R.U.S.E.が発売されたから買ってきたよ!

2010-09-09 19:21:08 | Wargame: EE



本日9月9日は、第二次世界大戦RTSであるR.U.S.E. の発売日。
ってことでさっそく買ってクラン員とプレイしてきました!
とはいっても、R.U.S.E. がどういうゲームかは以前のDEMO版の時 に書いているので、今回は簡潔に。

ゲームシステムやバランスなどには画期的な変化は見受けられなかったけど、MAPがたくさん増えてて、
これからもプレイヤーによるMODやカスタムMAPなどが出始めたらもっと楽しめそう。
とりあえず昨今のRTSの中でもR.U.S.E.はとても面白いよ!




クラン員のryuzakiと対戦。
ryuzakiはアメリカ、俺はドイツ。
彼は主に航空兵器を主力に据えるプレイスタイルが多く、
俺はアメリカ軍の攻撃機を88mm砲と20mm対空機関砲で迎撃しつつ、
キングタイガーなどの装甲部隊で進撃する。




その後はryuzakiとチームを組み、外人さんや他の日本人PTなどと対戦。
2on2対戦はチームとしての連携力が試され、1on1とはまた少し勝手が違う。

R.U.S.E.は4on4までの対戦人数をサポートしており、さすがにそこまで大規模になると、
それぞれの運用ユニットや戦線の担当など、指揮や役割分担が重要になりそうである。
他のクラン員も購入するようだったらやってみたい。




この時は俺はドイツ軍の戦車や歩兵で戦線を押し上げて、
アメリカ軍のryuzakiには主に爆撃機などの航空兵器を担当してもらった。
R.U.S.E.は違う国家を使用しても同じチームとしてプレイできるので、
それぞれ国家の得意分野を活かす形となった。
敵軍の砲や歩兵が隠蔽されてる森や、要塞化されたトーチカをryuzakiの爆撃機で焼き払ってもらい、
俺の装甲部隊で進撃突破するなど。


最近新しいゲームがなく暇だったけど、これで当分は楽しく過ごせそう。


2011年度の概算要求でAH-64Dアパッチが調達再開

2010-09-06 21:39:40 | 軍事ネタ



先月末に防衛省より公開された平成23年度の概算要求。
各種調達兵器や研究の予算が盛り込まれた書類ですが、
その中にAH-64Dアパッチ の記述がありました。

陸上自衛隊は対戦車ヘリとして既にAH-1Sコブラ を90機保有していますが、
コブラは世界最初の攻撃ヘリであり陸自でも運用開始からもうすぐ30年経とうとしています。
老朽化に対応するために次期攻撃ヘリ選定(AH-X) が行われており、
AH-Xで選定されたAH-64Dアパッチは62機調達するものとして2002年度から陸自に納入されていました。

しかし、同時期にアメリカでの生産が終了したAH-64Dアパッチの調達費は高騰化し、AH-Xは62機から13機までの計画に縮小された他、
一機200億円超という主力戦闘機並の調達費に、とうとう2007年度の10機目の調達を最後にAH-64Dの調達は中止されています。

そして平成23年度(2011年) の概算要求で唐突に浮上したAH-64Dの1機のみの調達再開。
このまま予定通り13機までの調達を再開するのかな?
しかし、54億円とは破格に思えるけど、何があったのだろうか。


AH-1SコブラAH-64Dアパッチ・ロングボウ

既に90機配備されているAH-1Sコブラは、数の上では陸自の攻撃ヘリ戦力の主力ともいえるが、
戦闘能力でいえば圧倒的にAH-64Dアパッチに分があります。
というのもまず機体規模が違うので兵装搭載量が大きく違い、

例えば陸自のAH-1Sは対戦車ミサイルを8発搭載できるが、
これがAH-64Dとなると対戦車ミサイルを16発搭載できます。
またAH-1Sは旧式機の為に、運用できる対戦車ミサイルはBGM-71TOWであるが、
AH-64Dが搭載する対戦車ミサイルはより最新式のAGM-114Lヘルファイアです。

TOWミサイルは有線誘導式で、発射から着弾まで目標を照準し続けなければいけない。
これは発射から着弾するまでその場を移動できないということであり、反撃される危険性が大きいです。
一方AGM-114Lヘルファイアミサイルは撃ちっ放し式ミサイルであり、発射後の誘導を必要とせず、
発射した瞬間から隠れたりができる為に反撃の可能性を大きく減じることができます。




また、AH-64Dのヘルファイアミサイルは稜線の向こう側にいる敵にも身を隠したままアウトレンジ射撃が可能であり、
これもAH-64Dの生存性向上に一役かっています。

他にもAH-64Dの搭載するロングボウ・レーダー火器管制システムは、
複数の敵を距離や脅威度によって自動的に優先度を算出しレーダーに投影することができ、
優れた索敵能力と識別能力、そして攻撃能力をもっていたり、他にも優れた機能を多く有しています。


