『花一輪、一輪毎の暖かさ』
雪が解けると春になる。まだ、2月だと言うのに20℃を超える気温。
山形では、10℃ほどですが、それでもダウンを脱いで魚釣りが出来ます。
昨日まで、ほとんど動かなかった浮きが、今日は加速度的に動いています。
確実に春が近づいている証拠です。
ひと冬、ほとんど餌を口にしなかった魚が、
そろそろ、春の乗っ込み(産卵)期に向かって、盛んに餌に挑み始めます。
それでも、例年の状況を考えると、まだまだ厳しい冬・そして雪なのですが、
今年は雪の替わりに雨が降る始末で、もう雪は降らないのではないかと
錯覚してしまいそうな毎日を送っています。
昔は、「大雪の年は、豊作だ。」などと言われたようですが、
大雪の年は、山に多くの雪が積もり、夏の渇水期に、水枯れを起こさずに
済んだことによるものと思われます。今では、多目的ダムが整備され、
余程のことが無い限り、水不足となることはありません。
ちょっと雪が降らなかったり、暖かな日があると、やれ地球温暖化である
とか、異常気象だなどと騒がれますが、気候という大きな波の中では
暖冬と評価すべきで、環境破壊とかに直ぐ結びつけない方が良いのでは
とも思います。
化学的には、雪が融ければ水になるものですが、やはり、東北人は雪が
解けると春になる。春を心から待つ毎日です。