西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

原稿書いています

2014-08-10 18:18:26 | 日記

保護司便りの編集委員なので原稿書いています。

平日は仕事、夜は空手の稽古、その後はビール(コラ!)で、時間が有りません。

それで日曜日の今日書いています。

今回は「社会を明るくする運動」「社会貢献活動」について特集をしようと思っています。

さて皆さんこの二つの運動について知らない方も多いと思うので、少し紹介します。

まず「社会を明るくする運動」です。このような歴史があります

1  銀座フェアー
 昭和24年7月1日、「犯罪をした者の改善及び更生を助け……、もって、社会を保護し、個人および公共の福祉を増進する」ことを目的とした「犯罪者予防更生法」という更生保護制度の基本法が施行されました。これによって更生保護制度が新しくスタートしましたが、戦後の荒廃した中にあって、かねてから街にあふれた子供たちの将来を危惧していた東京・銀座の商店街の有志が、この法律の思想に共鳴し、保護少年のためのサマースクールの開設資金の造成などを目的に、自発的に同年7月13日から1週間にわたって「犯罪者予防更生法実施記念フェアー(銀座フェアー)」を開催しました。

2  矯正保護キャンペーン
 この銀座フェアーが刺激となり、また犯罪者予防更生法施行1周年を記念して、その翌年の昭和25年7月1日から10日まで、「矯正保護キャンペーン」が全国的に実施されました。このキャンペーン期間中に、前年の銀座フェアーに示された一般市民の熱意と善意を高く評価して、保護司全国協議会、映画会、記念スタンプ、リーフレットの配布、街頭宣伝活動などの啓発活動が全国的に実施されました。街にあふれる戦災孤児、犯罪や非行の激増による社会不安の増大、インフレや物資不足で余裕のない生活の人々にとって、不幸な少年に対する思いやりや愛の心を呼び戻し、殺伐とした世相に明るい光をともしたとも言われています。

 3  “社会を明るくする運動”の誕生  
  昭和26年7月、「銀座フェアー」と「矯正保護キャンペーン」を通じて、犯罪の防止と犯罪をした人たちの立ち直りには、一般市民の理解と協力が不可欠であるという認識を深めた法務府(現在の法務省)は、この啓発活動を将来とも継続して一層発展させる必要があるとして、“社会を明るくする運動”と名付け、国民運動として世に広げることにしました。(インターネットより転記しました)

このように続き今年で64回目となります。

西都での活動は


http://blog.goo.ne.jp/1046monochrome/e/e6f420d97b762e72a842b97128d519c1

に書いています。

「社会貢献活動について以前ブログに書きました、それでは・・

保護観察中の人たちが地域社会に貢献する活動を行うことを通じて,立ち直ることを目的としています。
  社会の役に立つ体験を通じて,人の役に立てるという感情や社会のルールを守る意識を育みます。

保護観察所が実施する社会貢献活動に参加する保護観察対象者は,公共の場所での清掃や,福祉施設での介護補助など,社会の役に立つことを体験します。

活動を通じた人とのかかわり。

 保護観察対象者は,民間ボランティアの方々と共に活動を行う中で,様々な人とのかかわりを経験することができます。

「自分でもできる」という気づき。

 保護観察対象者は,活動をやり遂げることにより,自分が役に立てるということに気づくことができます。
 また,様々な人とのかかわりを通じて,社会に貢献することの意義や,社会のルールを守ることの大切さに気づくことができます。

社会のチカラで犯罪や非行からの立ち直りを支え,助けることができます。

 社会貢献活動は,活動ができる場所,共に活動するボランティアがあって初めて行うことができます。
 犯罪や非行からの立ち直りを支援する,社会のチカラを待っています。

色々な育ち方があります。子供は当然親を選べません、それがどんな環境であったとしても、ただ運命に従うのみです。

片や子供を育てる力、智慧、教育(昔は同一世帯に2,3世代があり、その中で補完していた部分もあります)もないまま、子供を授かった親たちもいます。

世界的にも恵まれた日本という国の中でも、子が育つ環境は千差万別です。

負の環境が法に反することを子供達にさせてしまうかもしれません。勿論それ以外に色々な要因はあるとは思います。

保護司というのは、犯罪を犯した人の更正を手助けする存在です。何を置いても、再び犯罪を犯さないようにと願い、努力する者たちです。

ですが、再犯率はやはり多いです、これは断言できますが再犯を無くす環境(社会)が出来れば、犯罪件数は飛躍的に下がります。

そこで、法務省(保護観察所)は考えました、ある種の人たちにとって(特に親からの愛情を受けなかった子供)社会に貢献する活動をするのは、自らを変える機会になるのではないかと・・。

私はPTA活動を通じ、素行が乱れる子供達の身上をいくつも見てきました。その中で最大の要因は「自己肯定感」が育ちきれなかったと感じていました。自己肯定感が育つかどうかは家庭環境が左右します(それ以外にも要因はありますが、最大の要因は家庭環境です)

自己肯定感が欠落すると「自分は幸せになれない・・(悲観的、努力する力がわかない)」「いつか自分の本性がばれる・・(無理に人に合わせ、よい子を演じてしまい、不運な場合ある時期に爆発してしまう)」「どうせ、俺なんか(私なんか・・)・・(どうでもいいと非行に走る)」という考えが浮かび、非行に走ることがありました。

そんな中で、せめて保護観察期間中に社会に貢献する作業をする事を通じ、「あれ、自分も人のためになるんだ」と気づくことが出来れば、自己肯定感が育ち、更正への道が開けるのです(勿論全てではないです、何パーセントでも救われれば良いと思います)。

以上です、そんなこんなで原稿書いています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする