まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『メモリスト(原題)』12話まで

2021-08-18 23:44:29 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

イ次長にようやく焦点が当たって来ました。

 

ピョン隊長は、チョン・ギス刑事の息子が消しゴムによって殺され、ノチーム長の狙われたが、こちらは命を取り留めたとイ次長に報告。

イ次長はトン・べクが関わったと察しました。

それだけでなく、ノチーム長が入院した病院にはノチーム長の妻が医師として勤務していることまで言い当てました。

何故

その時点で、検察は合同捜査を画策しているとイ次長は察していました。しかし、消しゴムを逮捕出来たら自分たちの手柄とし、出来なかったら警察の責任にしようといていると。

だから、検察より先に捕まえろとピョン隊長に言いました。

君のためだ・・・とね。言い方が上手いよね。

ただ、ピョン隊長の考えがイマイチ分かりません。イ次長に心酔しているように見えますが、その反対にも見えますし。立ち位置が謎です。

 

意識を失ったトン・べクは昏睡状態に陥っていました。

主治医のアン博士は、トン・べクの能力を最初は信じられなかったとソンミに言いました。

でも今は弟のように思える・・・と。だから元気でいてほしいと。

気絶が増えているし、良くない兆候があると言うのです。

だから、スキャンを止めてほしいとソンミに言いました。

「前例が無いので不明ですが、死に近づいています。何度も本人に言いました。でも止めません。これ以上の記憶スキャンは自殺行為です。」

そこまでとは思ってなかったソンミ。ショックでした。

 

8年前、トン・べクはチョウォンの勧めでコンビニでアルバイトを始めました。

人の手に触れる練習のためです。

カッコ良いトン・べクはすぐに人気者となり、彼目当てに女子高生のお客が押し寄せる始末。

支払いの時とかに手に触れる機会が多くなり、スキャンをコントロールする術を会得していきました。

しかし、苦痛や心の傷の様な不快な記憶は拒めないようで、真っ先に入ってくるんだそうです。

辛いから辞めようとトン・べクは考えていました。

チョウォンは練習相手にはなれませんでした。冷静でいられないから。

初恋でした。

 

チョウォンと交際を始めたのかな?トン・べクは。

しかし、7年前に突然連絡が取れなくなってしまったのです。

養父母も探しているようでした。

 

意識を取り戻したトン・べクは、すぐにノチーム長の病室に駆けて行きました。

ところが、姿がありません。

夜中に突然消えてしまったとクチーム長が言いました。

トン・べクはノチーム長の鼻の中に消しゴムが何かを入れたことをスキャンしていました。重要な事に違いありません。

そしてもう一つトン・べクが感じたのは、目撃者を消すために襲ったのではなく、殺人そのものを楽しんでいたということ。ノチーム長の記憶にそう残っていたのです。

 

ノチーム長の行方を追ったソンミたち。

しかし、病院から出た形跡がありません。

「まだ病院にいる。」

ソンミが断定しました。トン・べクも同じ意見でした。

病院内を必死に捜索。なかなか見つかりません。

 

オ刑事が見つけました。遺体の安置室です。

発見が早く、命はとりとめました。そして鼻の中からメモが見つかったのです。

“罪のない者が罰せられる、罪人の代わりに”

罪人の代わりに罪のない者を殺すことで復讐をしていると言う事です。

ノチーム長の場合は、妻の医師が罪人でした。

 

ノチーム長の妻は20年前、飛び降り自殺をした青年の検死を担当しました。

死因は転落死に間違いないけど、一つ不審な点がありました。右腕の火傷の傷です。

だから、解剖を主張したのですが、やって来たチョン・ギスが反対。直筆の遺書もあるのに・・・と言って。

それでも医師としての使命を果たそうとしたのですが、チョン・ギスが突然彼女の息子の病気を持ちだしました。

骨髄のドナーを探していたのです。

結局、息子を助けるために嘘の報告書を書いてしまいました。

青年の死から2時間しか経っていないのに、ノチーム長夫婦の全てを把握してきたのです。チョン・ギスの後ろには強力なバックが付いていると察しました。従うしかなかったのです。

