ぶらぶら人生

心の呟き

瑠璃光寺五重塔と梅

2007-02-25 | 旅日記
 この日(22日)のお天気は、お日様マークから、いきなり傘マークになっていた。  
 いつ降り出すかと案じたが、雨の気配はなさそうだったので、友人とタクシーで瑠璃光寺に向かった。
 幾度も瑠璃光寺に行っているのに、不思議なことに、梅の季節には訪れていなかったので。
 五重塔周辺は、おとなう人も少なく、ひっそりとした佇まいであった。
 程よい数の梅の木があり、塔との調和が保たれていた。

 タクシーの運転手は、写真に趣味のある人らしく、この位置からがいいなどと、撮影ポイントを教えてくれた。
 夜はライトアップされて美しいと話し、その光景の撮影技術まで語り聞かされたが、私はデジカメに任せっきりだし、友人はカメラを持とうとさえしない。
 運転手は、かつて携帯カメラに収めた五重塔の写真を見せながら、構図のよさを誉めて欲しげであった。

 4時過ぎ、ホテルに到着。
 病み上がりの友人の負担にならぬよう、ゆっくりと休息し、同じ歳月を生きてきた者同士、来し方や残り少ない未来を語り合ったりした。

 夜ふけて、窓の外を眺めると、温泉街は雨に煙っていた。
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二種類の馬酔木 (懐古庵)

2007-02-25 | 旅日記
 2月19日のブログに、今年始めて見た馬酔木のことを書いた。
 それは、Sさん宅の庭に咲いている馬酔木であった。萼と花弁の色の配合が、とても見事な花だった。

 懐古庵の花活けには、二種類の馬酔木が挿してあった。
 白とピンクと。(写真 22日)
 淡い、春の色。
 
 花と出会う場所ごとに、花に人との思い出を重ね合わせることになるに違いない。
 白やピンクの馬酔木を見ると、懐古庵で友と語らった日を思い出すだろう。
 
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友人と懐古庵で

2007-02-25 | 旅日記
 ひと月前、自らの誕生日を祝して、湯田温泉「セントコア山口」に一泊し、夕食にふぐ料理をいただいた。
 ふぐ大好きの友人に、そのことを伝えたら、一緒に食べに行きたいという。
 ご主人と行くことを勧めたのだが、彼女は、私と行く方がいい、というのだ。
 たまには家庭のしがらみから解放され、自由になりたいのだろう。それに、昨年暮れから歯の治療で難儀し、初釜のお茶会では、隣席の人から風邪を貰い、まいっているのだという。
 私も昨年の1月には、ひどい風邪を引き、食事が欲しくなくて憔悴したので、難儀のほどはよく分かる。
 そこで、彼女の気分転換のために、22日に会うことになったのだ。

 山口駅で会って、駅前の「懐古庵」へ行った。まずは、お抹茶をいただこうということになって……。
 先月は節分飾りのあった位置に、雛飾りが置かれていた。(写真)
 このお店は、和菓子屋さんらしい心遣いが、隅々にまで行き届いている。
 考えてみると、2月も残り少なくなっている。今年も、はやお雛様を飾る季節到来ということだ。
 なんにもしないで、このふた月を過ごしたと、友人は嘆く。体重が6キロも減ったというのだから、相当苦痛な日々だったのだろう。
 それに比べて、私の方は比較的快調なふた月だった。しかし、不安がないわけではない。生身の体には、不意に原因不明の痛みが生じたりする。
 しかし、神経質になり過ぎないようにと、自戒している。

 おいしいお抹茶をいただいた後、瑠璃光寺を回って、湯田へ向かうことにした。
 
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