以上のことから、AH-64Dは1機のみで現行のAH-1S数機分の働きが期待でき、ヘルファイアミサイル16発の携行数は、
理論的には上手くいけば1機で1個戦車中隊を殲滅せしめることが可能な搭載量ということです。
また近接距離での自衛程度の空対空戦能力も有しており、実際に航空機の撃墜戦果も挙げています。

この重武装さからAH-64Dアパッチは世界最強の攻撃ヘリともいわれており、
また山がちな地形が大半の日本本土では、通常は移動が困難な地形をヘリは高速移動でき、
そして山が身を隠してくれるという、もしも陸戦を行うなら攻撃ヘリの運用に向いた国土となっています。


AH-64アパッチはイラク戦争において、イラク軍の戦車隊陣地を攻めこみ、
30機中29機が損傷し1機撃墜されるという大損害を出したこともありますが、
いくら重装甲とはいっても所詮ヘリはヘリということです。
戦訓の1つということ以上の意味はなく、AH-64Dの有用性を減じるものではないでしょう。


今のところ陸自にはたった10機のみの配備で、これ以上満足に増える展望も今のところありませんが、
しかしこの度1機のみでも調達再開されたのはなかなか期待できることでしょう。


RO:HoSでは戦車の登場が確定!

2010-09-04 19:57:45 | 新作情報

『Red Orchestra: Heroes of Stalingrad』迫力のトレイラー公開!戦車に関する詳細も
http://gs.inside-games.jp/news/247/24760.html




リアル系軍事FPSであるRed Orchestraの新作、Red Orchestra: Heroes of Stalingrad (RO:HoS)
以前より戦車の情報が一切なく、もしや登場しないのでは?と懸念されていたのですが、
今回の情報で戦車が登場することが確定的となりました。
俺ら大勝利!

やっぱりROの重厚な戦車戦は他のタイトルでは味わえないものだし、
第二次世界大戦の東部戦線を舞台にしているのだから戦車は欠かせないよね。
最初に登場するのはドイツ軍のIV号戦車とソ連軍のT-34戦車らしく、
あとは順次無料パックとして追加していくという。
パンターとかティーガーとかは早めに欲しいなぁ。


戦車関連のシステムにもかなりの改良があるようで。

■広範囲に及ぶダメージシステムを搭載。
・光学機器、エンジン、トランスミッション、砲塔の旋回機能、燃料タンク、駆動輪、履帯などが個別にダメージを受ける。
・装甲を貫いた砲弾は内部の乗組員にもヒットする。


エンジンや履帯損傷で機動できなくなったりとか、燃料タンクやられて炎上、
弾薬庫誘爆で即死などは今までもあったけど、今作はさらに細かくなるみたい。
光学機器をやられて照準がつけられなくなるとか、砲塔がやられて旋回しなくなるとかだろうか。
トランスミッションをやられて振動が制御できなくなるとか、夢が膨らむな!


■リサプライエリアでの修理を可能にする考えがある(現在はプロトタイプ)。

これは前作にもありそうでなかった機能。
これをやるとリアリティーが薄まる気がするけども、しかし戦闘に勝って補給するときに、
せっかく勝ったのだから修理をしたいと思うことがあるのも確か。
BF1942みたいに最前線で撃ち合いながら修理・・・とかできなくすればアリかな。
いちいち戦線後方に戻らないといけないとか。


■戦車兵を選んだ場合、戦車をロックし他の人が乗り込めるかどうかを選択することができる。
■戦車兵は戦車の中でリスポーンする。


この2つはかなり重要な変更だなぁ。
戦車の中でリスポン出来ればラクだし、1輌の戦車にクラン員だけと搭乗したいときとか、戦車をロックできるのはかなり良い。
よく操縦席に見知らぬ人が乗り込んできて勝手に動かされるとかあるし。


■プレイヤーが一人で戦車を操作する場合、他の座席には完全に機能的で知的なAI乗組員が乗車する。
・AI乗組員には容易に命令を与えられる(主砲操作時、移動キーを使用してドライバーに移動命令を与えるなど)。
・AI乗組員が生きている場合には即座に座席の変更が可能。死んでいる場合は座席の移動に時間がかかる(アニメーション付き)。
・失ったAI乗組員は車両リサプライエリアにて新たなAI乗組員を補充できる。
・AI乗組員は最大プレイヤー数に影響を与えない。


ここらへんもかなりの便利機能。
2人だけで戦車を操縦してる時に、AIが機銃席に乗ってくれると戦力に穴がなくて助かるね。
これで対歩兵戦能力が上がって、かなり戦車を市街戦でも使いやすくなるかな。
あまり機銃席にまでプレイヤーが搭乗してることってそう多くないからね。


しかし、戦車内部のモデリングやモーションは前作でもあった。
でもそれがさらに今作で細部まで作りこまれるとなると、
MODとかでユーザーが戦車やその他車両を作成することは今までよりも難しくなりそう。
まぁそれでも気合入った制作者はどうにかしちゃうんだろうけど。

