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気がつけばふるさと離れて34年

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厳寒の森

2021-02-14 16:03:00 | 日記
昨日の福島宮城の大地震時、私の実家がある地域では震度4だったそうですが、
それよりも強くて長い揺れだったと弟は言っています。
弟はテレビが倒れないように抑えながら「早く揺れがおさまれ」と祈っていたそうです。
今後大きな余震がないことを願っています。

ドイツは厳寒の日々が続いていますが、快晴なので厚着をして毎日森の散歩に出かけています。




沼の氷はなかなか融けません。




寒さで動きが緩慢になった野ネズミや孤高の風情のアオサギなど
普段は見かけない動物にも遭遇しました。




乗馬クラブで何故か飼われている2頭のバイソンは元々ロッキー山脈あたりが故郷で
寒さには慣れているためなのか旺盛な食欲でモリモリと干し草を食べていました。



帰りにはノロジカにも遭遇しましたが、撮影はできませんでした。
5年前にはノロジカの親子の撮影に成功しました!











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新型コロナワクチン接種開始 ー ⑥ (6週間経過)

2021-02-11 23:33:06 | 日記
新型コロナワクチンの接種が開始されてから6週間半経過しました。
接種優先グループ1の中でも最優先の介護ホームの入居者と職員、集中治療室(ICU)の医療従事者と救急隊員への訪問接種は
ほぼ終了し、今週の月曜日2月8日からは80歳以上の在宅者の接種が各接種センターで始まりました。
現在までに約250万人が第一回目の接種を済ませたということで、接種率はほぼ3%です。

私の住む地区(NRW州ケルン市)の接種センターの第一号接種者は105歳のエリザベス・シュトイベさんでした。
新聞に掲載された注射した医師のツァストロフ先生と接種後に歓談している写真です。


今日2月11日(木)はカーニバルの盛んなライン地区では「女たちのカーニバル」の日で、来週の月曜日はカーニバルが最高潮に達するローゼンモンタークでしたが、コロナ禍で全て中止になってしまいました。

コロナワクチン接種第一号のエリザベスさんはケルンのカーニバルをいつも楽しみにしていたひとりです。
亡くなったご主人ともカーニバルの集会で知り合いました。
接種後の感想は「これで来年のカーニバルはコロナ感染の心配なく楽しめるわ」と答えるほどお元気なおばあちゃんです。
ケルン市長さんからカーニバル協会の勲章をいただいてとても嬉しそうでした。

ところでエリザベスさんが受けたのはファイザー・ビオンテック社製のワクチンですが、
先頃日本では注射器の関係で当初予定されていたようにひと瓶から6回分ではなく5回分しか接種できず、
予定された接種者数を下方修正しなくてはならないとの記事がありました。

接種は0.3mlという極少量の原液を生理用食塩水で薄めてから注射されるのですが、この時使用される注射器は特にインスリン投与などに使われる特殊な注射器であまり市場に流通していないのだそうです。

ドイツでは接種開始直後から5回ではなく、6回使用する許可がおりているところをみると、この特殊注射器が十分に確保されていたということなのかもしれません。

そして昨日の新聞にはひと瓶から6回ではなく、7回使用する許可がおりたという記事が載っていました。
何故7回が可能になったかの理由の具体的な記述はありませんでした。
原則「0.3ml確保できる時に7回までの使用を認めるということで、あくまで同一瓶内だけで、他の瓶からの追加注入は禁止。また7回使用しなくてはならないということではない」とのことです。


(ピンクのマーカーのドイツ語sechs(6)とsieben(7)がわかるでしょうか?)

