ケルンの東洋美術館で2月1日まで
「パウル・クレーとジャポニズム」展が開かれていました。
日本の浮世絵にインスピレーションを得て独自の画風を切り開いたパウル・クレー。
日本や中国の芸術、文学、道教や禅との関連に焦点をあてた展覧会ということで行こうと思っていたのに、常夏のハワイから厳寒のドイツに戻って、風邪をひいてしまいぐずぐずしているうちにすでに会期終了となってしまいました。
クレーの生誕地、スイスのベルンで2013年1月から5月まで開かれていた「ジャポニズムから禅まで、パウル・クレーと東アジア」展をほぼそのままケルンに移動させた展覧会だと訪れた友人が語っていました。
クレーは鈴木大拙の書を読んで禅に興味を持ち始めたとか、北斎漫画からの影響など展覧会を訪れた友人の話を聞くうちにもう少しクレーのことを知りたいとネットで調べてみました。
日本の芸術家も多くクレーから影響を受けていたのですね。
武満徹の音楽、池澤夏樹の文学、イケムラレイコの美術など。
詩人の谷川俊太郎さんはクレーの「天使」をモチーフに詩画集を出されています。

(ネットから拝借しました)
我が家の入り口にはクレーのポスターが懸かっています。
といっても私たちの所有物というわけではなく、「ちょっと入口が殺風景」だからとお隣さんが懸けてくれました。

それにしても展覧会、行けなくて残念でした。