
13日(水)に国立文楽劇場で行われた文楽三味線の藤蔵さんの会です。4月の文楽公演の時にロビーで藤蔵さん自ら手売りされていました。その時でも結構お席は埋まっておりましたが、当日はほぼ満席だったように思います。私は左側座席1列目でした。下手側の一段上がったところにあるお席です。文楽劇場の間口がそんなに広がっていないので、なかなか見やすい席でした。本公演でもこのお席、候補に入れようと思いました。
演目です。
「三味線組曲」
ソナエ寿式三番叟
道行 節オクリ
お園
勧進帳 延年の舞
小鍛冶
雪
野崎村
鶴澤藤蔵 鶴澤清志郎 鶴澤清馗 鶴澤清丈 鶴澤清公
「初代鶴澤藤蔵を聴く」
桂川連理柵 道行朧の桂川
関取千両幟 猪名川内の段
菅原伝授手習鑑 喧嘩の段
鶴澤藤蔵 亀岡典子
「素浄瑠璃」
近頃河原伊達引 堀川猿廻しの段
竹本津駒太夫 鶴澤藤蔵 鶴澤清志郎
「三味線組曲」は藤蔵さんの構成・編曲の演目でした。幕が上がると舞台中央に三味線さんが5人並ばれていました。いつも上手側の「盆」の上のお姿を拝見しているので、ちょっと不思議な光景でした。上に書いた曲を演奏されるんですが、曲目紹介は一切無くて、7曲を一気に演奏されました。おそらく、当日文楽劇場にお越しのほとんどの皆様は「あ、あれですね」とおわかりになるんでしょうけれど、私はわからなくて最後の「野崎村」だけかろうじて「あ、あれや」ってわかりました。できれば無粋になるのかもしれませんが、「ここからは○○○」って言ってほしかったなぁと、ちと思いました。
「初代鶴澤藤蔵を聴く」は産経新聞の亀岡典子さんが進行されました。初代の写真を見ながら、亀岡さんが藤蔵さんにインタビューするような形でした。初代の藤蔵さん、顔も男前でしたが、性格も男前だったそうです。レコードにもCDにもなっていない音源を聴きました。上にも書いたとおり、なーんもわかっていないワタシでも演奏も男前ってことはわかりました。藤蔵さんは落ち込んだ時、初代の音を聞いてご自分を鼓舞していらっしゃるそうです。義太夫さんもすごい迫力でした。
「素浄瑠璃」を聴くのは初めてかもしれません。津駒さんがお一人で1時間20分語られました。「堀川猿廻しの段」は永楽館で歌舞伎を見ました。愛之助さんの与次郎でした。ニンに合ってるお役でよかったです。今回、素浄瑠璃なので、当然のことながら人形は出ません。正直、ちょっと厳しかったです。「素浄瑠璃の会」って一度行ってみたいと思っていますが、まだまだハードルは高そうです。
この日の開演時間は17時30分でした。ウチの会社はイマドキ珍しい17時終わりなので、何とか滑り込みで間に合いましたが、普通のお勤めの方は難しいでしょうね。そのせいか、客席はお若い方がほとんど見当たらず、中高年ばかりでした。藤蔵さんのところにもそういうクレーム?が何人かあったようで、来年はお父様の九代目竹本源太夫さんの三回忌になりますが、その追善の会は7月8日(土)の午後2時開演となっていました。
タイトルにもなっている「太棹の響」、時折意識を失う失礼なお客のくせに、ワタシ好きなんです。文楽劇場で幕開きのお三味線の「ベーン、ベーン」って聞くと、ワクワクしてしまいます。「三味線組曲」、5人がいっせいに演奏されると、なかなかの迫力だったので、ぜひ、これだけのリサイタル?をお願いしたものです。
演目です。
「三味線組曲」
ソナエ寿式三番叟
道行 節オクリ
お園
勧進帳 延年の舞
小鍛冶
雪
野崎村
鶴澤藤蔵 鶴澤清志郎 鶴澤清馗 鶴澤清丈 鶴澤清公
「初代鶴澤藤蔵を聴く」
桂川連理柵 道行朧の桂川
関取千両幟 猪名川内の段
菅原伝授手習鑑 喧嘩の段
鶴澤藤蔵 亀岡典子
「素浄瑠璃」
近頃河原伊達引 堀川猿廻しの段
竹本津駒太夫 鶴澤藤蔵 鶴澤清志郎
「三味線組曲」は藤蔵さんの構成・編曲の演目でした。幕が上がると舞台中央に三味線さんが5人並ばれていました。いつも上手側の「盆」の上のお姿を拝見しているので、ちょっと不思議な光景でした。上に書いた曲を演奏されるんですが、曲目紹介は一切無くて、7曲を一気に演奏されました。おそらく、当日文楽劇場にお越しのほとんどの皆様は「あ、あれですね」とおわかりになるんでしょうけれど、私はわからなくて最後の「野崎村」だけかろうじて「あ、あれや」ってわかりました。できれば無粋になるのかもしれませんが、「ここからは○○○」って言ってほしかったなぁと、ちと思いました。
「初代鶴澤藤蔵を聴く」は産経新聞の亀岡典子さんが進行されました。初代の写真を見ながら、亀岡さんが藤蔵さんにインタビューするような形でした。初代の藤蔵さん、顔も男前でしたが、性格も男前だったそうです。レコードにもCDにもなっていない音源を聴きました。上にも書いたとおり、なーんもわかっていないワタシでも演奏も男前ってことはわかりました。藤蔵さんは落ち込んだ時、初代の音を聞いてご自分を鼓舞していらっしゃるそうです。義太夫さんもすごい迫力でした。
「素浄瑠璃」を聴くのは初めてかもしれません。津駒さんがお一人で1時間20分語られました。「堀川猿廻しの段」は永楽館で歌舞伎を見ました。愛之助さんの与次郎でした。ニンに合ってるお役でよかったです。今回、素浄瑠璃なので、当然のことながら人形は出ません。正直、ちょっと厳しかったです。「素浄瑠璃の会」って一度行ってみたいと思っていますが、まだまだハードルは高そうです。
この日の開演時間は17時30分でした。ウチの会社はイマドキ珍しい17時終わりなので、何とか滑り込みで間に合いましたが、普通のお勤めの方は難しいでしょうね。そのせいか、客席はお若い方がほとんど見当たらず、中高年ばかりでした。藤蔵さんのところにもそういうクレーム?が何人かあったようで、来年はお父様の九代目竹本源太夫さんの三回忌になりますが、その追善の会は7月8日(土)の午後2時開演となっていました。
タイトルにもなっている「太棹の響」、時折意識を失う失礼なお客のくせに、ワタシ好きなんです。文楽劇場で幕開きのお三味線の「ベーン、ベーン」って聞くと、ワクワクしてしまいます。「三味線組曲」、5人がいっせいに演奏されると、なかなかの迫力だったので、ぜひ、これだけのリサイタル?をお願いしたものです。