大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

太陽の塔 内部見学

2019年08月17日 | 史跡
昨日、相棒と共に太陽の塔の内部見学へ。
インターネットでの予約時間は10時30分でしたが、暑さを避け少し早めに出発し9時半頃には到着。
太陽の塔の裏側の黒い太陽を見ながら地下入り口へ。

地下入り口前には、10時予約組の行列。その後ろに並んで待ちます。
入館してすぐに地底の太陽(第四の顔)が照明によっていろいろな顔を見せてくれます。

地底の太陽は、万博当時太陽の塔の前段位置していた地下展示「過去・根源の世界」の雰囲気を体感する空間で、仮面・神像や映像・照明などを組み合わせてテーマ館の世界観を伝えます。

いよいよ内部の生命の樹へ。
真っ赤な照明の空間の真ん中に巨大な樹(柱・41m)が天に向かって伸び、その樹木の周辺にアメーバからクロマニョン人まで(33種類の生物)が下から配されています。(写真撮影はここまで)

樹の上へは階段(254段・万博時はエスカレーター)を利用。
登るにつれ原生類から哺乳類へと進化していく過程を見ることができ、アメーバが下等で人間が最上級を訴えているのでなく、根源から未来に向かってふきあげる生命のエネルギーを表しています。

ほとんどの造形物は補修がされていますが、途中のゴリラの頭部分が壊れたまま展示されていて当時は頭部分に顔が動く駆動部分が入っていたそうですが壊れたまま展示し、50年の経過を伝えたかったようです。
当時は、ブロントザウルス(25m)の口が開いたり、マンモスが動いたりしたそうです。
以下の写真はHPより

254段の階段を上った所が太陽の塔の左腕部分、内部は空洞で中央に階段があり上り詰めたところから大屋根(地上30m)に出られ、当時の非常階段の役割をしています。
私達は、別階段で下へ。

太陽の塔
1970年、アジア初の万国博覧会を開催。来場者は万博史上最多の6421万人。
テーマの、「人類の進歩と調和」を表現するテーマ館として建設された。生み出したのは前衛芸術家岡本太郎。
高さ70m・基底部の直径20m・腕の長さ20mの塔は、何を表しているのか作家本人が何も語っていないため、よく判っていません。総工費約6億3千万円(テーマ館全体では約25億9千万円)。
しかし、特徴的な三つの顔については判っています。
腹部の「太陽の顔」は現在を、頂部の「黄金の顔」は未来を、背面の「黒い顔」は過去を表し、大阪万博テーマ館が過去⇒未来⇒現在を巡る構造であったことに加え、作者の岡本太郎が「人間の身体、精神の内にはいつでも人類の過去、現在、未来が一体となって輪廻している」と考えていたからです。

万博終了後の1975年永久保存が決まり、1993年大規模改修工事完了。2016年耐震補強工事・内部再生着工、2018年同工事完了塔内部公開開始。

相棒は、長女(4歳)の手を引き長男(1歳)をおんぶして見学に行ったそうですが、すごい行列を並びアメリカ館での月の石だけを見て帰ったそうです。
が、残念ながら二人に記憶は無いようです。

今後は、常時公開されているようですから一度は見てみる価値はあると思いつつ帰途に。
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