四季彩日記

英国暮らしを経て、日本の美を再発見

Granada アルハンブラ宮殿 裁きの門

2008-01-18 08:11:47 | Weblog

グラナダは、イベリア半島最期のイスラム都市。
レコンキスタ(キリスト教徒によるイベリア半島再征服活動)
完了の地として知られています。

アルハンブラ宮殿は9世紀に建設が始まったといわれ、
14世紀にナスル朝宮殿(王宮)が完成。
この時代が王国の絶頂期で、その後、内紛により国力が衰え、
ついに(1492年)レコンキスタが敢行され、
宮殿はカトリックの女王の手に明け渡されました。

宮殿の内部に「滅びの美」を感じたのは、私だけではないと思います。

アルハンブラ宮殿への門のひとつ「裁きの門」。
門の中は、曲がり角のある暗いトンネルで、
まっすぐ通り抜けるわけにはいきません。
牢獄の扉と思われる壁もありました。
「裁きの門」の名の由来もこのあたりにあるのでしょう。

上の写真、壁龕の聖母マリア像(母子像)は
レコンキスタの後に掲げられたものだそうです。

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4 コメント

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歴史 ()
2008-01-18 14:25:32
アルハンブラといえば、ただギターの名曲という知識しかありません。
でも、ここへは歴史を学んでから訪れたほうが、
きっと興味倍増ですね。

レコンキスタ、イベリア半島の再征服活動の総称とか、
この言葉もはじめて知りました。

牢獄の門、裁きの門、
民族と宗教の争い・・
血なまぐさい歴史を肌で感じることができそうです。
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春さま ()
2008-01-19 08:10:10
春さま、こんばんは。

コメントをありがとうございます。
アルハンブラの曲、あまりにすてきなので、アップしようと思いましたが、
公にするには、著作権等のことで問題にならないとも限りませんので、紹介するのをあきらめました。

レコンキスタは高校の授業で習った記憶があります(笑)。
日本でもそうですが、お城(城砦)の歴史は戦いの歴史ですね。
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ヨーロッパの空気が (さくら)
2008-01-19 11:31:01
おはようございます。

ご無沙汰してしまいました。
お正月からのヨーロッパ各地旅行写真拝見しております。
最近の東京都内の建物は、ここはヨーロッパ?かと思うような街並みになってきましたが、やはり麻さんの写真を拝見すると、すぐにこれは日本じゃないね・・・と判ります。
空気がからりと乾燥してる明るい日差しが映し出されていますね。
アルハンブラは私もギターの曲しか思い浮かびませんでしたが、こうしてお城を拝見して勉強になりました。

こちらは暮れからお正月に風邪を引いてる人がとても多くて、私のまだ完治しておりません。
麻さんもお体御大切に。
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さくら先生 ()
2008-01-19 22:20:37
さくら先生。こんにちは。

お風邪がまだ完治していられないところなのに、お訪ねいただき、ありがとうございます。
東京の冬は乾燥しているので、なおのこと風邪が流行るのでしょう。どうぞお大事にお過ごしくださいませ。
こちらは、毎日雨か曇り・・という日々です。家の中は集中暖房で23℃前後はありますが、外は寒く、オーバーを着て歩きますが、また地下鉄などに乗ると暖かで、汗が出るほどです。(日本もルミネなどビル内はあたたかいですよね)そんなことを繰り返しているとやはり風邪っぽくなってしまいます。

ヨーロッパの建物は古い歴史を負っています。
アルハンブラでも一番古いのは14世紀ですから、もう気が遠くなるような過去です。
その重みがときには圧迫感として感じられること、しばしばでございます。

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