おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

坂田藤十郎さん

2020-11-14 22:59:09 | 訃報
 坂田藤十郎さんがお亡くなりになりました。88歳でした。12日に老衰でお亡くなりになり、お葬式はその日に済まされ、先ほど松竹株式会社から発表がありました。

 ヤホーニュースで見てびっくりしました。もう寝ようかと思ってたところでしたが、目が覚めました。本当にいつもお元気そうで、何より“艶々”されていたので、まだまだ舞台で拝見できると思っていました。来月の顔見世はこのコロナ禍でご高齢でもあることから、ご出演の予定はなかったのですが、落ち着けば歌舞伎座か松竹座で拝見できると思っていたので、残念です。最後に拝見したのは昨年の南座の顔見世かと。「金閣寺」の慶寿院尼で、骨折か何かでギブスで固定して出演してらしたと後で聞いたように記憶しています。

 以前は山城屋さんの“芝居がかった”演技は苦手でしたが、歌舞伎に足繁く通うようになって、だんだんと抵抗感は薄くなっていきました。一番感動したのは、新しい歌舞伎座の開場記念公演の「先代萩」の政岡、あの緋色のお着物に負けないとても素晴らしい政岡でした。

 最近はお芝居よりも襲名の「口上」が多かったように思いますが、それこそあの“芝居がかった”口上が「あぁ、これが歌舞伎よね」と思わせてくれていつも楽しみにしていました。

 あちらの世界で「上方風流(かみがたぶり)」のお仲間の米朝師匠や住太夫師匠、千之丞さんたちと再会され、早速にきっと盛り上がっていらっしゃることでしょうね。ご冥福をお祈りいたします。
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お江戸へGO!のはずでしたが…(4回目)

2020-11-14 14:50:17 | Tokyo
 今日から上京し、演舞場で大竹しのぶの「女の一生」、国立劇場で吉右衛門さんの「俊寛」と孝夫さんの「毛谷村」、歌舞伎座で亀ちゃんを見るつもりでしたが、この新型コロナウイルスの急激な感染拡大の状況を見て断念しました。政府は相変わらず「GO TO」へ行けって言ってるし、新幹線は毎日朝夕の通勤電車に比べればガラガラで三密度はずっと低いし、劇場の感染対策もバッチリで、すぐにマスクを外して話始めるおっちゃんがいる職場よりはずっと安全で、何も「止めろ」という条件はないのですが、ここ数日の数字を眺めていると何となくザワザワ、モヤモヤするところがあり、自主的に取り止めることにしました。夏場と違って、東京だけが突出して多いわけではなく、大阪も大概な人数になっているので、行かないから安全ってことでは全然ないと思いますが。12月は上京出来ますように

 ↑写真は孝夫さんの「毛谷村」です。ウキウキと演じていらっしゃる孝夫さん、御目文字したかったです

 とりあえず来月の南座の「顔見世」は取れたので、年内にもう一度孝夫さんを拝見する機会はgetしました。と言っても、超激戦のチケ取り、奮発して一等席のつもりでしたが全然なくて(10時ジャストに入ったのに)、仕方なく二等、三階席です。5分くらいで顔見世の第2部は全席売り切れました。ちょくちょく戻りをチェックしようと思います。

 
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