連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

ゆっくりしてきなよ

2005-09-10 | オバ友
電話が鳴っている「誰だよ、朝っぱらから」渋々起き上がる夢さん。
「もしもし」「お早う、起きてた?」なんだ、オバサンかよ。

「なに、どうしたの?」「何でもないけど、起きたかなぁと思って」余計なお世話だ。
昨日から出掛けているオバサン。モーニングコールのつもりらしい。

「マリの散歩は行ってきたの?」「まだだよ、これから行くとこ」
「ちゃんと行かなきゃ駄目よ」「分かってるよ」「朝ご飯もちゃんと食べるのよ」

「ちゃんと、やってるから心配ないよ、もう切るぞ」信用してねぇんだからもう。
「はいはい、じゃ早目に帰るからお願いね」ハイハイ、わっかりました。
 
「ゆっくりしてくりゃ良いのに」俺の事なら心配ないって!
まずはマリの散歩に行って、それから朝飯だな。

だけどなんだな、一人ってのは気楽でいいよ。
「オバサンの居ない休日」タハッ、憧れだもんね!

文句言われる事もないし、まさに「至福のひと時」ってとこだ。
だけどさ夢さん、のんびりも良いけど、言われた事だけはやっておけよ。
  

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