死んだ青年の名前はムン・ヨンデだとノチーム長の妻は言いました。

 

その時、院内にコードブルーの連絡が流れました。

てっきり夫だと思った妻は駆け付けました。でも、無事でした。

コードブルーは別の患者でした。

消しゴムに命を狙われているとソンミに聞いたので、妻は慌てたのでしょう。

ノチーム長のベッドの傍にイ次長が立っていました。

やって来たソンミの姿を見て、言いました。何をしている・・・と。辞表を書けと言った後ですからね。

そして、広域捜査隊のミンチーム長に命じました。

今後ソンミを現場に入れたら、そいつは懲戒処分だ・・・と。

 

でもね、特別捜査本部の仲間たちは今でもソンミに協力してくれています。

おかげでムン・ヨンデについての情報が集まりました。

その情報から、ムン・ヨンデが死んで2か月後に消しゴムが7人を殺したとソンミは考えました。

その根拠はチョン・ギス。どちらも彼が担当し隠ぺいしたからです。

その時、チョン・ギスが消えたとクチーム長から連絡が入りました。

 

ソンミとトン・べクはムン・ヨンデの自宅を調べました。今は父親のムン・チョルジュが住んでいることになっています。

部屋は片付き、長く留守にしていたようです。

家の電話が鳴りました。

出てみると相手が呼びかけました。ハン・ソンミ?・・・と。

そして次にトン・べクに言いました。

「殺人が続くのはお前のせいだ。チョウォンに犯した罪。」

チョウォンの名前がここで出て来た事にソンミは驚きました。ジェギュの遺言ですから。

 

トン・べクはこの時初めてジェギュの遺言にチョウォンの事があったのを知ったのかな?

消しゴムとジェギュの双方からチョウォンの名前が出た事に、トン・べクは驚きました。

ソンミは、トン・べクの様子から、チョウォンのことを知っていると察したかも。

 

ムン・チョルジュは10年前に捜索願が出されていました。

出したのはムン・ヨンガンと言う親戚の者。

ムン・ヨンガンは警察特攻隊に勤務していた過去がありました。現在は元国会議員の同行秘書をしていることが判明。

すぐにその元国会議員の元に向かいました。

すると、家の近くに人だかりが。

カン記者が2人を見つけて教えてくれました。

なんと、検察がソンミの携帯を盗聴していて、動きを掴んでいると言うのです。

なるほどね~、それで行く先々に検察が現れるんだ

 

人だかりが出来ているのは、パン元国会議員の妻が拉致されると言う事件が起こったからでした。

妻はマザーテレサと噂されるほどいい人だと言われています。

罪のない者が罪人の代わりに罰せられる・・・と言う言葉がトン・べクとソンミの頭に浮かびました。

誰が罪人か確認しよう・・・とトン・べクが言いました。

 

パク元議員の屋敷に入ろうとしたとき、広域捜査隊が2人を止めました。イ次長の命令がありますからね。

でも、ピョン隊長が2人を入れました。

やっぱりピョン隊長、イ次長の言いなりじゃないのね。

 

ソンミはピョン隊長たちに消しゴムについてのこれまでの捜査状況を説明しました。

以前とは違って、相手の家族を殺すことで報復を始めたと。

妻が拉致された時に一緒に居たソ秘書は、犯人の右腕に傷があったと証言。

そこに、ウ検事が大勢の部下を連れてやってきました。彼らの目的はトン・べク。

またまた検察が偉そうに言ってる所に、パク元議員が帰宅。

ムン・ヨンガンも一緒です。

 

