まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『今、別れの途中です』完観

2023-10-24 22:48:01 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ヨンウンは守られ与えられた人生や無難な選択ではなく、望む人生、転んだり失敗できる勇気を選びました。

時代遅れだと言われても、似合わないと言われても、自分が望み自分に似合う服が“いい服”だと信じて、歩き出したのです。

ヨンウン自身、無謀な決断だと分かっています。

だから、部下の誰一人として誘いませんでいた。何の保証もないのに、重荷を背負わせるわけにはいきませんから。

 

ソ代理は、スホとの関係を整理しました。

とっくにスホの心が自分から離れている事には気づいていましたし、ミスクの家族への思いを痛いほど知りましたからね。

上司と部下の関係でいます・・・と、スホに言いました。

やっぱり、ミスクが見抜いたように、ソ代理も良い人でしたね。

 

スホは、家のあちこちにミスクの香りを感じながら生活しています。

一番心に沁みたのは、ジミンのタンスに入っていた箱を開けた時。

これからジミンが成長していくにつれて必要になる下着が入っていました。使う頃合いも記していました。

思春期には、この鍵付き日記帳を渡して・・・とか。

俺は足元にも及ばないけど、頑張るぞ、心配するな・・・と、スホはミスクに向けて呟きました。

 

ヨンウンは胸に潜めて来たデザインを描きました。

“ソーノ”の概念とは違うものだったようです。

 

自炊も始めました。ジェグクに教わったとおりに。

 

しかし、思った以上に世間の風は冷たくて厳しかったのです。

注文する量が少ないからと布の注文が断られたり、他の過程においても、ことごとく断られました。

1人で事業を開始するのは、やはり相当な負担でした。

でも、挫けることはありませんでした。

 

そう言う情報は、同業者にはすぐに伝わります。

“ソーノ”のナム課長たちも、それを知り、心配しました。

 

今のヨンウンに必要なのは、友達だとドフンが言いました。

同じように心配していたチスクは、それを聞いてすぐにヨンウンを訪ねて行きました、ワインを持って。

ミスクの漬けた不味いキムチを肴に、ワインを飲み、ラーメンを食べました。

ヨンウン、気が晴れました。

そして、またデザインを始めました。

 

約1か月の間、ヨンウンはデザインに没頭しました。

1人でなくては出来ない自由です。

こんなに自分の中に溜まっていたのかと思うくらい、多くのデザイン画が出来上がりました。

 

ジェグクにそれを見てもらいたいと思いました。

 

そんな時、ヨンウンをソヨンがチヒョンと共に訪ねて来ました。

一緒に仕事がしたいから、会社を辞めて来たと言いました。

「険しい道だし、あなたたちに何の約束もしてあげられない。」

と、ヨンウン。呆れました。

でも、ソヨンは引きませんでした。

「険しい道でも、学ばせてください。自分の服に誇りを持ちたいんです。」

と、ソヨンは言いました。

チヒョンは、投資するから、ソヨンを成功させてほしいと言いました。

 

ソヨンとチヒョンは、あっという間にヨンウンの部屋を改造しました。

そして、仕事場に作り替えたのです。有無を言わせませんでした。

 

それだけじゃありませんでした。

犬猿の仲だった本部長が、ヨンウンの送別会を盛大に開いてくれたのです。お金を出したのは、チスクでしたが。

ヨンウンが行き詰ってると知ったこのタイミングで・・・です。

ナム課長たち元部下だけじゃなく、生地屋や工場の責任者たちも集まっていました。

皆、ヨンウンに世話になった人たちでした。

皆もヨンウンの事を心配していたのです。

それぞれに、協力すると申し出てくれました、ヨンウンだからと。

ヨンウン・・・泣きそうになりました。

有難く受け入れることにしました。

 

チスクは高級時計をプレゼントしてくれました。

「新しい時間の始まりでしょ。きっとミスクならそう言う筈。」

・・・と。

ヨンウンは、その時計を手首にはめ、決意を新たにしました。

 

時が経ちました。2年?

 

ヨンウンとジェグク、今でもお互いの記憶は、風化する事無く、生き生きとお互いの中に生きて、活力を生み出してくれていました。

 

ジェグクにはたくさんのオファーが入り続けていました。

ある時、韓国からオファーが入りました。釜山で開くファッションウィークの担当者からでした。

ジェグク、そのチャンスに飛びつきました。

ヨンウンと出会ったイベントでしたよね。

 

ヨンウンの両親は離婚したのかな?