前作ROでは戦車や車両はかなりユーザー作成のバリエーションがあり、
MODやカスタムMAPが物凄く豊富で、RO自体の完成度を引き上げていたと思うので、
RO:HoSでもそういうMODコミュニティーには期待したいものだ。


RO:HoSは2011年の第1四半期、つまり4~6月の間に発売予定。
さあみなさん、来年は東部戦線ですよ。


戦車と突撃砲と駆逐戦車と

2010-09-02 18:15:53 | 軍事ネタ



戦車 といえば。
旋回式砲塔に大きい主砲、分厚い装甲に無限軌道で機動する、走攻守を兼ね備えた陸上兵器。
ということは軍事に疎い人であっても、だいたい誰もが同様なイメージを抱いてるものだと思います。

しかし、戦車に似た特徴を持つ兵器は他にもあり、
ひっくるめて戦車と呼ばれがちな兵器も多数あります。




自走砲
広義には砲を搭載して自走する車両は全て自走砲ともいいますが、
狭義には大口径な榴弾砲を搭載して後方からの火力支援を行う車両を言います。
戦車などとの一番の違いは搭載する砲と照準方法。

基本的に戦車などは敵を直接照準に入れて射撃する直射砲を搭載するのに対し、
自走砲は観測員からの座標指示などによる間接照準を用いて射撃する曲射砲を搭載します。
この場合砲弾は弧を描いて山なりに飛び、射程距離が長くなる為、戦線の後方から火力支援することができます。

しかし遠方から山なりに飛ぶ為、直射砲に比べて発射から着弾までのタイムラグが長く、直接的に敵を照準することには向きません。
対歩兵部隊や軽車両などの対ソフトスキン目標に適した兵器で、戦車などの装甲化された移動目標への直撃を期待するものではなく、
あくまでも大口径榴弾の炸裂による面制圧兵器です。




駆逐戦車 とは、対戦車戦闘に特化した兵器。
戦車の車体を流用して高初速な対戦車砲を搭載し、一般的に同重量の戦車などに比べ、生産性や価格、そして火力に優れています。
砲塔が旋回しない固定砲塔タイプが多く、これは大口径な砲を搭載することにより固定砲塔とせざるを得ない場合と、
また旋回式砲塔よりも構造が単純で生産性に優れる利点があります。
固定砲塔の為に機動戦闘には向かず、主に待ち伏せ戦術を利用して敵戦車を撃破します。

しかしアメリカ軍やイギリス軍の対戦車自走砲などは旋回式砲塔を搭載し、
外見からはまるっきり戦車と区別がつかないものもあります。




突撃砲 とは、第二次世界大戦期にドイツ軍とソ連軍で運用された兵器。
戦車の車体を流用して大口径砲を搭載し、自走砲よりもより装甲化されて前線での戦闘に特化しています。
外見的にも特徴的にも駆逐戦車とよく似ており、一般的に同重量の戦車よりも火力に優れ安価だけど、
固定砲塔の為機動戦闘には向かない、主に待ち伏せ兵器。
駆逐戦車とは運用・開発目的の相違によって区別されます。

ドイツ軍のIII号突撃砲は当初は歩兵支援用に開発され、装甲化された車体と短砲身榴弾砲により、
歩兵と共に前進し敵陣地や塹壕などを破壊する、直接火力支援兵器でした。
前線で榴弾砲を機動させ、防護の為に装甲化し、直接照準で支援するという思想だったわけです。
なので搭乗員も戦車兵ではなく砲兵が運用しました。

しかし独ソ戦が始まり情勢が不利になり始め、戦車の数が不足するにつれ、III号突撃砲には駆逐戦車的な働きが求められました。
短砲身砲を長砲身化し初速と貫徹力を上げ、III号突撃砲は歩兵支援から対戦車戦闘も主任務となりました。
III号突撃砲はIII号戦車の車体を流用し、旋回式よりも単純な固定砲塔で生産性に優れ安価だったので、多数生産されました。
なので大戦後期においては駆逐戦車と区別する部分はほとんど無くなりました。

ドイツ軍のIII号突撃砲の活躍を受け、ソ連軍も同コンセプトでSU-122などの重突撃砲を配備しています。


スウェーデン陸軍のStrv.103、通称Sタンクアメリカ陸軍のM1128 ストライカーMGS

現代戦 においては、技術の発達による戦車の能力向上、対戦車ミサイルの普及などによって、上記の駆逐戦車や突撃砲という分野は廃れました。
しかし、スウェーデン陸軍が装備している主力戦車であるStrv.103 などは固定砲塔であり、
待ち伏せ戦術によって国土を防衛するという思想のもとに開発され、
外見も運用もまるで駆逐戦車そのものであるかのように見えます。

また、アメリカ陸軍が装備するM1128 ストライカーMGS は軽快な装輪装甲車でありながら105mm砲を装備し、
対戦車戦闘や歩兵支援などの直接火力支援任務に従事し、これは現代版の対戦車自走砲といえるのかもしれません。