ファイザー・ビオンテック社製のワクチンは一回分約12€(日本円で1450円ほど)だそうですから、もし7回接種できるのだったら、
結構節約できますね。

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長雨後の散歩

2021-02-07 16:14:00 | 日記
長雨後、久し振りにのぞいた青空の下、森の散歩を楽しみました。
森には水たまりや沼が出現していました。






雨で土壌が緩んだことで、先日の強風時に倒れてしまった可哀想な樹も見かけました。




乗馬クラブでは白馬が陽光を浴びて気持ちよさそうに草を食んでいました。





まだ新しそうな男の子の靴が道路脇の枝に掛けられていました。



失くした男の子は今頃お母さんに叱られてベソをかいているかもしれませんね。

森村誠一原作の古い映画『人間の証明』のキャッチコピーで有名になった西條八十の詩『ぼくの帽子』が思い出されました。

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうね?
・・・・・谷底に落としたあの麦わら帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ。
僕はあのときずいぶんくやしかった。










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ワクチンが余る?

2021-02-06 18:07:00 | 日記
先日の地元紙に「ワクチンが余る」という記事が掲載されました。
といっても新型コロナワクチンのことではなくインフルエンザワクチンのことです。



日本同様、ドイツでもインフルエンザの感染者は普段の年に比べて激減しています。
確かに昨年9月、インフルエンザ予防接種開始の頃はワクチン不足が話題になったこともありますが、
新聞記事によりますと、大量に余っているインフルエンザワクチンの有効期限が切れると破棄され無駄になってしまい、
事前に購入貯蔵していた調剤薬局には大きな損失が生じるということです。

新型コロナワクチンの方は相変わらず品不足が続いています。
ご近所の友人のお姑さんは先日ようやく接種アポが取れたということですが、
第1回目は4月20日、2回目は5月11日だということです。
今後は供給量が増えると発表されていますが、それでも第3グループの私が接種できるのは夏以後になりそうです。

接種を受けると「予防接種証明書」にスタンプが押されたり、シールが貼られます。



最新の予防接種は2回受けた「帯状疱疹」です。
ドイツでは原則ワクチン接種は原則無料ですが、帯状疱疹はこれまで有料でした。
2年前から65歳以上への接種が保険適用で無料になりました。



接種証明書を見ると、これまでに多種多様な接種を受けています。
例えば1995年には、多分ケニア旅行出発前だったかと思うのですが、黄熱病の予防接種を受けたようです。



2009年に受けた豚インフルエンザのワクチンは「Pandemrix (パンデムリックス)」という名前です。
パンデミーを防ぐという意味が込められたネーミングだったのでしょう。









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怒り − ⑤ ( 偽造コロナワクチン )

2021-02-03 17:16:00 | 日記
昨日地元紙に小さい扱いでしたが中国で偽造コロナワクチンの密造団80人が逮捕された記事が掲載されました。



今日はテレビニュースでも報じられていました。
日本でも報じられたようですから、ご存知の方も多いでしょう。

事前に生理用食塩水が注入された注射器をコロナワクチンと称して高額に販売していたのだとか。
今回の摘発で3000本が押収されたそうですが、密造団は昨年9月から活動していたということですから、中国国内ばかりではなく他国に販売された可能性もあるそうです。
強い憤りをおぼえます。
反体制的な言論に関してはあれだけ監視しているのに、経済優先で人命を疎かにする犯罪の取り締まりはおざなりになっていることへの憤りもあります。

そういえば10年程前には粉ミルク事件もありました。
プロティンの含有量を高めるという理由だったかと思いますが、化学物質のメラミンを繊細な赤ちゃん向けの粉ミルクに混ぜて、死亡者や多くの腎臓障害が赤ちゃんに出ました。

薬の偽造で子供達が被害を受けたといえば『第三の男』が思い出されます。
グレハム・グリーン原作のこの小説は映画化されツィターの物悲しいバックミュージックで知られています。




この映画ではオーソン・ウェルズが演じるハリーが水増したペニシリンを注射されたために障害に苦しむ子供たちが入院する小児科病棟のシーンがあります。
「ペニシリンを打てば元気になれる」と夢見た子供たち同様、
高価格な偽造ワクチンを購入した人々も「これでコロナにかからなくて済む」と安心したことでしょう。

儲けるためには人の命がどうなろうと構わないというような人倫にもとる行為をする輩が出現するような所には
いつか神の鉄槌が下されるはずです。





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