goo blog サービス終了のお知らせ 

大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

上汐報恩寄席

2019年05月02日 | 伝統芸能
4月29日、長願寺での落語寄席「上汐報恩寄席」に参加。
先日の桂ちょうば落語会で配布されたチラシで知り、近くでもあり行って来ました。
上汐報恩寄席は、毎年昭和の日に開催され、今回で8回目です。

出演は、ホスト役の桂ちょうばさんと桂春蝶さん。
会場は、天王寺区上汐町の長願寺本堂横の多目的会場。

最初に、桂ちょうばさんが「京の茶漬け」で笑いをとり、桂春蝶さんへ。
桂春蝶さんは、「平林」を演じた後「地獄八景亡者戯」の冒頭部分を演じ会場大笑い。
トリは、桂ちょうばさんが「虫売り」を演じ大爆笑の内に終了。

会場の外で観客を送られる桂ちょうばさんに、先日のお礼と大好評であったことを申し上げてパチリ。
近くでの落語寄席のあることが判り、又楽しみが増えました。
有難うございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪歴史ウオーク・月亭文都

2019年04月23日 | 伝統芸能
4月20日、落語家月亭文都と歩く大阪歴史ウオーク第6回に参加。
コースは、地下鉄西長堀駅⇒和光寺(阿弥陀池)⇒千代崎橋⇒松島新地⇒茨住吉神社⇒安治川トンネル⇒大阪初代船奉行所跡⇒千鳥亭(落語会)⇒解散。

午後1時30分西長堀駅前に集合した約50名、落語「阿弥陀池」の舞台和光寺へ。西方向へ進み千代崎橋で木津川を渡り、住吉三神と神功皇后を祀る茨住吉神社へ。応神天皇を安産されたことから今も安産にご利益があると信仰されている。本日のウオーキングの無事を祈り、松島新地の名残の残る建物の中を西へ。

河村瑞賢が開削した安治川を越えるのは橋ではなくトンネル、大阪の主要水路を担う安治川に橋を架けると船便の往来に差し支えるため、川を渡るのは渡船(源平の渡し)が利用されていたが、昭和19年川底に隧道を掘って人と自動車が通れるようにした。現在はエレベーターで人と二輪車のみの通行に利用されており、私はトンネルをくぐり93段の階段を上って地上へ。

その後、西九条から六軒家川の朝日橋たもとの大阪初代船奉行所跡へ。元和6(1620年)、幕府は四貫島村に船奉行所を設け、西国諸国から大坂に向かう諸船の通行を吟味し西国諸侯の動向をここで監視した。平成23年「初代大坂船奉行所跡」の碑が建立され、その文字は、橋下徹氏の手によるものです。

そこから此花住吉商店会の千鳥亭へ。千鳥亭は講談師旭堂小南陵さんが、倉庫であったこの場所を講談の定席とするため寄付を募りDIYで改装し2019年1月3日オープンした。席数は50席位でしょうか、今回はぎっしり満員でした。

いよいよ落語会の開演、本日巡った場所にゆかりの「阿弥陀池」と「茶屋迎え」の二席で会場は大笑い。

阿弥陀池
隠居を訪ねた男に次のような事件を語って聞かせる。ある晩、和光寺に押し入った賊が、ある尼僧に「金を出せ」とピストルを突きつけるが、尼僧は落ち着き払って胸をはだけ、「過ぎし日露の戦いに私の夫・山本大尉は乳の下、心臓を一発のもと撃ち抜かれて名誉の戦死を遂げられた。同じ死ぬなら夫と同じ所を撃たれて死にたい。さぁ、誤たずここを撃て」と賊に言い放った。賊は尼僧に向かって平伏し、「私はかつて山本大尉の部下で、山本大尉は命の恩人とも言うべき人。その恩人の奥さんのところへピストルを持って忍び込むとは無礼の段、平に御免」と言うなり、ピストルをこめかみに当てて自殺しようとしたが、尼僧はそれを押しとどめて賊を諭した。「おまえは根っからの悪人ではない。誰かが行けとそそのかしたのであろう。誰が行けと言うた」 盗人は、「へぇ、阿弥陀が行け(=池)と言いました」、が落ち。

