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イ・ウネはてんかんの発作でした。
担ぎ込んだ病院で治療を受けさせたジヒョク。入院の必要は無いと医師に言われましたが、無理やり入院させました。
行く充てが無いわけですからね。病院のベッドででもゆっくりと寝かせてやりたいですわな。
見張りの警官もつけました。容疑者ではなく、証人保護が目的だと言って。
強力2チームの面々は、ムン署長の奢りで焼肉を食べに行っていました。
今回のパク・ゴノの件での騒動を慰労する意味です。
でもね、ムン署長の本心は、これ以上イ・デチョルの事件を追うなと言う無言のプレッシャーの意味の方が強かったと思われます。
カン刑事が、イ・デチョルの事件の事を持ち出すと、途端に機嫌を悪くしました。
でもね、結局、カン刑事はその場の空気を読み、ウチーム長と共に誤魔化しました。ムン署長の意向に沿う姿勢を示したのです。卑屈になる気持ちを必死に押さえました。
だからと言って、同僚たちも納得したわけではありません。無実かもしれない証拠が出て来たのですからね。
このまま無視を決め込む気にはなれませんでした。再捜査すべきじゃないかと思っていました。
刑事としてのプライドと使命感・・・ですよね。
カン刑事も勿論悩んでいました。
同期で唯一昇進していないそうで。そのいたたまれない気持ちと、真犯人逮捕の使命感の間で揺れていました。
ウチーム長は、チーム員たちはカン刑事を一番信頼しているのを知っています。
だからこそ、カン刑事の口から再捜査はしないと言って、諦めさせてほしいと言いました。
カン刑事はそうしました。悶々とする気持ちを必死に押さえて。
チン記者の元にも、イ・デチョルのアリバイを証明できる映像が送られて来ていました。
いったい誰からカン刑事とチン記者の双方に送るなんて。
いっそのこと、マスコミ各社に送れば、話は早いと思うんだけどね、あたしゃ
死刑執行者の名簿にイ・デチョルの名前があることを知ったチン記者。焦りました。
ジヒョクは例の自分が競売で競り落とした腕時計の出所を調べていました。
ナムチーム長が、一目見るなり、それが偽物だと言ったからです。
出品した店の者は、盗品じゃないと断言。
ジヒョクが前の持ち主について聞くと、言えないと一旦は断りましたが、刑事だと分かると渋々答えました。
40代の女性だと言う事と、電話番号を教えました。名前は知らないと言いました。
この時計、どうもジヒョクの父の形見のようです。
以前、伯父から時計について聞かれたことがありました。書斎から盗んで行ったのか?と。
違うとジヒョクは答えました。
すると、伯父はジョンテが嘘をついたのか・・・と呟きました。
この会話を、ジヒョクは録音していました。あの日時は2015年11月6日となってます・・・よね?これって、イ・デチョルの事件が起こった数日後じゃない
何か関係がありそう。
ジヒョクは伯父が言った“ジョンテ”に会いに行きました。従兄ですね。
怖いもの知らずの会社代表です。と言うよりは、ワンマンでやりたい放題、部下を殴るなんて日常茶飯事のようです。
ジヒョクが行った時も、部下を殴りつけてる最中でした。他の社員の前で。
腕時計が競売にかけられていたことを知っていました。
幼い頃のトラウマで社会生活を送れないかと心配した・・・なんて、口では優しい事を言いますが、内心では警戒してる雰囲気です。
しかし、ジヒョクも負けてはいません。ジョンテが何をしでかすかわからないから傍で支えてあげないと・・・と言いました。
ここで分かったのは、ジヒョクの父親は殺されたということ。そして、ジヒョクだけがその莫大な遺産を受け継いだってこと。家族と呼べる人は一人もいないようです。
この二人、一応顔は穏やかな笑顔を見せあっていますが、内心は全くべつもののようですね。
パク・ゴノが釈放されました。
すぐに何者かから電話が入りました。パク・ゴノは先輩と呼んでいます。
パク・ゴノの先輩は、以前、看守だった彼にイ・デチョルを殺せと指示したようです。その指示を出した人に会わせてほしいと、パク・ゴノは言いました。
相手が躊躇すると、検察に戻って話していないことがあると言いましょうか?と脅しました。
また連絡すると言って電話は切れました。
パク・ゴノを見つけたチン記者が声をかけて来ました。
パク・ゴノは警察と同様マスコミも信用してはいません。警戒して、露悪的な事ばかり言いました。
そんな言葉に惑わされるチン記者ではありません。
「イ・デチョルの無実を確信してますね。」
と、パク・ゴノを真っ直ぐに見つめながら言いました。
チン記者にもパク・ゴノと同じ思いをしたことがあるようです。同じように人権委員会に行き、捜査機関に再捜査願いを出し、大統領府のHPにも請願を出し、再審担当の弁護士にも会い、そのすべてに証拠を出せと言われて行き詰って来たようです。
