大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

第3回・古代をたずねる城陽ぶらり歴史旅

2018年04月24日 | 和食の歴史でめぐる飛鳥・奈良・京都
4月20日、「和食の歴史でめぐる飛鳥・奈良・京都」の第3回「古代をたずねる城陽ぶらり歴史旅」へ。
行程は、近鉄京都線久津川駅⇒芭蕉塚古墳⇒久津川車塚古墳⇒丸塚古墳⇒芝ヶ原古墳⇒正道官衙遺跡⇒久世神社⇒久世廃寺跡⇒平川廃寺跡⇒昼食⇒久津川駅

本日の参加者26名が歴史街道の担当者、地元ボランティアガイド及び城陽市職員と本日の解説を担当して頂ける学芸員と共に晴天の中9時出発。

芭蕉塚古墳・・5C中頃築造、全長161mの前方後円墳。南山城地域を支配していた有力者の墓。


久津川車塚古墳・・5C前半築造、全長272m・墳丘長180mで二重の周濠を持つ山城地域最大の前方後円墳。葺石・埴輪を出土し埋葬施設の長持型石棺からは銅鏡7面・鉄製武器・武具等副葬品も出土され南山城地域を支配した大首長(栗隈氏?)の墓。

丸塚古墳・・5C前半築造、全長104mの帆立貝型前方後円墳。大型家形埴輪が出土。久津川車塚古墳の被葬者を支えた有力者の墓。

芝ヶ原古墳・・3C前半築造された前方後円墳。木棺からは四獣鏡・玉類や銅釧(腕輪)が出土。
現在は墳丘を復元し広場として利用されている。(写真上右)

正道官衙遺跡・・奈良時代の整然と配置された掘立柱建物群が発掘され、山背国久世郡の郡役所跡と推定。現在は庁屋・副屋・南門を復元整備、万葉集に詠まれた樹木を植栽し遺跡公園として利用されている。

久世神社・・当地の産土神。祭神は日本武尊命。日本武尊の妃は土地の豪族栗隈氏の娘。

久世廃寺跡・・7C創建の寺院で塔を東、金堂を西に置く法起寺式の伽藍配置。現在跡地は久世神社の境内地として保存。(写真上右・塔跡)

平川廃寺跡・・8C造営の寺院で塔を西、金堂を東に置く法隆寺式の伽藍配置。現在は、塔跡と金堂跡を保存。

相棒にあまり好かれていない古墳めぐりでしたが、素晴らしい天候の中でしたので相棒もご機嫌のウオーキングでした。
昼食は京料理の老舗八百忠で地物のタケノコや梅を使った和食御膳を頂き、美味しそうなご馳走を前に、つい日本酒を注文。

本日巡った城陽北部は京都府内最大の古墳群であり、古墳時代には京都市を含む山城国の中心地でした。
往時を偲び解説を聴きながらのウオーキング、大変楽しいものでした。有難うございました。
コメント
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