坂田藤十郎さんがお亡くなりになりました。88歳でした。12日に老衰でお亡くなりになり、お葬式はその日に済まされ、先ほど松竹株式会社から発表がありました。
ヤホーニュースで見てびっくりしました。もう寝ようかと思ってたところでしたが、目が覚めました。本当にいつもお元気そうで、何より“艶々”されていたので、まだまだ舞台で拝見できると思っていました。来月の顔見世はこのコロナ禍でご高齢でもあることから、ご出演の予定はなかったのですが、落ち着けば歌舞伎座か松竹座で拝見できると思っていたので、残念です。最後に拝見したのは昨年の南座の顔見世かと。「金閣寺」の慶寿院尼で、骨折か何かでギブスで固定して出演してらしたと後で聞いたように記憶しています。
以前は山城屋さんの“芝居がかった”演技は苦手でしたが、歌舞伎に足繁く通うようになって、だんだんと抵抗感は薄くなっていきました。一番感動したのは、新しい歌舞伎座の開場記念公演の「先代萩」の政岡、あの緋色のお着物に負けないとても素晴らしい政岡でした。
最近はお芝居よりも襲名の「口上」が多かったように思いますが、それこそあの“芝居がかった”口上が「あぁ、これが歌舞伎よね」と思わせてくれていつも楽しみにしていました。
あちらの世界で「上方風流(かみがたぶり)」のお仲間の米朝師匠や住太夫師匠、千之丞さんたちと再会され、早速にきっと盛り上がっていらっしゃることでしょうね。ご冥福をお祈りいたします。
ヤホーニュースで見てびっくりしました。もう寝ようかと思ってたところでしたが、目が覚めました。本当にいつもお元気そうで、何より“艶々”されていたので、まだまだ舞台で拝見できると思っていました。来月の顔見世はこのコロナ禍でご高齢でもあることから、ご出演の予定はなかったのですが、落ち着けば歌舞伎座か松竹座で拝見できると思っていたので、残念です。最後に拝見したのは昨年の南座の顔見世かと。「金閣寺」の慶寿院尼で、骨折か何かでギブスで固定して出演してらしたと後で聞いたように記憶しています。
以前は山城屋さんの“芝居がかった”演技は苦手でしたが、歌舞伎に足繁く通うようになって、だんだんと抵抗感は薄くなっていきました。一番感動したのは、新しい歌舞伎座の開場記念公演の「先代萩」の政岡、あの緋色のお着物に負けないとても素晴らしい政岡でした。
最近はお芝居よりも襲名の「口上」が多かったように思いますが、それこそあの“芝居がかった”口上が「あぁ、これが歌舞伎よね」と思わせてくれていつも楽しみにしていました。
あちらの世界で「上方風流(かみがたぶり)」のお仲間の米朝師匠や住太夫師匠、千之丞さんたちと再会され、早速にきっと盛り上がっていらっしゃることでしょうね。ご冥福をお祈りいたします。