ともかく、現在は、ヨンウン父は家を出て、近所に暮らしているようです。

適当な距離を置いて、落ち着いた関係になっています。

 

ヨンウンたちのブランドも、ファッションウィークに参加していました。

ブランド名は、『HWA答』。

ソヨンも、一人前のデザイナーとして認められようとしています。

 

釜山のモノレールで、ジェグクは向かいから来た“カプセル”に乗ってるヨンウンを見かけました。

慌てて後を追いましたが、すぐに見失ってしまいました。

でも、海辺の道の向こうから歩いてくるヨンウンと会ったのです。

 

自然に挨拶をしました。

長い時間を隔てて会ったとは思えないくらいに自然に。

 

ハッピーエンドです。

今度はもう、この想いを手放す事は無いでしょう。

 

ラブストーリーではありましたが、女性の生き方を見つめ直す事に重点を置いていたように思います。

ヨンウン、ミスク、チスクの女性3人組の生き方はそれぞれに違いましたし、ヨンウン母やジェグク母の人生もまた違う信念に基づいたものでした。

どれもリアルでした。

やはり、ミスクの人生には泣かされましたね。

それにしても、チャン・ギヨンssi、美しいですわ

私は以前から、チャン・ギヨンssiのちょっとくぐもった声の出し方に慣れなくて、聞き取りにくいと思っていたのですが、やっと少し慣れて来たように思います。

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『今、別れの途中です』15話まで

2023-10-24 16:46:39 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ヨンウン父がヨンウンに聞きました。

「母さんを解放してやるべきか?」

娘とすれば、末永く一緒に暮らしてほしいけど、女性とすると手放すべきだと思う・・・とヨンウン。

どうすればいいのか分からないと、父は言いました。

 

ヨンウンが父に聞きました。

毎年生徒を見送ってばかりで、辛くなかった?・・・と。

「会えなくても縁は切れない。いつも心の片隅にいるんだ。」

でも、母さんは見送れそうに無い・・・と。

「1つでも一緒に暮らして良かったと思えることをあげたい。私との人生は悪くなかったと、そう思ってほしい。だから、一緒にいたい。」

 

チスクは、ドフンのことを、まだ信じ切る事が出来ないでいました。

会長に、ビジョン㏚を特別視しなくて良いと自棄になったように言いました。

すると、今度は会長が激怒。

まだ私を理解してないのかと。

「大勢の社員とその家族がいるのに、会社の金を無闇に使うと思うのか

チスクは、やっと自分の思い込みだと分かりました。ドフンが如何にプライドを傷つけられ、ショックを受けたかもわかりました。

 

ジェグクの写真館は今月いっぱいで閉館することになっています。

機材の片付けも進み、数日中には、運び出すことになっています。

そうなると、もう、ジェグクの出発の準備は全て整ったことになります。

ウンハンは、流石に心が焦り始めました。

チケットはまだ持ったままです。

 

ミスクは、ジミンの入学準備に勤しんでいました。

入学式の洋服の準備も整えました。

スホと一緒にジミンのための準備をしていました。ミスクが居なくなった時のための・・・。

一方で、ミスクの体はどんどん病に浸食されていました。

時間が無い・・・と、ミスクは焦りました。

残された時間は少ないと自分で分かっていますから。

なのに、やらなきゃいけない事はたくさんあって・・・。

その気持ちが痛いほどわかるスホは、ミスクと並んで準備をしました。

 

ヨンウンは、まだ進む道を決めかねています。

が、彼女の周囲の人たちは、皆、ヨンウンを送り出す心の準備を始めていました。

会長も、他の部署の人たちも。

 

ジェグクの荷造りの手伝いをしていると、そこにジェグク母がやって来ました。

ヨンウンが帰ろうとすると、ジェグク母の方が気を利かせて帰って行きました。

そう言う所は、大人だよね、ジェグク母。根は優しいし、常識的な人です。

 

別れる時が、徐々に近づいていると、ヨンウンとジェグクも痛いほど感じていました。

 

ヨンウンの母は、離婚の意思は固いけど、夫のことを冷静に見ることが出来るようになっています。

やはり長い時間を一緒に過ごして来たわけです。

夫が自分の心の呟きを読んだ事を知り、理解をしようとしてくれている事も気づいています。

だからといって、離婚の意思に変わりはないのですが。

ヨンウンも、やっとジェグクとのことを母に話す事が出来ました。迷っていることも・・・。

この先、一緒に歩んできた人とも、分かれ道で別々の道を選ぶことになるかもしれないと、母は言いました。

だから、心を決めて見送らなきゃ、手放さなきゃ・・・と、言いました。

 

それでもまだヨンウンは迷っていました。

多分、誰しも、こういう心情になるでしょうね。

 

ヨンウンは仕事に関しても、まだ誰にも決心を明かしていません。

でも、仕事に関しては、相手先もあるので、そうそういつまでも曖昧なままにしておくことは許されない状況になって来ました。

 

写真館の最後の日、ジェグク母が写真を撮りたいとやって来ました。

ジェグクと並んで写真を撮りました。

そういえば、家に飾ってあったのは、スワンとの写真だけでしたね。

これまで、ジェグクを息子だと思ってはいても、やはりスワンへの思いには勝らなかったのかもしれません。

でも今、母はジェグクを心から自分の息子だと思えるようになっているのでしょうね。

 

ミスクが倒れて、病院に担ぎ込まれました。

血相変えて駆け付けたヨンウンとチスク。

医師は、スホやヨンウン、チスクに言いました。もう殆ど時間は残されていないと。

なのに、ミスクは反対を押し切って退院しました。

自分にはやる事がたくさんあるからと。殆どが娘ジミンのこれからの準備でした。

母親なら、これから成長していくにつれて、話し相手になったり女性としての気遣いを教えてあげたりできるけど、それが出来ないと分かっているから・・・。

ミスクは、退院しました。

出来る限り、ジミンと一緒に過ごそうとしました。

“母”を覚えておいてもらいたいと言う一心なんでしょう。

 

翌日パリに発つと言う夜になっても、ジェグクはヨンウンの返事を聞こうとしませんでした。

ヨンウンの立場や状況、行けない理由を理解して納得しているからでした。

それでも、一緒に行こうと言ったのは、自分の心は変わらないでそのままだと言う事を伝えたかったからでした。

1人で行くとしても、ジェグクの気持ちが変わったとかいう理由じゃないと言いたかったから。

ヨンウンを愛している事も、これからも愛し続けると言う事も変わらないとジェグクは言いました。

思いは変わらないとヨンウン自身も思っているのだから、これが別れということになるのだろうか・・・とヨンウンは思いました。

 

ヨンウンは決心しました。

『ザ・ワン』を退社したのです。“ソーノ”を独立させるのではなく、一人で自分のブランドを立ち上げる決心をしたのです。

“ソーノ”は、そのまま『ザ・ワン』のブランドとして、ナム課長たちに任せることにしました。

 

ヨンウンは、ジェグクの見送りに空港に行きました。

これだけは言いたくて・・・とヨンウン。

「別れたからと言って、私の気持ちが冷めたとかいうんじゃない。ハ・ヨンウンは、今でもユン・ジェグクを愛してる。」

ジェグクと同じ言葉でした。

「最初は自分の愛に自信が持てなかった。でもあなたのお陰で、愛していいんだと思えた。あなたの愛のお陰で新しい愛に目覚めた。無理だと思った事をやり遂げた。ありがとう。十分に幸せだった。あふれるほど愛したわ。ありがとう、ユン・ジェグクさん。愛してくれて、愛させてくれて。」

ジェグクは一人で旅立ちました。

 

最期の日々を、ミスクはスホとジミンと3人で幸せに包まれて過ごしました。

笑顔が絶えない日々でした。

ミスクは、スホに感謝を伝えました。どれほど自分がスホを愛していたかを伝えました。

「独りにしてごめん。一緒に逝こうと言えなくて、ごめん。」

と、スホが言いました。

見守っててくれよ、いつか会う日まで忘れずにいよう・・・とスホが涙を堪えて言いました。

「悲しむのは3日にしてね。その後はあなたの人生を生きて。」

と、ミスクは微笑みました。

 

そしてミスクは逝きました。

 

ヨンウンは、引継ぎを完璧にして、会社を後にしました。

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