ウ検事がトン・べクをただちに連行すると言いました。

それを聞いてパク元議員が抗議。

「現職議員の妻じゃなければ死んでもいいと?増員するどころか、超能力刑事を外すと?」

ウ検事、これであっさりと引き下がりましたよ。恥ずかしいったらありゃしないよね、毎回毎回。

 

トン・べクがムン・ヨンガンに言いました。右腕を見せてくれないか?と。

傷を確認するためです。

しかし、ありません。

左腕も・・・とソンミ。

傷がありました。でも兵役中の爆発物による怪我だと言いました。確かに火傷のようです。

ソ秘書も、こういう傷ではなく、切り傷のようだったと言いました。

 

トン・べクは、拉致された時間の記憶をスキャンして良いかとムン・ヨンガンに聞きました。

嫌だと言ったムン・ヨンガン。

しかし、パク元議員の命令でOKしました。

ソンミはトン・べクにスキャンさせたくはありませんでした。しかし、他に良い方法はありません。

 

トン・べクがムン・ヨンガンに近づき、肩に手を置こうとした瞬間、ムン・ヨンガンが傍にいたソ秘書を羽交い絞めに資、ナイフを首に突きつけました。

そして、ソ秘書を突き飛ばしておいて、車で逃走。

トン・べクが必死に追いましたが、追いつける筈も無く。

でもね、逃走する車の前に、カン記者が車を停めたのです。行先を塞がれた格好です。

車を捨てて逃走するムン・ヨンガン。

トン・べクが追走。

途中でバイクを盗んで逃げだしたのを見て、トン・べクが諦めた時、ソンミが追いつきました。

凄いです、ソンミ。

妻を拉致した後に行った場所をナビで特定してきていました。

 

廃車置き場に到着したトン・べク&ソンミ。

どこかで携帯の鳴る音がします。

探し出すと、かけて来たのはムン・ヨンガン。

「俺は殺人犯じゃない。消しゴムを追ってるだけだ。」

そして、消しゴムの正体がほぼ分かったと言いました。右腕の傷を見た・・・と。

誰なの?とソンミが聞くと、そこにある赤いボタンを押せと言いました。

 

押すと、目の前に映像が映し出されました。

それは、剣道をしているイ次長の姿。

2人はあまりの衝撃に言葉も出ません。

 

トン・べクは激高してイ次長の所に乗り込みました。

傷を確認しました。

首を掴んでスキャンしようとしました。

ソンミが止めるのを払いのけ、スキャン。

でも、次の瞬間、トン・べクが叫び声をあげました

 

20年前の暴行事件の現場にいたイ次長。縛られて身動きが取れない状況でした。

必死に縛りを解いて見ると、そこは修羅場。

7人の若者が殺し合っているのですから。

逃げようとしたイ次長に、一人の男が襲い掛かって来ました。

シャベルで殴られた傷なんです、右腕の傷は。

もう終わりだと思った時、男が突然倒れました。

朦朧とする意識でイ次長が見たのは、一人の少年の姿。

トン・べクです。

 

えーっ

 

「お前だ。20年前にシムべで7人を殺した殺人鬼の消しゴムはお前だ。」

トン・べクに首を絞められながらイ次長が言いました。

嘘だーっ

トン・べクが叫びました。


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『メモリスト(原題)』11話まで

2021-08-18 13:56:27 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ロープで階下に降りようとしていた消しゴムを背後から一発トン・べクが撃ちました。

でもね、防弾チョッキを着ていたようで、衝撃を受けはしましたが、倒れることはありません。

ゆっくり振り向きました。

「よくやった、お前の勝ちだ。」

声は変えてあるけど、女性のように聞こえます。体型も何だか女性のようだし。

トン・べクの母親が死んだ時、その場にいたようです。トン・べクが母を泣きながら呼んでいたと揶揄うように言いました。

トン・べクの怒りは頂点に達しそう。

一瞬の隙にロープで降りかけた消しゴム。

トン・べクが狙いを定めて撃ちました。

相手は地面に落ち、動きません。

が、トン・べクが駆け付けた時、血痕を残し、消しゴムは消えてしまっていたのです。マンホールに逃げ込んだようです。

 