現に、パク・ゴノも同じ道を辿っていました。
チン記者もパク・ゴノも確たる証拠を持っているわけではなく、確たる信用を持っているだけだったのです。
パク・ゴノは思いを共有する相手に出会えたと思ったようです。
イ・デチョルに濡れ衣を着せたヤツが俺の所に来るはずだと言いました。そうしたら連絡すると。
それにしても、チン記者がそれほどまでに必死になった相手とは、いったい誰なんでしょう。何があったのでしょう。気になります。
パク・ゴノが看守の時、イ・デチョルを死にそうになるまで暴行したことがありました。
それは、“先輩”からお金と引き換えに受けた事でした。
寸でのところで他の看守が発見し、止めたために、大事には至らなかったのですが。
事情を聞かれ、イ・デチョルはパク・ゴノを庇いました。自分が死にたかったから、先に殴ったんだと言ったのです。殺してほしいと思ったんだと。
パク・ゴノはその時、イ・デチョルが無実だと察したようです。
ジヒョクは腕時計の前の持ち主を突き止めました。
なんと、それはチン記者が以前訪ねた犯罪被害者の妻でした。ナムチーム長と親しげにしていた。
ムン署長は、今度は懐柔策に出ました。
カン刑事が昇進できるように審査員たちの前で散々持ち上げたのです。
そして、数日休めと言いました。ユン捜査官の調査があることを知っていました。休んでいる間に、それを片付けてやると言ったのです。
カン刑事は、従うしかありませんでした。
その直後、イ・デチョルを含む数名の死刑執行が決まったというニュースが流れたのです。
2チームの面々は、言葉も出ません。
カン刑事は、同僚の視線を全身に感じながら、休暇を取ると言って出て行きました。
でもね、行先は、イ・デチョルのアリバイとなってる仕事先でした。
示し合わせたわけでもないのに、ジヒョクもやって来ました。
初めて意見が一致しました。相棒らしくなってきました。
アリバイの映像を持っていたのは殺されたチャン刑事だと思われました。
名刺があったんだそうです。・・・えーとぉ、それ、見逃したかしら
チャン刑事はイ・デチョルの無実を知っていたことになります。隠ぺいした理由が分かりません。
当時、チャン刑事はナムチーム長が相棒でした。・・・繋がったね、ナムチーム長。
そこに、チン記者もやって来ました。アリバイの映像がカン刑事にも届いていると察していました。
チン記者は言いました。
イ・デチョルの無実を信じているのは、キム元地検長とパク・ゴノで、2人とも無罪になっても何の得も無いことが共通点だと。一方、有罪を主張する人の共通点は相当な不利益が生じる事。
「どちらを信じろと?」
そして、もしこのまま死刑になってしまったら、カン刑事たちは一生苦しむことになります・・・と。
でも、ジヒョクは、そんなことを考えていたら、刑事は務まらないと、一蹴。
チン記者は、ジヒョクに反感を持ちました。
その頃、パク・ゴノは指定された場所にやって来ていました。用心のために、ナイフを忍ばせています。
来ていたのは“先輩”だけでした。
気が変わったようだと、先輩は言いました。
パク・ゴノは、イ・デチョル殺害を指示した人物を教えてくれと言いました。万が一先輩がいなくなったら、その人物の存在を知る者はいなくなると。先輩の安全のためにも、教えてくれと。
説得する・・・と、先輩は帰って行きました。
廃ビルの上から先輩の後姿を見ていたパク・ゴノが襲われました。先輩は知っていたのです。
格闘となりました。
ナイフを奪われ、足を切られてしまったパク・ゴノ。
必死にに反撃し、逃げました。
そして、途中で密かに自分を襲った人物を撮ったのです。
チン記者に連絡を入れました。
あいつと会って写真を撮った、それを送る・・・と早口で伝えました。
しかし、写真が送信されて来ません。
何かあった・・・とチン記者も、一緒にいたカン刑事とジヒョクも思いました。
すぐに携帯の位置を追跡。
しかし、遅かった・・・。
パク・ゴノは転落死体となって発見されたのです。
何故か、死体を発見したカン刑事の2チームではなく、1チームの担当となりました。
どうもムン署長の指示のようです。
どうしようも無いので、一旦は引き上げたカン刑事たち。
しかし、携帯が見つかっていない事を知り、こっそりと現場に引き返しました。
朝になって、血痕を辿って行った先で、見つけました、携帯を。
写真も残っていました。
そして、写っていたのです、襲った犯人が。
キム元地検長の部下です
その時、チン記者は、その部下の運転する車に乗っていました
危ない
ナムチーム長も、パク・ゴノの携帯が見つかっていない事を知り、探しに来ました。ジヒョクも探していると気付いたので、焦っていました。
でもね、既にカン刑事とジヒョクが発見して持ち帰った後でした。