「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

秋田こまち釉 完成!

2007年09月07日 | 釉薬



先日、秋田からご好意で送っていただいた釉薬原料を使って秋田こまち釉に挑戦しました。
まず今回は頂いた中から、土灰(美林秋田杉の皮やこばの灰)と籾灰(秋田こまちの籾殻の灰)
それに中国ソーダ長石の3種類で調合してみる事にしました。

プロの陶芸家はそれぞれにポットミルやスタンパーミルなどという粘土や釉薬の原料を細かく砕く
専用の道具を持っているのですが、
それを持たない我々素人にはそれなりの苦労があるのです。

それを察して、送ってくださったkarwen16さんから釉薬を作るにあたってのご丁寧なアドバイスを頂きました。





そのアドバイスにしたがって、まずは一番手ごわそうな土灰を念のためにフードプロセッサーに掛けてみました。
見た目は細かい粒子に見えますがこれがなかなか。




それから3種類の原料を並べて、再びジューサーミキサーに水を入れ、とりあえず
土灰だけを入れて、先日のように煙が出ないように、1分回して1分休む、
これを3回繰り返す。そして水を加えながら長石と籾灰を加えていく。
さらにミキサーを回し、ふるいを通してバケツに。
ミキサーで土灰を粉砕しやすいように、水の量は気にすることなく、
完成した後にうわみずを抜いて濃度の調整はすることに。

この作業を繰り返すこと5回かな?
毎回濃度は違うのでバケツに完成した釉薬をもう一度攪拌し、
まとめてもう一度、ふるいに通す。






完成した秋田こまち釉、ワラ灰を使った自作の土灰釉が真っ黒だったので
黒いものと思いきや、意外と白かった。
そういえば籾灰はワラ灰と違って黒くないんだな、白いんだな。・・(なぜか山下清)

こうやって、先日からの自作土灰釉、自作白化粧土、今回の秋田こまち釉と完成したが、

早く結果を見てみた~~~い!!

karwen16さん、釉薬原料や丁寧なアドバイス、本当にありがとうございました。

コメント (8)
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