前回の記事は、こちらから。
タックは、イルジュンの誕生パーティに飛び込んでしまいました。ハン秘書が追いついたんだけど、その時には、既にイルジュンも、妻のインスクも気が付いてました。
で、あっという間に、タックがイルジュンの息子だと知れ渡り、あっという間に、イルジュンの屋敷に住む事に。
ミスンは、自宅に戻り、タックだけ残して行ったのです。
元々ミスンを気に入っていたイルジュン母は、タックも気に入ったようです。タックがが若いころのイルジュンに似てるそうなんですよ。ミスンが、きちんと育てた事がわかりましたしね。
でもね、タックの異母姉弟達は戸惑うばかり。と言うよりは、マジュンは憎しみを抱いたようですね。後継ぎと言う自分の座が危なくなったと本能的に感じたのでしょう。
その日から、タックは屋敷で暮らし始めました。祖母は優しくしてくれるけど、やっぱり慣れない生活に、少々疲れ気味かもね。
ある日、長女のジャギョンのシャーペンが無くなる事件がありました。それは、マジュンがタックを犯人となるよう仕組んだものでした。タックはやってないと抗議しますが、結局、祖母にお仕置きを受けました。
でも、祖母はきちんとタックの無実を把握してて、彼の立場を考えると、こうすることが一番良いと思っていたのです。それに、ジャギョンも、弟のマジュンが企んだと気づいてました。
この家の中で、ジャギョンは祖母や父の側、マジュン母はの側、そして次女のジャリムは中立だということです。三姉弟がつるんでタックを虐める事が無いのがちょっと救いかも。
ある夜、タックは、パンの匂いに釣られて工房にふらふらと入ってしまいました。そこは、父だけが出入り出来る工房で、祖母でさえ入る事のない神聖な場所でした。
一応、ジャリムからそう注意されてはいたのですが、パン好きなタックは我慢が出来なかったのです。
タックの姿を見つけたハン秘書につまみ出されるところだったんですが、タックはどうにか逃げ出して、父の元に。
イルジュンからここに来たわけを聞かれました。
「パンの良い匂いがしたから。砂糖が焼けるような甘い匂い、マッコリの麹の匂い・・・。」
イルジュンは、驚きました。
昔、修行中に師匠から聞かされた話がありました。匂いでパンが分かるという天才がいる・・・とね。その時の話が、たった今タックが話していた内容とそっくり同じだったのです。
そして、作りたてのクリームパンを父と息子二人だけで食べました。
これは、本当に驚くべき事だったようです。イルジュンが、工房に人を入れた事、そこで一緒にパンを食べた事・・・。祖母でさえ物凄く驚いてましたもんね。
祖母は、嬉しい変化だと受け取ってますが、インスクをはじめとした姉弟達は、かなりのショックを受けてました。特に、マジュンは・・・。
その時から、イルジュンはタックへの期待が以前にまして膨らんだようです。
休みの日に、マジュンだけを連れて行く工場視察に、タックも同行しました。
そして、そこでちょっとしたテストをしたんです。4種類のパンの種を出し、どれが出来上がって焼く直前の種かと言う事を当てさせたのです。
長い間、父について来ていたマジュンは、伊達に従ってたわけじゃありませんでした。指で生地を押して、一つを選びだしました。勿論、それは正解。
でも、タックの判断は
「わからない。」
と言う事。マジュンが見せた馬鹿にしたような薄笑いが、ムカつきますわ。子どもだとは言え。
その理由を問うたイルジュン。そしたら、タックは答えました。
「会長の工房で嗅いだ匂いが無いから。」
それも、ある意味、正解だったんです。というのは、会長が工房で使っていたのは生イースト。そして、この工場で使っているのはドライイーストだから。
タックの匂いをかぎわける能力の素晴らしさに、改めてイルジュンは満足し、工場の職員たちも驚いたようです。
ハン秘書は、苦虫を噛んだような表情でしたが。
そしたら、なんと、そこに現れたのはインスク。マジュンだけを連れて行ってた工場に、タックまで連れてきた事に腹を立てていたんです。マジュンとタックを並んで立たせることにね。
従業員たちの前で、会長を散々なじったインスク。会長のメンツ丸つぶれですわな。
そのまま、マジュンを連れ帰ってしまいました。マジュンは、母まで馬鹿じゃない様子。そんな母の態度が父の愛情を失わせる原因だと分かってるようです。それでも、まだまだ子供ゆえ、母に従うしかないのが、ちょいと可哀想ではあります。
工場の帰り、イルジュンとタックは、母ミスンの住む家に寄りました。
イルジュンは、ミスンにはとても優しい表情を見せます。これで、タックの父親が会長だと、たくさんの人に知られてしまいましたね。
タックは久しぶりの里帰りで、懐かしい友達に会いました。そして、彼らからユギョンの話を聞きました。
ユギョンの母が、他の男と逃げちゃった・・・と。だから、暴力をふるう父と二人で暮らしている・・・と。
心配になって、ユギョンを訪ねたタック。久しぶりに笑顔を見せたユギョンなんですが、そこにユギョンの父親が
以前、ユギョンを庇ってユギョン父に怪我をさせた事があるタック。その時から、ユギョン父はタックに仕返しをしようとしてたんです。
ユギョン父に追われ、タックは逃げ出します。ユギョンは、タックが危険だとミスンに連絡。会長もハン秘書もタックを探しましたが、なかなか見つからず。
タックは、ユギョン父に捕まり、殴られていました。でも、殴られながらも、きっぱりと暴力はいけないとユギョン父に抗議してました。
そして、そこに会長が駆けつけ、タックの父だと名乗り、事は収まりました。ただ、ユギョン父は、まだ気持ちは収まって無くて、どうも、それをハン秘書が利用しそうな雰囲気。
結局、その日は、怪我をしたタックをミスンの家に残し、会長は自宅に戻りました。
インスクは、ミスンに会った事を責め立てます。これをみると、インスクは夫に気持ちが残ってる感じですよね。ただ、会長は、妻に対して全く愛情は無さそうです。
荒れるインスク。本当にヒステリックです。イルジュン母も、嫁のそんな性格に完全に失望してます。
そして、ある夜、とうとうインスクとハン秘書の関係がイルジュン母にばれました
マジュンが息子イルジュンの子ではなく、ハン秘書の子供だと言う事も
激怒するイルジュン母。
怒りにわなわなとふるえてます。
でもね、たいてい、こういう時って、年老いた母が怒りのあまり倒れるとか、アンラッキーな場合は、それで亡くなってしまう事になるんですよ、韓国ドラマの定説とすると。
そしてそして、マジュンもまた、この秘密を知ってしまいましたよーっ
プライドも何もかもずたずたですわな。でも、絶対に、マジュンは知らないフリするんだろうなぁ・・・。