は生きられません。」
今、この事実を知ったからと言って、王が何か出来るわけではありません。王子に魔王を宿らせることは考えられないでしょうし、息子の事より民の事を第一に考える王だから。
「何が私をこうさせたのか。それは、父上です。」
そのとおりだ・・・と王は言いました。
王は、心を鬼にして命じました。チュヒャン大君を連れ出せと。
しかし、チュヒャン大君の王座への執着が消えたわけではありません。
必ず戻ってくると、ヤンミョン大君に言いました。
ラムは、チョンギに再びあの指輪を渡しました。
「私が危ない時には、手をつかんでほしい。雨の日も雪の日も、あなたの傍にいますから。」
と、ラムが言いました。
しかし、ラムの中の魔王が消えたわけではありません。
ふとした瞬間に、表に出てこようとし、チョンギの目を奪おうとするんです。
指輪のおかげで、何とか、止めることが出来る状況に、ラムは恐怖を覚えました。
自分の意思とは関係なく、魔王がチョンギを襲おうとするのですから。ラムの体も、徐々に魔王に侵されて来ていますし。
どうすればよいのか・・・と、ラムは悩みました。
チョンギも、ラムの苦しみが分かっています。
だから、御容を描きあげなくてはならないと、思いました。それが自分のできる事だと。
体調が回復したからと言って、病が治癒したわけではない王は、自分に残された時間が短いと感じていました。
魔王が封印されたのを確認して、目を閉じたいと願っています。
ヤンミョン大君は、魔王を封印することで、チュヒャン大君の野心も消すことが出来ると考えています。
チュヒャン大君を推す勢力も数を増していますから、急がなくてはなりません。
チョンギは、自分が描いた御容が破れた理由が何か、考えていました。
その時、チョンギに呼びかける者が。
ファチャです。
“相約をしにきた”と、言いました。
以前描いた御容が破れたのは、自分と相約をしなかったせいだと言いました。
ファチャと相約しない御容は完成しないと。
相約すれば、ファチャの気が絵に宿り霊妙な御容が完成すると言うのです。
チョンギ父も、昔、相約したからこそ、霊妙な御容が描けたのです。
チョンギは、父と同じように、自分もやり遂げてみせると、決心しました。
ウォルソンが、チョンギ父と一緒に御容を描いたカン・ユングクの息子を連れて来ました。
何と、チョンギたちと画会で競い、その後考画院に入ったシム・デユでしたよ!
ウォルソンは、ファチャから、二人の画工が協力すれば良いと聞いたと言いました。
そして、封印式の日に、絵の始まりと終わりが必要だとファチャが言ったと。
ただでさえ、時間が足りるかと不安なのに、封印式当日に描くなど、不可能では?と、ヤンミョン大君は言いました。
ファチャと相約しました・・・と、チョンギ。
これが最後の機会だと思います、と。
チョンギは、ファチャから、当日まで筆を持つなと言われていました。
魔王に掴まれたことで、チョンギの右手には魔王の傷が残ったままです。ファチャが相約の証に一時的に治してくれたのかな?
ただ、今筆を持つと、この先持てなくなるとファチャが言ったのです。
ファチャと相約したら、精神を病んでしまうかもしれないのに?!と、ヤンミョン大君は言いました。
ファチャは、命を奪ったり錯乱させたりはしないと言いました。絵を貰うだけだと。
チョンギは、その言葉を信じますと言いました。
ラムの前に、老囚人が現れ、自分がラムの祖父だと明かしました。
ラムの運命を守る方法は、霊妙な御容に封じ込めるしかないと言いました。
そうしなければ、ラムは魔王に飲み込まれて、この世に血の雨が吹き荒れると。愛する人も殺してしまうと。
「指輪を割り、封印式に行け。指輪が有る限り、お前は常に魔王と共存するしかない。」
牢のチュヒャン大君を、メヒャンが訪ねて来ました。
ラムが自分を裏切ったと言いました。だから、協力すると。
チュヒャン大君が王位に就くことが自分の望みだと言いました。
何やら深い事情がありそうなメヒャンですが・・・。ラスト一話ではっきりするのかしら?
封印式が始まりました。
ラムは、指輪を割りました。
直後に苦しみ始めたラム。
ふらふらになりながら、封印式に向かいました。
会場で割っちゃいけなかったの?・・・と思ったのは、私だけ?