茶屋迎え
茶屋通いに目覚めた若旦那、居続ける親不孝の若旦那を迎えにやる旦那。ところが迎えにやった友達・番頭何れもミイラ取りがミイラになっているようだ、私が迎えに行きます。と出掛けるがお茶屋で昔なじみの芸者に出会い良い気持ちの所へ若旦那がくる、そこで旦那が「親不孝者めが」、が落ち。

素晴らしい好天気の中のウオーキング、本日の歩数計は、10202歩。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第393回上方落語の会

2019年02月16日 | 伝統芸能
2月14日、NHK大阪ホールでの第393回上方落語の会へ相棒を伴って行って来ました。

本日の出演者は、
笑福亭智丸 犬の目・・眼を患った患者に対し目をくりぬき洗浄した目を陰干ししている間に犬に食われ、代わりにその犬の目を患者に埋め込んだところ、よく見えるが電柱に出会う度足を挙げるようになったとの噺。

桂 華紋 ふぐ鍋・・ふぐを頂いた家の主人、食べたいが当たるのが怖く来客に食べさせようとするが客も怖くて手が出せない。食事の余りを取りに来た乞食にふぐを与えて食べるのを確認したのち二人で食べる(乞食はふぐの身だけは食べていなかった)。その様子を見ていた乞食が大丈夫であったか、とふぐを食べるのが落ち。

桂文 我 高台寺・・飴屋を訪ねて飴を一文で買いに来る女の客、それが毎日続き店主は不審に思う。六夜続くと幽霊と思い七夜目買いに来た女が金がない(三途の川の渡し賃六文を使いきった)というので飴を持たせてやったあと、その女の後をつけて行き高台寺の墓場で女の姿が消える。赤ちゃんの泣き声の聞こえる新しい墓を掘り返してみると死んだ女の傍らに赤ん坊がいて口元には飴の欠片がついているのを見つけ、「子ォ大事(高台寺)」が落ち。
中入り
桂 雀太 胴乱の幸助・・けんかの仲裁が道楽の幸助は仲裁後二人に酒を飲ませて収める、そのことを知る酒の飲みたい二人の男が喧嘩の振りを始める。案の定止めに入った幸助に酒をご馳走になる、という噺。
桂 小春団治 大名将棋・・ある藩の殿様が将棋に凝りだし、将棋のルールを無視し桂馬の動きを何度もしたり、金が銀の動きをしたり、王が義経の八艘跳びと言って盤の下に隠したりして必ず勝ったうえ、負けた家来の頭を鉄扇で打つことを続けているため家来は困り果てている。長く病気療養をしていた先代に仕えていた家老が出仕、そのことを知り殿と将棋を指しルール外の手をすべて禁じたため殿は敗戦。将棋に懲りた殿の次に凝ったのが落語、しかし余りにつまらない小咄に家来は閉口する。家来は鉄扇でたたかれず痛くはないが「今度は頭の中が痛うございます」と言うのが落ち。

笑いの連続の満員の観客も大笑いの私達も満足して帰宅。
司馬遼太郎記念館でのボランティア仲間N氏より頂いた招待券のお蔭で大いに笑い楽しませて頂きました。
Nさん有難うございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大槻能楽堂・ビジター向けモデル公演

2019年02月14日 | 伝統芸能
2月12日、大阪市主催、受託者(株)ジェイコムウエスト、平成30年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業として大槻能楽堂においてビジター向けモデル公演「音と美しい衣装で楽しむ初めての能楽の世界」が大槻能楽堂において行われ、相棒と共にお手伝いを兼ねて鑑賞して来ました。

