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今までありがとう・・・と、ラムは言って、チョンギの傍を離れました。
そして素直に囚われて行きました。
ラムは義禁府の奥にある洞窟の中の牢に入れられました。
ヤンミョン大君は、済まないと謝りました。
ヤンミョン大君は決してラムを憎んだりしてはいません。ただ、哀れに思えたのでしょうね。
ラムの意思ではないのに、魔王に憑りつかれ、そのせいで苦しむだけじゃなく、魔王を封印した時点でラムが無事かどうかも分からないのですから。
ラムも、薄々感じていたのでしょうね。ヤンミョン大君の行動を当然として受け入れたようですから。
ところで、同じ牢の別の場所に1人の老人が閉じ込められています。
どうも、ラムの祖父のようですが・・・。
チョンギが倒れました。
なんとか商団まで帰って来たものの、そこで力尽きた感じです。
チョンギは夢の中でもラムを想い、ラムもまた牢の中でも、チョンギの事を案じていました。
意識が戻ったチョンギは、御容を描く決心をしました。
今まで、父のために絵を描いて来たチョンギ。最初で最後、他の人のために描こうと思いました。
昔、父が描いた絵を自分が完成させようと。
そして、ヨンウクとジョンに事情を話し、協力を求めたのです。
ヤンミョン大君から、魔王を封印するしか、解決方法は無いと言われたラム。
御容が必ず必要なのか、そして、それを描くのは霊妙な画工しか無理なのか、描いた画工は必ず病んでしまうのかと、問いました。
ヤンミョン大君、言葉に詰まりました。
御容を使うなら、封印式に協力できない・・・と、ラムが言いました。
ヤンミョン大君は、御容を描いた画工が封印式で呪われるという話を知らなかったようです。
「チョンギの事を思うなら、御容の復元はおやめください。」
ラムが言いました。
他に方法が無かった・・・と、ヤンミョン大君はチョンギに言いました。
ラムを拘束したことです。
そして、チョンギに問いました。自分はどう見える?と。
「この国の大君です。」
私はどんな男に見えるのだ?と次に聞きました。
正直に申し上げても?とチョンギ。
ヤンミョン大君が許すと、冷たい口調で言いました。
「人でなしです。」
ここまで徹底的に拒否されるとは、思っていなかったでしょうね、ヤンミョン大君。
冷静な感情じゃないこのタイミングで聞いたのが、悪かったですね。普段ならば、もっと柔らかく言ったでしょうに、チョンギも。
ある日、チョンギは宮殿でまたホリョンと会いました。
以前あった時、魔王と別れろと言った意味を聞きました。
霊妙な画工であるチョンギが御容を描こうとしているせいで、魔王が現れるんだと、ホリョン。
チョンギが命を落とすことになるぞと、ホリョンが言いました。
自分が原因で魔王が現れていると知ったチョンギ。
そのせいで周囲の人が死んでいると考えると、流石に落ち込みました。
御容の下書きが終了。王も満足し、本番の書き込みに入る事になりました。
完成するまでは、汚れが移る場所や人と会うことを避けるため、宮殿から外に出ないようにとヤンミョン大君が言いました。
ならば・・・とチョンギ。その前にラムに会わせてほしいと言いました。
魔王を体に持つラムは汚れそのものと言えます。ヤンミョン大君はダメだと言いました。
しかし、チョンギは引きません。跪いて頼みました。
心に一点の迷いもなく、御容に向かいたいとチョンギは言いました。
ラムが捕らえられたと聞いたチュヒャン大君。
魔王を手に入れる前にラムに死なれては困ります。
そんな時、チュヒャン大君に日月星・・・ラムから手紙が来ました。指示が書かれていました。
体調の思わしくない世子の状態を正確に把握し、議論の提起を・・・と。
チュヒャン大君は、御医を動かし、世継ぎに関する提言をするよう命じました。
御医は世子の治療に当たっている者たちに、それとなく話をしました。
その者たちから大臣たちへと話は広がり、万が一の時のために備えた方が良いのではないかと言う提言を王に対して進言するに至りました。
チュヒャン大君側の動きは、ヤンミョン大君にも伝わりました。
ヤンミョン大君や側近たちは、警戒心が膨らみました。
ラムが狙った通りの効果が上がっています。
輪郭が描き終わった時点で、ウォルソンが霊妙さを確認するために絵の前に立ちました。
しかし、ウォルソンは言いました。
「霊妙な絵ではありません。」
王やヤンミョン大君は愕然としました。見た目には本当に見事な出来だったからです。
チョンギも呆然としてしまいました。
霊妙さが無い理由が分からないか?とヤンミョン大君。
「御容を描く間だけでもラムを忘れてくれ。頼む。」
そして、再度描くよう命じました。時間が無い・・・と。
牢にいるラムは、チョンギに会いたいと思い続けていました。
そんなラムに老囚人が声をかけて来ました。
「今夜、人間が群れてやってくる。その中の一人がお前を救ってくれる。お前を生かすことも殺す事も出来る霊妙な画工。その女の手を必ずつかめ。」
どう言う意味かとラムが尋ねましたが、老囚人はもう何も答えませんでした。
チョンギもラムに会いたいと思っています。
霊妙さが無いと言われて途方にくれている心情を、相談したいと思いました。
で、ヨンウクとジョンに協力してもらい、ヤンミョン大君の書を偽造し、石の牢に入り込もうとしたのですが、失敗。
反対に自分も牢に入れられてしまいました。
知らせを受けたヤンミョン大君は、チョンギの想いの強さ、深さを知り、ラムに会わせる決心をしました。
チョンギは、ラムに謝りました。
自分とラムが触れると魔王が現れるんだと言いました。魔王を封印する画工だから・・・と。
ラムは言いました。ここを離れるようにと。
チョンギではなく、自分のためだと言いました。
本当はチョンギのためなんですけどね。
チョンギが納得する筈はありません。
ラムの本心が分かっていましたから。
「私はどこにも行きません。一緒にいます。ようやく再会できたのですから。」
これは王命であり、私の運命です・・・と。
老囚人の言葉がラムの脳裏に浮かびました。その女の手を掴めと言う・・・。
「確かめましょう、その運命を。」
そう言って、ラムはチョンギの手を取りました。
次の瞬間、指輪が強い光を放ち始めました
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