12月2日、アイスショウ見学後、大阪城内にある大阪国際平和センターでの平和寄席「開戦の日平和祈念事業・落語と平和・」へ。
出演は、桂春団治と桂紋四郎・桂壱之輔・桂文三。

桂紋四郎「道具屋」・・夜店の古道具屋の手伝いをするが、品物は足が一本ない電気スタンド、穴の開いた花瓶、抜けない刀等傷ものばかり。汚れた横笛の埃を取ろうとした客が笛に指を差し込み抜けなくなり買うことに「いくら」「10万円」「足元を見るな」「いいえ、手元を見ています」の落ちに大笑い。


桂壱之輔「青い目をした会長さん」・・欧米化の進む社会で隣近所に外人が増え、裏に越してきたフランス人が引っ越し挨拶に、挨拶に料理を持ってきましたに、「引っ越しそばをご丁寧に」「いいえ、フランス料理です」という創作落語で大笑い。

桂文三「転失気」・・知ったかぶりの和尚、体長を崩し往診に来た医者から「テンシキはありますか」と尋ねられ意味も分からず「ある」と答えた後、小坊主にテンシキを知っているか聞くが知らない。そこでそんなことを知らないのか、教えても良いがそれではお前のためにならない、自分で調べるよう言う。小坊主はいろんな人に聞くが誰も知らず知ったかぶりの回答。結局薬を取りに行った小坊主が医者に聞き、屁のことであることを知る。そこで和尚に「テンシキは盃のことです」と嘘を伝える。後日往診に来た医者に「テンシキはありました、回復祝いに一杯どうぞ」小坊主にテンシキを持ってくるように命令。医者からテンシキの意味を教わった和尚、小坊主に「こんなことをして何とも思わないのか」「屁とも思いません」の落ちに会場は大爆笑。

桂春団治「幸助餅」・・大の相撲好きの大黒屋、入れ込み過ぎて店をつぶす。妹を扇屋から遊郭に出す事で30両借り受ける。扇屋は5年間内働きとするのでその間少しでも返済するように、返済がなければ遊郭へやる。帰り道関取の雷と出会い江戸で大関になったことを聞きその30両を祝儀にやってしまう。事情を聞いた叔父が雷に返してくれと掛け合うが相撲取りも芸人と一緒いったんもらった祝儀は返せない、今後出会っても声を掛けないでくれ、とけんもほろろ。その後もう一度扇屋から借金をし、餅を商いしあちこちからの注文で店を盛り返す。そこへ雷が餅を買いに来て「一個買う」払った金が30両。そこでまた贔屓にしてもらおうと思って来たな、馬鹿にするなと手を挙げる。そこへ扇屋の女将さんが来て手を下ろしたらダメ、二度目の30両は雷が出したもの、あそこで祝儀を返したら旦那はまた相撲にのめり込んでしまう扇屋さんから貸したようにしてくれ。また餅の注文も雷があちこち頼んでいたことを知る。目出度し目出度し。との人情話、途中しんみりするところもあり笑いもありの大熱演。
さすが話芸の真髄を聴かせて頂き、相棒も満足したでしょう。
桂春団治さんは、大阪市立大学客員教授で上方落語について一般市民向けに教鞭をとっておられ、私も数年前に教わった縁もあり今回参加しました。師匠は舞台で演じることが主でTV出演は控えておられるようですが、大名跡を継がれ今後ますますのご活躍をお祈りしております。
出演は、桂春団治と桂紋四郎・桂壱之輔・桂文三。

桂紋四郎「道具屋」・・夜店の古道具屋の手伝いをするが、品物は足が一本ない電気スタンド、穴の開いた花瓶、抜けない刀等傷ものばかり。汚れた横笛の埃を取ろうとした客が笛に指を差し込み抜けなくなり買うことに「いくら」「10万円」「足元を見るな」「いいえ、手元を見ています」の落ちに大笑い。


桂壱之輔「青い目をした会長さん」・・欧米化の進む社会で隣近所に外人が増え、裏に越してきたフランス人が引っ越し挨拶に、挨拶に料理を持ってきましたに、「引っ越しそばをご丁寧に」「いいえ、フランス料理です」という創作落語で大笑い。

桂文三「転失気」・・知ったかぶりの和尚、体長を崩し往診に来た医者から「テンシキはありますか」と尋ねられ意味も分からず「ある」と答えた後、小坊主にテンシキを知っているか聞くが知らない。そこでそんなことを知らないのか、教えても良いがそれではお前のためにならない、自分で調べるよう言う。小坊主はいろんな人に聞くが誰も知らず知ったかぶりの回答。結局薬を取りに行った小坊主が医者に聞き、屁のことであることを知る。そこで和尚に「テンシキは盃のことです」と嘘を伝える。後日往診に来た医者に「テンシキはありました、回復祝いに一杯どうぞ」小坊主にテンシキを持ってくるように命令。医者からテンシキの意味を教わった和尚、小坊主に「こんなことをして何とも思わないのか」「屁とも思いません」の落ちに会場は大爆笑。

桂春団治「幸助餅」・・大の相撲好きの大黒屋、入れ込み過ぎて店をつぶす。妹を扇屋から遊郭に出す事で30両借り受ける。扇屋は5年間内働きとするのでその間少しでも返済するように、返済がなければ遊郭へやる。帰り道関取の雷と出会い江戸で大関になったことを聞きその30両を祝儀にやってしまう。事情を聞いた叔父が雷に返してくれと掛け合うが相撲取りも芸人と一緒いったんもらった祝儀は返せない、今後出会っても声を掛けないでくれ、とけんもほろろ。その後もう一度扇屋から借金をし、餅を商いしあちこちからの注文で店を盛り返す。そこへ雷が餅を買いに来て「一個買う」払った金が30両。そこでまた贔屓にしてもらおうと思って来たな、馬鹿にするなと手を挙げる。そこへ扇屋の女将さんが来て手を下ろしたらダメ、二度目の30両は雷が出したもの、あそこで祝儀を返したら旦那はまた相撲にのめり込んでしまう扇屋さんから貸したようにしてくれ。また餅の注文も雷があちこち頼んでいたことを知る。目出度し目出度し。との人情話、途中しんみりするところもあり笑いもありの大熱演。
さすが話芸の真髄を聴かせて頂き、相棒も満足したでしょう。
桂春団治さんは、大阪市立大学客員教授で上方落語について一般市民向けに教鞭をとっておられ、私も数年前に教わった縁もあり今回参加しました。師匠は舞台で演じることが主でTV出演は控えておられるようですが、大名跡を継がれ今後ますますのご活躍をお祈りしております。