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新型コロナワクチン接種開始 ー ⑥ (6週間経過)

2021-02-11 23:33:06 | 日記
新型コロナワクチンの接種が開始されてから6週間半経過しました。
接種優先グループ1の中でも最優先の介護ホームの入居者と職員、集中治療室(ICU)の医療従事者と救急隊員への訪問接種は
ほぼ終了し、今週の月曜日2月8日からは80歳以上の在宅者の接種が各接種センターで始まりました。
現在までに約250万人が第一回目の接種を済ませたということで、接種率はほぼ3%です。

私の住む地区(NRW州ケルン市)の接種センターの第一号接種者は105歳のエリザベス・シュトイベさんでした。
新聞に掲載された注射した医師のツァストロフ先生と接種後に歓談している写真です。


今日2月11日(木)はカーニバルの盛んなライン地区では「女たちのカーニバル」の日で、来週の月曜日はカーニバルが最高潮に達するローゼンモンタークでしたが、コロナ禍で全て中止になってしまいました。

コロナワクチン接種第一号のエリザベスさんはケルンのカーニバルをいつも楽しみにしていたひとりです。
亡くなったご主人ともカーニバルの集会で知り合いました。
接種後の感想は「これで来年のカーニバルはコロナ感染の心配なく楽しめるわ」と答えるほどお元気なおばあちゃんです。
ケルン市長さんからカーニバル協会の勲章をいただいてとても嬉しそうでした。

ところでエリザベスさんが受けたのはファイザー・ビオンテック社製のワクチンですが、
先頃日本では注射器の関係で当初予定されていたようにひと瓶から6回分ではなく5回分しか接種できず、
予定された接種者数を下方修正しなくてはならないとの記事がありました。

接種は0.3mlという極少量の原液を生理用食塩水で薄めてから注射されるのですが、この時使用される注射器は特にインスリン投与などに使われる特殊な注射器であまり市場に流通していないのだそうです。

ドイツでは接種開始直後から5回ではなく、6回使用する許可がおりているところをみると、この特殊注射器が十分に確保されていたということなのかもしれません。

そして昨日の新聞にはひと瓶から6回ではなく、7回使用する許可がおりたという記事が載っていました。
何故7回が可能になったかの理由の具体的な記述はありませんでした。
原則「0.3ml確保できる時に7回までの使用を認めるということで、あくまで同一瓶内だけで、他の瓶からの追加注入は禁止。また7回使用しなくてはならないということではない」とのことです。


(ピンクのマーカーのドイツ語sechs(6)とsieben(7)がわかるでしょうか?)

ファイザー・ビオンテック社製のワクチンは一回分約12€(日本円で1450円ほど)だそうですから、もし7回接種できるのだったら、
結構節約できますね。

コメント (2)
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