チン・ジェギュは瀕死の状態でした。

遺言を忘れるな・・・と呟きました。

「捜すんだ。必ず。チョウォンを。」

ジェギュはそれだけ言って、息を引き取りました。

 

マスコミは、一斉に連続殺人事件とチン・ジェギュの件を報道。

警察の失態だと主張するのが殆どですが、チョ社長の放送局ではやはりトン・べクに疑惑が集まるような偏った放送をしました。

 

そして、検察が警察に乗り込んで来ました。例のウ検事です。

家宅捜索令状を持っています。いったいどういう理由で?

全く偉そうなんだから

検察と警察とで睨み合いとなりました。が、警察は分が悪い感じです。検察の方が警察より地位が上と言う意識が強いんですよね。

でも、そこにイ次長が表れたら、一気に形勢逆転。

器が違いますな、イ次長とは。

偉そうな言動をしていたウ検事は、結局、何も手にすることなく引き下がるしかありませんでした。

 

イ次長は、ソンミに責任を問いました。

辞表を出して検察庁に出頭しろと言いました。

ソンミは1週間だけ捜査をさせてほしいと頼みました。

イ次長は単にメンツとかを重要視しているわけではありません。無能な指揮官のせいで部下が迷惑をこうむるんだと言いました。警察を辞めても弁護士になれるソンミとは違って、一介の捜査員は路頭に迷うわけです。

おそらくソンミは事件だけを見ていて、周囲の事まで気を配る事は出来ていなかったのでしょうね。

イ次長の言葉に従うしかありませんでした。

 

帰宅すると、部屋にはトン・べクが。

勝手に入り込んでいましたよ。他に行くよりそこが一番安全だと思ったようです。

 

トン・べクは言いました。奴は有名な悪人だけを殺してるが、一つだけ例外がある・・・と。

20年前の集団暴行事件です。シムべという町で7人が殺し合う暴行事件が起こり、サンア一人が生き残ったと言う事件のことです。チン・ジェギュの記憶に残っていました。

7人は若者で、決して有名人ではありませんでした。

消しゴムが何故7人を殺したのか、その理由が分かれば正体がわかる・・・と。

そして、ソンミの頭脳が必要だと言いました。自分が知らない犯罪学の知識と論理的な推理が。

 

ソンミはチン・ジェギュの遺言を話しました。

“消しゴムは隠れている、トン・べクの過去の中に”

でも、トン・べクは幼い頃の記憶が全くありません。消されたと考えています。

もしかしたら、消されていない過去かもしれない・・・とソンミが言いました。

「ありふれた記憶か、或いは強烈過ぎて他には注意が向かない記憶の中に。」

 

強烈過ぎて他には注意が向かない記憶・・・とトン・べク。

思い当たる事がありました。8年前19歳の時のことです。

トン・べクは死のうとしたのか、あるビルの屋上に立っていました。靴を脱いで手すりの外に立ちました。

手を放そうとした瞬間、声がかかりました。他に行って、ここは私の場所よ・・・と言う。

一瞬ふらついて落ちそうになったトン・べクの手を、声の主が掴みました。

その少女の記憶をスキャンしちゃったようですね。

 

それからトン・べクはその少女チョウォンの事が気になり始めました。

チョウォンもまた何度も死のうとしていたことを知ったのです。親に虐待されていたのを助け出されて別の家庭に養女に入ったようです。いまだに当時の記憶に苦しんでいたのです。

この少女こそが、ジェギュの言ってた“チョウォン”のようですが・・・。

 

