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ロープで階下に降りようとしていた消しゴムを背後から一発トン・べクが撃ちました。
でもね、防弾チョッキを着ていたようで、衝撃を受けはしましたが、倒れることはありません。
ゆっくり振り向きました。
「よくやった、お前の勝ちだ。」
え声は変えてあるけど、女性のように聞こえます。体型も何だか女性のようだし。
トン・べクの母親が死んだ時、その場にいたようです。トン・べクが母を泣きながら呼んでいたと揶揄うように言いました。
トン・べクの怒りは頂点に達しそう。
一瞬の隙にロープで降りかけた消しゴム。
トン・べクが狙いを定めて撃ちました。
相手は地面に落ち、動きません。
が、トン・べクが駆け付けた時、血痕を残し、消しゴムは消えてしまっていたのです。マンホールに逃げ込んだようです。
チン・ジェギュは瀕死の状態でした。
遺言を忘れるな・・・と呟きました。
「捜すんだ。必ず。チョウォンを。」
ジェギュはそれだけ言って、息を引き取りました。
マスコミは、一斉に連続殺人事件とチン・ジェギュの件を報道。
警察の失態だと主張するのが殆どですが、チョ社長の放送局ではやはりトン・べクに疑惑が集まるような偏った放送をしました。
そして、検察が警察に乗り込んで来ました。例のウ検事です。
家宅捜索令状を持っています。いったいどういう理由で?
全く偉そうなんだから
検察と警察とで睨み合いとなりました。が、警察は分が悪い感じです。検察の方が警察より地位が上と言う意識が強いんですよね。
でも、そこにイ次長が表れたら、一気に形勢逆転。
器が違いますな、イ次長とは。
偉そうな言動をしていたウ検事は、結局、何も手にすることなく引き下がるしかありませんでした。
イ次長は、ソンミに責任を問いました。
辞表を出して検察庁に出頭しろと言いました。
ソンミは1週間だけ捜査をさせてほしいと頼みました。
イ次長は単にメンツとかを重要視しているわけではありません。無能な指揮官のせいで部下が迷惑をこうむるんだと言いました。警察を辞めても弁護士になれるソンミとは違って、一介の捜査員は路頭に迷うわけです。
おそらくソンミは事件だけを見ていて、周囲の事まで気を配る事は出来ていなかったのでしょうね。
イ次長の言葉に従うしかありませんでした。
帰宅すると、部屋にはトン・べクが。
勝手に入り込んでいましたよ。他に行くよりそこが一番安全だと思ったようです。
トン・べクは言いました。奴は有名な悪人だけを殺してるが、一つだけ例外がある・・・と。
20年前の集団暴行事件です。シムべという町で7人が殺し合う暴行事件が起こり、サンア一人が生き残ったと言う事件のことです。チン・ジェギュの記憶に残っていました。
7人は若者で、決して有名人ではありませんでした。
消しゴムが何故7人を殺したのか、その理由が分かれば正体がわかる・・・と。
そして、ソンミの頭脳が必要だと言いました。自分が知らない犯罪学の知識と論理的な推理が。
ソンミはチン・ジェギュの遺言を話しました。
“消しゴムは隠れている、トン・べクの過去の中に”
でも、トン・べクは幼い頃の記憶が全くありません。消されたと考えています。
もしかしたら、消されていない過去かもしれない・・・とソンミが言いました。
「ありふれた記憶か、或いは強烈過ぎて他には注意が向かない記憶の中に。」
強烈過ぎて他には注意が向かない記憶・・・とトン・べク。
思い当たる事がありました。8年前19歳の時のことです。
トン・べクは死のうとしたのか、あるビルの屋上に立っていました。靴を脱いで手すりの外に立ちました。
手を放そうとした瞬間、声がかかりました。他に行って、ここは私の場所よ・・・と言う。
一瞬ふらついて落ちそうになったトン・べクの手を、声の主が掴みました。
その少女の記憶をスキャンしちゃったようですね。
それからトン・べクはその少女チョウォンの事が気になり始めました。
チョウォンもまた何度も死のうとしていたことを知ったのです。親に虐待されていたのを助け出されて別の家庭に養女に入ったようです。いまだに当時の記憶に苦しんでいたのです。
