大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

第一日目・伊勢

2021年12月29日 | 伊勢の旅
12月25日から三泊四日で伊勢方面へ、目的は今年1年お世話になった相棒の慰労と今年の垢を温泉で落とすこと。
25日、近鉄大阪上本町駅8時10分発の特急で伊勢市駅へ。

9時54分伊勢市駅着、観光案内所で訪問先を相談、伊勢神宮(内宮・外宮)へは何回か訪れていますので、その他の名所を希望。
回答は、伊勢市駅周辺の伊勢神宮の別宮である倭姫宮・月読宮・月夜見宮への参拝。

倭姫宮・・内宮の別宮。御祭神は垂仁天皇の皇女、倭姫命が約二千年前天照大神の御神教(*)を受けて、五十鈴川のほとり現在の場所に皇大神宮を創建。
     (*)神宮所属の宮社や禰宜、大物忌などの奉仕者の職掌やお祭りの仕方を定められ、これが神宮神職の奉仕の指針となり世に広まった。
神宮式年遷宮は平成25年両正宮とそれぞれの第一別宮で行われ、倭姫宮の式年遷宮は平成26年に行われた。

月読宮・・内宮の別宮。御祭神は、月読尊・月読荒御魂社と天照大神と月読尊の御親神である伊弉諾尊と伊弉冉命。創始については詳細不明なるも奈良時代には月読社と称され平安以前に月読宮の宮号を有していた。伊弉冉命は姉神の天照大神に高天原を、弟神の月読尊に夜之食国を治めるよう御委任。月夜見尊の光彩は天照大神に次ぐとされ太陽に次ぐ月になぞらえている。平成26年に式年遷宮が行われた。

月夜見宮・・外宮の別宮。御祭神は、月夜見尊・月夜見尊荒御魂(何れも月読宮の御祭神と同じですがここでは月夜見尊の文字を使用)。創始についての詳細は不明なるも延暦23年(804年)に撰述された「止由気宮儀式帳」に豊受宮の所管宮等の筆頭として月夜見社が記載され、奈良時代には第一別宮である高宮(多賀宮)に次ぐ重い処遇の社として信仰を集めていた。式年遷宮は平成27年に行われている。
(写真上右は、境内の大楠)

皇大神宮(内宮)には十の別宮、豊受大神宮(外宮)には四つの別宮があり、ほかに百九の摂社、末社所管社が伊勢を中心に鎮座している。
別宮とは正宮(本宮)に対する別宮であり、正宮に次ぐ重要な宮です。現在も年間の様々なお祭りや式年遷宮は正宮に準じて行われている。
下の写真は、(左・伊勢市駅前のお木挽車と駅前商店街の飾り花)

巡った三宮とも小規模ですが参道の両側にはうっそうとした樹木が覆いかぶさっていて、周りの喧騒が嘘のように静まり併せて本宮と違って参拝する方も少なく静寂感が素晴らしく、厳かな気持ちで参拝できました。

伊勢市駅へ戻り、2時の迎えのバスに乗って二見浦近くのホテルへ。
温泉に浸かってゆっくり就寝、第一日目終了。

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