ソンミの家にクチーム長とオ刑事もやって来ました。

勝手に彼らの合同捜査のアジトと決めちゃったみたいです。

シムべ事件を調べてみると、7人は同じ塾に通っていた者たちで、家庭はかなり裕福でした。

しかし、どの遺族も口を開こうとはしなかったようですね。

明らかに変です。

もう一つ気になる事がありました。

7人の死亡者の中にソ・ピルリプという者がいました。名前に特徴があったので、オ刑事は覚えていました。

で、ソウル警察庁の資料を調べていて、この事件が未解決事件の中に分類されていたのです。調査はしたと言う事です。が、記録は残っていないと言う事になります。

担当者の名前がありました。チョン・ギスと言う刑事です。

ソンミが父の事件の捜査を何度も持ち掛けた刑事でした。クチーム長の知り合いでもありました。

 

チョン・ギスは入院中でした。事故に遭ったのです。

息子を乗せて帰宅する途中でした。

信号で停まった時、隣にいたバイクの人物が彼の腕を掴みました。

その時から記憶が無いのです。

気が付いたら、事故が起こっていて、車は大破。バイクの人物がチョン・ギスは引っ張り出してくれましたが、息子は置き去り。彼の目の前で息子は死んでしまったのです。

しかし、その人物の顔がギスには思い出せません。

トン・べクに記憶を読んでくれと必死に頼みました。

消しゴムでした。

ギスはパニックになりながら、消しゴムの服からボタンを引きちぎっていました。

必ず息子の仇を取ってやると思ったからです。

ボタンには特徴のあるマークが刻まれていました。それは消防署のマークだと判明しました。

そしてSとBの文字から推察できるのは、やはりシムべです。

 

シムべ消防署に向かいました。

しかし、通常の制服等にはそのボタンはついていません。勤続20年の記念服のモノだったのです。

20年前の事件についてユ署長が記憶していました。

噂では麻薬をやっていた若者たちだと言われていました。麻薬のせいで正気を失って殺し合った挙句、一酸化炭素中毒で死んだという事です。

そして気になったのが、現場には消防署員より先に警察が来ていたということだとユ署長は言いました。おまけに、何もせずに逃げたと。

先に来ていた警官が消しゴム?と言う疑いが浮上しましたが、それなら記念服を着ていたのは何故かと言う疑問が出て来ます。

 

警察を目撃したのは、ノ・グァンギュと言うチーム長でした。

クリーニングに出した記念服を失くされたと言っていたと、応対した署員が言いました。

危険だと、ソンミ。

消しゴムが着ていた記念服、次の殺人の対象を示すヒントだと。

警察官を目撃した人物を消そうとしていると。だから記念服を着ていたんだと。

丁度、ガス漏れ事故の通報があり、出動しようとしていました。

すぐに連絡しましたが、ノチーム長はとどまりません。消防士には危険はつきものだと。

 

現場に向かおうとした一行の前にウ検事の指示でやってきた検察の面々が。

クチーム長たちが引き留めている間に、トン・べクが先に現場に向かいました。

 

消火が完了し、撤収しようとしたとき、逃げ遅れた人がいると言う連絡が入りました。

で、向かったのはノチーム長。

背後から忍び寄った人物が、ノチーム長の酸素ボンベのパイプを切断。倒れたノチーム長の鼻に何かを入れて立ち去りました。

 

救ったのはトン・べク。マスクをつけてノチーム長を救出しました。

何としても20年前の記憶をスキャンしなくてはいけません。ふらふらになりながら、一緒に救急車に乗り込みました。

呼吸と心拍が戻ったと聞いて、スキャン開始。

ところが、トン・べクが苦しみ始めたのです。

 

トン・べクは記憶をスキャンしながら、このところ激しい苦痛を感じています。

それでも、必死にスキャンしました。

 

20年前事件現場に入ったノチーム長は、そこで一人の警察官を見ました。

右腕を負傷していました。マスクで顔は見えません。

しかし、サンアが倒れているのを見て、そっちの救助を優先。その隙に警察官は姿を消していました。

そう呟いて、トン・べクも意識を失ってしまったのです。

 

イ次長の右腕に傷が


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