この少女こそが、ジェギュの言ってた“チョウォン”のようですが・・・。
ソンミの家にクチーム長とオ刑事もやって来ました。
勝手に彼らの合同捜査のアジトと決めちゃったみたいです。
シムべ事件を調べてみると、7人は同じ塾に通っていた者たちで、家庭はかなり裕福でした。
しかし、どの遺族も口を開こうとはしなかったようですね。
明らかに変です。
もう一つ気になる事がありました。
7人の死亡者の中にソ・ピルリプという者がいました。名前に特徴があったので、オ刑事は覚えていました。
で、ソウル警察庁の資料を調べていて、この事件が未解決事件の中に分類されていたのです。調査はしたと言う事です。が、記録は残っていないと言う事になります。
担当者の名前がありました。チョン・ギスと言う刑事です。
ソンミが父の事件の捜査を何度も持ち掛けた刑事でした。クチーム長の知り合いでもありました。
チョン・ギスは入院中でした。事故に遭ったのです。
息子を乗せて帰宅する途中でした。
信号で停まった時、隣にいたバイクの人物が彼の腕を掴みました。
その時から記憶が無いのです。
気が付いたら、事故が起こっていて、車は大破。バイクの人物がチョン・ギスは引っ張り出してくれましたが、息子は置き去り。彼の目の前で息子は死んでしまったのです。
しかし、その人物の顔がギスには思い出せません。
トン・べクに記憶を読んでくれと必死に頼みました。
消しゴムでした。
ギスはパニックになりながら、消しゴムの服からボタンを引きちぎっていました。
必ず息子の仇を取ってやると思ったからです。
ボタンには特徴のあるマークが刻まれていました。それは消防署のマークだと判明しました。
そしてSとBの文字から推察できるのは、やはりシムべです。
シムべ消防署に向かいました。
しかし、通常の制服等にはそのボタンはついていません。勤続20年の記念服のモノだったのです。
20年前の事件についてユ署長が記憶していました。
噂では麻薬をやっていた若者たちだと言われていました。麻薬のせいで正気を失って殺し合った挙句、一酸化炭素中毒で死んだという事です。
そして気になったのが、現場には消防署員より先に警察が来ていたということだとユ署長は言いました。おまけに、何もせずに逃げたと。
先に来ていた警官が消しゴム?と言う疑いが浮上しましたが、それなら記念服を着ていたのは何故かと言う疑問が出て来ます。
警察を目撃したのは、ノ・グァンギュと言うチーム長でした。
クリーニングに出した記念服を失くされたと言っていたと、応対した署員が言いました。
危険だと、ソンミ。
消しゴムが着ていた記念服、次の殺人の対象を示すヒントだと。
警察官を目撃した人物を消そうとしていると。だから記念服を着ていたんだと。
丁度、ガス漏れ事故の通報があり、出動しようとしていました。
すぐに連絡しましたが、ノチーム長はとどまりません。消防士には危険はつきものだと。
現場に向かおうとした一行の前にウ検事の指示でやってきた検察の面々が。
クチーム長たちが引き留めている間に、トン・べクが先に現場に向かいました。
消火が完了し、撤収しようとしたとき、逃げ遅れた人がいると言う連絡が入りました。
で、向かったのはノチーム長。
背後から忍び寄った人物が、ノチーム長の酸素ボンベのパイプを切断。倒れたノチーム長の鼻に何かを入れて立ち去りました。
救ったのはトン・べク。マスクをつけてノチーム長を救出しました。
何としても20年前の記憶をスキャンしなくてはいけません。ふらふらになりながら、一緒に救急車に乗り込みました。
呼吸と心拍が戻ったと聞いて、スキャン開始。
ところが、トン・べクが苦しみ始めたのです。
トン・べクは記憶をスキャンしながら、このところ激しい苦痛を感じています。
それでも、必死にスキャンしました。
20年前事件現場に入ったノチーム長は、そこで一人の警察官を見ました。
右腕を負傷していました。マスクで顔は見えません。
しかし、サンアが倒れているのを見て、そっちの救助を優先。その隙に警察官は姿を消していました。
そう呟いて、トン・べクも意識を失ってしまったのです。
イ次長の右腕に傷が
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