観覧者へ配布の資料を準備し来場者を待ちます。
開場前から多くの来場者があり18時過ぎから開場、19時開演。

公演プログラム
①能と能舞台の説明②お囃子の紹介と演奏及び体験③能面の紹介④装束の紹介⑤謡の体験⑥能楽「高砂」の一部鑑賞⑦アンケート記入。

わかぎゑふさんの司会により進行、まず大槻裕一氏による舞の実演のあと、
①を大槻文蔵氏(シテ方観世流能楽師・人間国宝)が、能の歴史、舞台の構造、演者(シテ方、ワキ方、狂言方、囃子方は各々専任で兼ねることはない(小鼓は小鼓のみ)等説明、
②は大倉源次郎氏(囃子方・人間国宝)の説明の都度笛・小鼓・大鼓・太鼓の実演があり、最後には小鼓のエアー体験、掛け声は拍子毎に「ヤ」「ハ」「ヨーイ」「イヤー」という4種類のかけ声がありこの掛け声で全員が演じる、
③では女性の能面の実物4種類を説明(小面・17~18歳、深井・30~40歳、姥・神の化身、鬼・女性は角がある)、
④では、高砂の姥の衣装を舞台上で3人掛かりで着付けるの見ながら説明、
⑤高砂の歌詞を観客全員で大きな声で練習、
⑥能楽「高砂」を大槻裕一氏が実演。

外国の方にも理解できるように英語、中国語、韓国語による字幕もあり、解説はそれぞれ丁寧で笑いも取りながら判りやすく、能楽650年の歴史を90分間で説明頂き、きっとファンも出来たのではないかと思わせる楽しい一時でした。

大阪へのインバウンドは多く、今年はラグビーワールドカップ、G20会議もありオリンピック、万博と大きな行事が続いており、伝統芸能への関心を持ち日本文化の素晴らしさを理解して頂くのも市民として大切であることを再認識させて頂きました。
有難うございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第17回たかつ笑い亭

2019年01月21日 | 伝統芸能
昨日、大阪府教育会館での第17回たかつ笑い亭へ。
自宅近くでの落語会ですので極力参加するようにしています。

本日の演者と演目は、
露の眞「松竹梅」・・目出度い名前の松五郎、梅吉、竹蔵の三人組。そろって名前がおめでたいというので、出入り先のお店のお嬢さまの婚礼に招かれた。上手く口上の言えない三人組のドタバタを身振り可笑しく演じた演者の露の眞は女性でした。

桂雀五郎「厄払い」・・働く気がなく何をやらせてもダメな与太郎が伯父さんの悩みの種。今夜は大晦日だから厄払いを言い立てて回って豆と銭をもらってこいと厄払いの台詞を紙に書いて教える。家に帰ってもらった豆と銭を入れる大きなかごを作って伯父さん宅へ行った時には夜も暮れており、伯父さんはもう払いを済ませており豆も銭ももらえない。町を歩き回るが掛け声が出ず殆どの家では厄払いを済ませている。やっと見つかった家で厄払いのするが台詞が言えず途中で逃げ出してしまう。

桂文也「禁酒関所」・・ある藩で酒の上の刃傷沙汰が起きたというので、藩士一同に禁酒令が出された。しかし、酒好きは居酒屋で隠れて飲んでおり、店主に酒を一升自宅へ届けるように言いつけ届ければ一両褒美をやる。褒美につられて店員が届けるが、カステラ・油と偽って通ろうとするが、相次いで城門の関所で見つかって役人に飲まれてしまう。次に届けた店員はかたき討ちを計り徳利に小便を詰めて関所へ、酔っぱらっている役人は小便という店員が、又酒を小便と嘘を言っていると思い口をつけてしまい「この正直者め」、が落ちで大爆笑。ホスト役の演者は落ち着いた語り口でありながら笑いをとる話術で、さすがを思わせます。

林家染二「妾馬」・・長屋で母と兄の八五郎と暮らすお鶴が大名に見初められ屋敷奉公へ。殿様のお手がつき目出度く出産。目通りが許された兄が城中へ、殿様からたいそうな接待を受ける。会話が進み、飾らない人柄の八五郎が気に入った殿様は、母と共に士分に取り立てるという。お鶴は、母は長屋の住人との生活が気に入っており士分取り立ては辞退する。酔っぱらった八五郎の台詞で母の子供への想いや兄妹の母への愛情がにじみ出た語り口はジーンとくるものもあり、落語家の話術の巧みさをここでも感じました。

旧臘に行われた第16回たかつ笑い亭も約150人程の観客で満員、毎年冬場に行われるこの落語会が今後とも永く続いて大いに笑わせて頂けることを楽しみにしております。
有難うございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする