島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首50

2013-09-26 | 奈留島百人一首
  
 50. 君がため 惜しからざりし 命さへ
            長くもがなと 思ひけるかな

                             藤原義孝(フジワラノヨシタカ)(954~974)
 「あなたに逢う為なら命も惜しくないと思っていましたが、こうしてあなたに逢えた今は、喜びの中をいつまでも生きたいと、しみじみ思います。」
と、チョット照れてしまうような愛の歌を堂々と詠んだ義孝は、5番前の45番の作者謙徳公の双子の息子です。
目の覚めるような貴公子でしたが、この歌の想いの様にはいかず、21歳で双子の兄挙賢(タカカタ)と同日に、天然痘で亡くなっています。
 息子の藤原行成(ユキナリ)は、次の51番作者藤原実方にけんかを売られたり、62番作者清少納言に言い負かされたりしていますが、三蹟の一人で書道の達人として有名です。
  
 50. 君がだめ 奈留にこれない 予定さへ
            長すぎるかなと 思ひけるかな

              君が・だめ・さへ・長・かなと・思ひけるかな  19字同じ
 奈留島に来てから9年ほど経ちました。
家内も奈留島でそれなりに地域の人々と混じって、ボランティア活動などを楽しんでいますが、京都には年頃の娘が居ますので、それなりに心配。
色々と京都での古い女子会の予定もあるようですし、孫が生まれてからはその相手も楽しいので、京都へ帰っていることが多くなりました。
  
 奈留島でフークとだけ暮らしている時(今もそうですが)、散歩中に空を仰ぐと、奈留島の上空は航空路になっているのか、沢山の飛行機雲やキラキラ輝く飛行機を見ることがあります。
  
 福江島に降りるプロペラ機が、すぐ頭上を飛んでいる時もあります。
こんな景色を見上げる時、年とった男はふと寂しさに目が潤む時があるのです。
  そんな時に
       両手~を 廻しいて~ 帰ろおう~   揺れながあらああ~ 
      涙のお~なかお  たった~ひとおりで~symbol7
  と唄うと同時に、詩人?の私の口から、人妻を想ってこぼれ落ちるように生まれたこの歌・・・・。

  やっと半分が終わりました。
 区切りの歌が少し奈留島の情景から離れましたが、それなりに・それなりに素晴らしい替え歌となりました。
 これに懲りずに、   後半残り50首
        乞う?!  ご期待!!!   続く

     返事
和さん:還暦おめでとう?ございます!!
    同級生が死ぬと、ジワーとボディブローのように寂しさが効いてきます。
    長生きしたらその分これが多くなるのですが、グローブの方にもまだなりたくないのも本音です。
大雪男さん:確かに3人子持ちの教師が島を離れると、
    目立つぐらいの全校生徒数になってはいます。
     山にもパソコン持参ですか?
花水木さん:全校生徒千人以上の小学校とは、
    マンモス校育ちなんですね!
コメント (3)
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